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1072号 (2022年4月1日発行) |
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雪月花 |
KBS京都に楽しい番組がある。毎週火曜日17時半から放送のディスクジョッキー「内田あやJ-Country」だ。歌手の内田あやさんの歌とおしゃべりが人気でもう460回、10年近く続いている。内田さんは熱烈な自衛隊応援団で、中部方面の部隊はもちろん習志野や中央病院のイベントをはじめ北海道の遠軽駐屯地のコスモスフェスタにも駆けつけ、カリブ海のハイチで復興支援にあたる隊員にも自費で慰問をしてきた。2016年には護衛艦「あたご」の1日艦長、2012年には中央即応集団から感謝状を授与されている。そんな内田あやさんだからこの番組の中でも自衛隊関係の話題がよく出ている。自衛隊の行事から帰った時は陽気なキャラでその報告があり、筆者もうんうんとうなずきながら聞き入ってしまう。ここ1年はコロナ禍で自衛隊のイベントから遠ざかっているが早期の収束を待ちたい。この番組で人気の半分を支えているのが聴取者との交流である。テーマを出して次週放送までにメッセージをもらうあの聴取者参加番組だ。「内田あやJ-Country」は京都のローカル番組ではあるがradiko(ラジコ、全国のラジオが聞けるアプリ)を通して聞いた全国の聴取者からメッセージが寄せられており、内田さんが感想を交えながら紹介して毎回盛り上がっている。最近のテーマ「受験の思い出」。2浪したときは辛かったとの投稿に内田さんは「私も1浪しましたがそのお陰で良い友達に出会いました。浪人は決してマイナスではありませんよ」と元気付ける。出題する側も毎週毎週のテーマを考えるのは大変な苦心ではないかと思うが、おみくじのエピソード、好きな鍋、学生時代に帰れたら、バレンタインのチョコ等々バラエティーに富んでいる。筆者も何回か採用されたが「好きな俳優さん」の時に「田中邦衛さんが好きです」と送ったら、「口元が独特ですね、私もファンです」と同調してもらった。ラジオネームでの投稿ではあるが、自分の名前が読み上げられる時は多少くすぐったいが嬉しいものだ。 |
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