防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2010年9月1日号
-
1面 2面 3面 4面 5面 8面 9面 10面 12面

スポーツよもやま話
根岸直樹
松井(エンゼルス)帰国、阪神移籍?
-
 猛暑の中で、久々にプロ野球が熱い。特にセ・リーグの首位争いは、ファンの血を沸かせ、日を追うごとに激しさを増してきた。シーズン終了まで、この調子が続けばファンも大喜びだろう。
 注目したいのは、阪神の快進撃。戦力的に比較して巨人、中日とさして差はないように思えるのだが、真弓監督の作戦が功を奏しているのか、勝ちにつながるゲームが増えてきていることも事実。
「投手力は不安が多いが、打線がつながっている。特に目立つのが城島の加入。打つだけでなく、彼の捕手としての力量が見事に発揮されている。投手陣の踏ん張りは、城島に負うところが多い」とは、阪神出身解説者、評論家が異口同音に口にする評価だ。
 城島(健司=34。元ダイエー)は、2年残っていたマリナーズとの契約を破棄して日本に帰ってきた。「やっぱり慣れ親しんだ日本のプロ野球で、残りプロ人生を全うしたいと思った。メジャーは魅力十分だけど、日本人として、日本のファンに喜んでもらえる全力プレーをオレは選択した」城島。
 阪神は、打線の中心“兄貴"こと金本知憲外野手(42)がスタート時に故障でつまづき、7月に復帰したものの、年齢的にもう限界が近い。8月中旬のヤクルト戦で「打ち直しホームラン」などという快挙をやってのけたが、足・肩の劣えは否めない。ここは、打線の軸となる“大砲"を補強することが先決、というのが関係者の一致した意見だ。
 そこで浮上してきたのが、大リーグ・エンゼルスの松井秀喜外野手(36)。松井は昨オフ、ヤンキースから移籍した。古傷の両ヒザの問題などをも含めて「ヤンキースに残るよりも打って、走って、守れるポジションを得られそうな」エンゼルスを移籍先に選んだのだが、現状はかなり厳しい。1年契約というのもネックだ。
 8月下旬以降、1発長打も出るようになり、首脳陣も評価し直しているようだが昨オフ、FA獲得で張り合ったレッドソックスが一塁、外野要員として高く評価しているというウワサが流れてきた。
 松井の年俸は600万ドル(約5億4千万円)。「この高額年俸も気にかかる」とメジャー担当記者は見ている。松井は「今季はチームも自分自身も満足できない状態だ。しかし渡米したとき、最低10年は続けたい、初タイトルも欲しいし、優勝してWチャンピオンに、が夢なので…」と話しているので、条件で話し合いさえつけば、メジャーに踏み止どまる可能性は高いのだが、一方で「日本で出直し」のウワサも強い。
 そこで注目されるのが阪神の動き。古巣・巨人を差し置いて、城島で成功した阪神が「2匹目のドジョウを狙っている」のだ。“兄貴"金本の穴を埋めるのは「松井しかいない」というわけ。「このところ松井に“秋波"を送り続けている。5、8月に球団関係者がメジャー視察の名目で渡米した。当然、松井に接触しているはず。「あとは松井の返事待ち」といった極論まで出てきた。
 松井の「もう一度、Wシリーズの大舞台で暴れてみたい」気持ち、わからないでもないが、伝統の阪神・巨人戦で大暴れ、というのも選択肢のひとつではないか。蛇足だが、松井は少年時代「ガチガチの阪神ファン」だったそうだ。

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
That makes a difference
ザット メイクス ア ディファレンス
それはプラスになるね
-
 Hi!皆さん。暑い日が続いています。いかがお過ごしでしょうか。もうすぐ秋だというのに、そんな感じはありませんね。世界中で異常気象が続いています。最近の天気予報は、実に正確な情報を与えてくれます。特に、局地的に降る降雨量は正確そのものですね。1時間に50mmの雨が降ると伝えられてもなかなか理解できません。最近は、局地的と50nnと聞くと、床上浸水があるかもしれないと感じるようになりました。そこのところをもう少し具体的に報道でき、視聴者が判断できるようになるといいですね。考えてみると、日本人は世界で一番情報通の国民です。ただ、自然の脅威を忘れかけているかもしれません。
 さて、今回の表現は、“That makes a difference"「それはプラスになるね。」です。軍の改革が叫ばれて久しいのですが、この表現よく耳にします。最初は「差が生じる」と翻訳して、何かしっくりこない表現だと感じていました。あるときこの言葉を口にした米軍人にどういう意味で言ってるんだと尋ねたところ、「良くなる」ってことだと即答してくれました。変化することは、良いことだという気持ちです。変わるんだという気持ちですね。人間、変わるんだといって、悪くなることはあまり考えませんからね。ということで、「プラスになる」と訳しています。その他に、「大切だ、良くなる、良い方向に進む」という意味で使われます。便利な言葉です。
 朝夕は少ししのぎやすくなってきました。ここらで体を動かし始めると、秋には体力がつきます。チャレンジはどうでしょうか。毎日を楽しくストレスをためない、陽気な生活を心がけていきましょう。See ya!
〈スワタケル〉

9面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc