第19回関東自衛隊剣道連盟主催(共催・東京地本)青少年剣道大会が12月7日、陸自練馬駐屯地体育館で開催された。この大会は剣道による健全な青少年の育成と親睦を目的として平成2年から開催されており、今回は、総勢45団体、66チーム、480人が参加した。 午前9時から始まった開会式では、選手入場、優勝旗返還、大会会長・輸送学校長の安部壽和陸将補による挨拶、来賓の東京地本部長・田邊揮司良陸将補が祝辞を述べ、選手宣誓、木刀による演武ののち、個人戦、団体戦が行われた。 選手達の熱気に包まれた会場では、日頃の練習の成果を見せようと随所で白熱した試合が展開され、応援する関係者・父兄の声援にも力がこもっていた。 また、大会に併せ東京地本がパネル紹介や装備品などの広報展示を行い、試合の合間に訪れた選手や関係者から注目を浴びていた。装備品を身に付けて嬉しかったのか、目を輝かせて走り出してしまい、担当自衛官を心配させる少年らしい元気な一幕も見られた。 第1回大会から運営を担当している東京地本総務課の須賀芳夫陸曹長は「募集広報の一貫として始めて以来、数多くの少年剣士が自衛官を希望してくれて、本当にありがたいことです。今後も大会が永続できるように、微力ながら協力していきたい」と話してくれた。 大会結果は次のとおり 〈団体(小中学生混成)〉 ▽優勝=蔵の街剣志会▽第2位=習志野剣志会A▽第3位=文化少年A、南千住警察署 〈個人戦男子(中学生)〉 ▽優勝=鈴木洋平(都剣友会)▽第2位=堀江祐哉(財・勝田若葉会)▽第3位=川上智久(勝田剣道少年団)、酒井一(成城警察署A) 〈個人戦女子(同)〉 ▽優勝=牧田みなみ(都剣友会)▽第2位=三原光夏(鬼高剣友会A)▽第3位=和栗宏恵(谷中道場)、吉岡夕希(荏原警察署)