12月12日、空自イラク復興支援派遣輸送航空隊の任務終結に伴い、浜田靖一大臣と第16期イラク輸空隊司令・北村靖二1佐とのTV電話会談が行われた。
会談の中で浜田大臣は「16期にわたって派遣されてきた全ての部隊が、この5年間の間に厳しい勤務環境の中で一人の犠牲者も出さずに、また一件の大きな事故も無く、パーフェクトに任務を成し遂げたことに対して、防衛大臣としてまことに誇らしく思います」と述べるとともに労いの言葉をかけた。この日、クウェートのアリ アル・サレム基地からイラクのアリ空港までの最後の空輸任務を終えた北村1佐は、「最後の最後まで気を抜くことなく引き続きしっかりと勤務してまいります」と改めて気を引き締めた。
政府は11月28日、イラクでの航空自衛隊による輸送支援任務を年内に終了させることを決定、これを受けて浜田大臣が空自による輸送活動の終結とイラク復興支援派遣撤収業務隊の編成の命令を発出した。輸空隊が平成16年1月に派遣されて以来、5年近くにわたって行われてきた空輸は合計821回を数え、輸送人員約4万6500人、輸送物資は約673トンにのぼった。 |