防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年10月15日号
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即自雇用企業主が訓練見学
《高知地本》
参加者から“貴重な研修"の声
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 高知地本(本部長・杉本嘉章1陸佐)は8月24、25の両日、即応予備自衛官雇用主等9名を招へいし、高知駐屯地の見学と第47普通科連隊が日本原演習場で行う即応予備自衛官の訓練研修を行った。
 研修初日の高知駐屯地研修は、第50普通科連隊の支援を得て行われた。始めに地本本部に集合し杉本本部長から地本の役割と陸自の概要説明を受けた後、27年ぶりに開設された新高知駐屯地へ移動した。駐屯地では、副連隊長から四国を管轄する14旅団、この駐屯地に在住する50普連等の編成及び装備品について説明を受け、続いて人命救助セットの展示、駐屯地施設を見学した。庁舎は勤務場所と居住区が一体になった建物で陸自初のオール電化設備であることや丘陵地にできた駐屯地の広さ、施設の大きさに参加者は驚いていた。
 2日目の日本原演習場における研修は、47普連3科長によるブリーフィングの後、マイクロバスに乗車し演習場内へ移動。01式対戦車ミサイル、軽装甲機動車からの発煙弾の発射訓練を研修した。間近で見る対戦車ミサイル発射は初めてという企業主らは、即応予備自衛官のキビキビとした行動のもと行われた訓練の一端を演習場で見学し、駐屯地での会食・装備品展示説明を受けて研修は終了した。参加者からは、「貴重な研修をさせて頂きました」との感想が聞かれた。
 高知地本では、今後とも研修等を通して即応予備自衛官制度を広報していきたいとしている。


音楽隊員が演奏技術指導
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《滋賀地本》
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 滋賀地本(本部長・西前英成1陸佐)は9月3日、県内中学校2校で第3音楽隊による技術指導を実施した。これは高島市立安曇川中学校及び同市立今津中学校の吹奏楽部員33人に対して行ったもの。
 各パートに分かれ、それぞれ専門の隊員が丁寧に指導した。始まった直後は緊張していた生徒たちも、演奏を交えた技術指導を通じてすぐに打ち解けた様子で、各楽器を演奏する上でのコツや練習方法などのアドバイスを受けた。指導は終始和やかな雰囲気の中で行われ、部員たちは「最初はとても緊張したけれど親切に教えてもらいました」「今日教えてもらったことを忘れず、もっと上手くなるようにこれからも練習を頑張ります」など、とても感激した様子で熱く感想を語った。

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《岐阜地本》
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 岐阜地本(本部長・後藤雅人1空佐)は8月20日、海自舞鶴音楽隊による県内高校生に対する技術指導を支援した。
 今回の技術指導は、翌21日開催の音楽演奏会で共演する岐阜県立可児高校吹奏学部からの「ぜひ音楽隊の皆さんの技術指導を受けたい」という希望を受け、実現した。
 指導はパートごとに分かれて実施。指導中はどの生徒たちも音楽隊員の言葉に熱心に耳を傾けるとともに、分からないことは積極的に質問するなど、和やかな雰囲気の中にも生徒の真剣さが感じられた。生徒からは「今日は色々なことを教えてもらった。これを今後の練習にも活かして、もっとうまくなりたい」「明日の演奏も楽しみ」と感想を述べた。
 岐阜地本では、「技術指導及び翌日の演奏会は大成功に終わった。今後も音楽隊等部隊とともに、地域の若者や一般市民の皆様に対して自衛隊を理解してもらえるよう積極的に活動を続けたい」としている。


合同企業説明会を開く
《香川地本》
38社参加
隊員が積極的にアピール
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 香川地本(本部長・萩庭賢了1陸佐)は9月3日、丸亀市内のホテルで香川地区合同企業説明会を自衛隊援護協会広島支部とともに開催した。
 依然として厳しさが残る雇用情勢の中、香川県内外の優良企業38社と就職を希望する任期制隊員ら40名が参加。はじめに、善通寺駐屯地で合同企業説明会に参加する隊員らに再就職に向けた教育及び面談要領などについて徹底を図り、午後からの企業説明会に臨んだ。
 説明会は、自衛隊援護協会広島支部長、香川地本部長の挨拶から始まり、次に参加隊員の元気な自己紹介と企業側のPRが行われた。企業との面談は初めてという参加隊員が大半で、緊張した表情をしながら希望する企業の担当者から説明を受けた。開催中は14旅団副旅団長の井上武陸将補(=善通寺駐屯地司令)が視察に訪れ、隊員の真剣な面談状況に感心していた。
 隊員たちは、限られた時間内で就業の具体的な内容や雇用条件を確認して、いくつものブースを駆け巡った。活気に満ちた面談時間はあっという間に過ぎ、説明会は終了。参加した隊員からは「入社したい企業が見つかった」「希望企業について勉強し、早期に内定を取り付けたい」などの感想があり、大きな成果を得ていた。
 説明会終了後は参加企業と中隊長及び援護担当者による意見交換を行い、参加企業から合同企業説明会参加の感想と隊員の印象、参加中隊長による隊員指導について話し合われた。
 香川地本の担当者は、「今後も優良企業に参加してもらえるよう積極的な働きかけを行っていく。また、今後は参加企業と具体的な採用調整を実施し、早期に採用決定を取り付けたい」と意気込みを話している。


護衛艦「くらま」一般公開を支援
《函館地本》
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 函館地本(本部長・東井勇治1空佐)は9月11、12の両日、函館港万代埠頭において海自第2護衛隊群所属の護衛艦「くらま」の一般公開を実施した。
 初日は小雨の降る中、多くの市民が訪れた。艦上での説明を受けた市民からは「30歳の船とは思えない」「大砲2個ついているんだ」などの感想が聞かれ、市民の艦艇に対する関心の高さが伺えた。2日目は天気に恵まれたことから、海上自衛隊ミニ制服の試着に多くの家族が訪れ盛況した。
 函館地本では、「将来を担う募集広報だけでなく、海上自衛隊の勇姿を多くの市民に周知できた。これからも更なる募集基盤の拡充を図っていく」としている。


更なる関係強化へ学校説明会を実施
《福島地本》
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 福島地本福島募集案内所(所長・挽地3陸佐)は8月4日、「学校法人福島成蹊学園・福島成蹊高等学校」から依頼を受け、特別進学クラスの学生約120人に対し防衛大学校の説明会を実施した。
 同校は毎年多数の合格者を輩出するとともに、教職員等に対する防大・防医大研修にも積極的に参加し、自衛隊受験に対する理解を深めている。
 説明会では、挽地所長と担当広報官の福島2曹が防大の概要を分かりやすく説明した後、夏季休暇を利用し、母校を学校訪問中の防大1年生の松本学生が学校生活について説明した。参加者からは松本学生に対し「訓練はどんな内容ですか」「学校施設は充実していますか」など多数の質問が出され、松本学生は後輩に適切なアドバイスを行い、参加者は防大への理解を深めていた。
 挽地所長は「今回の説明会の実施により更なる学校との関係強化が図られた。今後もこのような機会を増やし、志願者の確保に努めていきたい」と話した。


懸命に募集広報
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《千葉地本》
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 千葉地本(本部長・伊藤元万1海佐)は9月1日、九都県市合同防災訓練・千葉県会場で募集等広報を実施した。災害派遣等に関心を持つ県民に対し絶好の広報機会と捉え、各会場に広報ブースを展開した。
 主会場では不整地に足をとられた消防車、救急車が96式装輪車やレッカー車による救出作業に割れんばかりの拍手を受けた。その中で木更津募集案内所(所長・高崎1空尉)が第1空挺団の協力を受け、広報ブースを設け自衛隊広報を実施した。一方、サブ会場である海ほたるでは、広域的な一般の観光者も見込み、東京地本、神奈川地本と共同で募集等広報ブースを開設、第1ヘリ団の支援を受け宿営用天幕の展示を行った。
 すっかりおなじみになっている地本キャラクターの千葉衛(まもる)翔(かける)もミニ制服コーナーでの試着・記念写真でちびっ子の人気者となっていた。
 募集広報コーナーにおいても自衛官にチャレンジしてみたい若者がアンケートや資料を持ち帰る姿もみられ、自衛隊広報とともに募集者獲得の一助になり実りある成果があった。

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《鳥取地本》
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 鳥取地本(本部長・荒関和人1陸佐)は9月2、3の両日、県内で地本部員全員による第2回総員募集を実施した。締切りが迫った募集種目を中心に一人でも多くの受験者を獲得しようと、部員たちはラストスパートをかけた。
 地本部員一人ひとりが「受験者を獲得するんだ」との気持ちを胸に、集合住宅に募集用チラシの投函を行なったり、高校生の登下校時間帯に街頭に立ち自衛官募集案内が入ったポケットティッシュを配布した。「よろしくお願いします」と声をかけながら、部員だけでなく本部長自らも汗を滲ませながら懸命に活動するなど鳥取地本が一丸となって受験者の獲得に努めた。受け取った学生の中には、「自衛官募集だ」との声が聞かれ、早速興味を持った様子も見受けられた。実施した2日間で、募集用チラシ約5000枚を投函、ポケットティッシュ約5000個を配布した。


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