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自衛隊ニュース   1132号 (2024年10月1日発行)
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夏を送る

福知山駐、一般開放し
 福知山駐屯地(司令・佐藤教人1陸佐)は8月7日、駐屯地を一般開放し夏まつりを開催した。2千名を超える来場者が訪れてにぎわった。
 今年の広報ブース特別企画は「ガシャポンハンティング!」。駐屯地内に隠されたキーワードを見つけ出し、ワードを完成させたらミッションクリアとなりガシャポンを回せるというもの。見事ワードを完成させた子供たちは、ブースに駆け寄り列をつくった。
 子供広場では昨年に引き続き、「呼称・二三式ちびっこ戦車(資材運搬車)」が登場! 乗車した子供たちは戦車さながら?の揺れを体感し満面の笑顔で手を振った。
 綱引き大会には多勢の子どもたちが参加、82式指揮通信車(全備重量13・6トン)との対決を実施した。
 1回戦は小さな子供たちばかりの参加。引き始めた当初は全く動かせず続いて大人が応援に加わり、協力して見事に指揮通信車を動かし勝利。2回戦は小学生チームでの参加、さすがの力量で余裕で勝利した。
 まつりの最後はやぐらを囲み「福知山踊り」を総踊り。「ドッコイセ〜ドッコイセ〜♪」の掛け声とともに会場全体が一体となり、地域の方々や隊員家族、隊員らも大いに盛り上がった。
 駐屯地をより身近に感じてもらい、地域の方々や隊員家族、子どもたちの笑顔であふれた駐屯地夏まつりとなった。

信太山納涼祭
 信太山駐屯地(司令・三浦滋1陸佐)は8月8日、駐屯地納涼祭を開催した。
 プログラムは信太菊水太鼓リーダーによる大太鼓一本打ちとゲストの地元ダンスチームによるパフォーマンスで始まり、続いて行われたレンジャー隊員による訓練展示では7階建ての建物の屋上からロープを使用し実際にガラス窓を割って室内に突入する一連の戦闘行動を披露、納涼祭テーマである「信」と書かれた垂れ幕を降ろすと、来場者から大きな歓声と拍手が沸き起こった。
 その後も、駐屯地初の女性隊員による格闘訓練展示や、信太菊水太鼓及び駐屯地音楽隊の演奏を行い、夜が更けるにつれ祭のボルテージは高まっていった。
 会場が沸き立つ中で行われた「中隊対抗のど自慢大会」では、各中隊が歌に併せて筋肉美や地元のだんじり祭等をテーマとしたパフォーマンスを披露し、会場をさらに盛り上げた。
 新企画「納涼の館(おばけ屋敷)」では、会場となった建物から悲鳴が絶え間なく響き、出口から出てきた子供たちから「めっちゃビビッた!」「もう一回入りたい!」の声が飛び交っていた。
 フィナーレでは盆踊りを行い、隊員と地域住民とが一体となり交流を深めた。信太山駐屯地はこれからも地域の方々に愛される「明るく信頼される駐屯地」を目指し、日々の訓練や隊務に励んでいく。

くっちゃんじゃが祭りに
 倶知安駐屯地(司令・山口2陸佐)は8月3、4の両日、倶知安駅前通りで開催された「第62回くっちゃんじゃが祭り」に参加した。
 祭りはニセコリゾートエリアを有する倶知安町の特産品、じゃがいもの収穫を祝い、その魅力を伝える歴史と伝統を誇るイベントで62回目。
 第11音楽隊はオープニングに先立ち、ご当地ソング「WELOVE くっちゃん」の演奏と歌声で盛り上げ、ご当地キャラクターのじゃが太くん、じゃが子ちゃんも加わり観客を魅了した。
 駐屯地からは「阿波踊り」、「じゃがねぶた」、「じゃが千人踊り」に合わせて約200名の隊員が参加。
 「じゃがねぶた」は、突然の大雨により中止となったが、「阿波踊り」では大雨にも負けない力強い掛け声と和気あいあいとした踊りを披露し、沿道からの大きな拍手と熱い声援を受け、地域住民と一体となり会場を大いに盛り上げた。
 山口司令は笑顔で隊員を先導して要望事項である「和」、「地域とともに躍動」を自ら体現した。
 フィナーレでは「じゃが納涼花火大会」が開催され、倶知安町の夜空を明るく照らし、大盛況のまま幕を閉じた。
 翌日早朝からは「じゃが納涼花火大会」の会場で、山口司令をはじめ小さいお子さんから隊員家族まで各関係団体の方々と協力してゴミ拾いのボランティア活動を実施し地域の美化に貢献した。
 駐屯地はこれからも関係団体との連携を深め、「地域とともに躍動」を合い言葉に地域の発展に貢献していく。

しかおい7000人おどりで
 鹿追駐屯地(司令・三浦2陸佐)は8月11日、鹿追町の夏の風物詩「しかおい7000人おどり」において、盆踊りに参加する団体・個人の審査及び表彰式のプレゼンターとして参加した。
 鹿追駐屯地から、各部隊有志隊員等25名からなる1個チームが団体仮装の部に参加し、盆踊りを盛り上げるとともに、部隊の融和団結及び地域との一体感の醸成を図ることができた。
 駐屯地チームのテーマは、人気漫画「-MASHLE-マッシュル」でカツラ、赤いネクタイを着用し、顔にはマジックでペイント、真夏に関わらずコートを羽織り、登場人物に扮して額に汗をかきながら元気に踊って盛り上げた。
 踊りの後半には駐屯地司令も急きょチームに加わり、自ら踊りの先頭に立ち隊員達と踊りを楽しんだ。チームは団体仮装の部で第4位の成績を収めた。
 霧雨が降るあいにくの天気だったが、会場には鹿追町の飲食店が多数出展し、大勢の観客が訪れて踊り手に声援を送るなどとてもにぎやかなイベントとなり、地域の方々が駐屯地により親近感を持ってもらえる良い機会となった。

都城 魂込め 地域と共に

「たかお夏まつり」を共催

 都城駐屯地(司令・石岡1陸佐)は8月24日、駐屯地を一般開放し都城市鷹尾地区商工振興会との共催で「たかお夏まつり」を実施した。
 宮崎地方協力本部の募集ブースと連携したシャボン玉や射的等のちびっこ広場、ダンス会場、お化け屋敷等の各種催し物で来場者を迎え入れた。ステージ上では駐屯地近傍の都城市立西中学校の吹奏楽部と駐屯地音楽部との合同演奏を皮切りに大会会長及び駐屯地司令のあいさつ、鏡割り、乾杯を行い、各種演目が開始された。
 司会の軽快なトークで会場が沸き「DANCE STUDIO ELEMENT」、「都城聖ドミニコ学園高等学校」、「Miki dance studio」の3チームによるダンスショーや「南洲太鼓」による太鼓演奏、宮崎県を中心に活動する「ゆかちゃん・Land Cell.」の歌謡ショーでさらに盛り上がりを見せた。
 フィナーレでは花火が夜空をきらびやかに彩り観客からは「た〜まや〜」、「か〜ぎや〜」等と花火を称賛する声が上がった。40周年を迎えた「たかお夏まつり」は、約1万人の来場者を迎え大盛況に幕を閉じた。


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