第21航空群(群司令・山本敏弘海将補)では7月2日、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処に従事していた第21航空隊搭乗員(派遣隊長・寺内孝夫3海佐)の出迎え行事を行った。
寺内3佐以下8名の派遣隊員は1月25日、館山航空基地を出発、海賊対処活動に派遣された護衛艦「おおなみ」に搭載の2機のSH-60Kとともに臨時乗組していた。この度、150日間にわたる過酷な任務を完遂し、無事帰国した。
派遣隊員家族及び来賓、基地隊員が派遣隊員を出迎える中、群司令が「諸君の活動は海賊対処を通じ、我が国が国際社会の責任ある一員であることを示したものであり、その意義は極めて大きい。これを誇りにするとともに、本行動から得られた多くの教訓を今後の業務等に活かし、部隊での中心となって活躍してもらいたい」と訓示したあと、派遣隊長は「任務行動を完遂し、本日8名の搭乗員とともに無事に帰国できたことをとても嬉しく思います。現地では空からの監視の目として航行する商船の護衛にあたりました。こうした活動が、国際貢献の一助となったと思うと誇りに感じます」と述べた。
第21航空群からは、現在ソマリア沖・アデン湾に派遣中の隊員を含め、これまでに延べ100人以上の隊員が、海賊対処法に基づく海賊対処活動に派遣されている。
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