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2010年9月1日号 |
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駐屯地夏祭り開催 |
2000人の観衆で賑わう |
《駒門》 |
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駒門駐屯地は7月27日夕、駐屯地を一般開放して駐屯地夏祭り行事を実施した。日が西に傾き、爽やかな風に後押しされたかのように、約2000人の観衆が国際活動教育隊庁舎前儀仗広場に集まった。今回は駐屯地50周年を記念して、関係の深い北富士駐屯地から北富士天王太鼓を招いて、勇壮な太鼓の音とともに盛大に盆踊りが始まった。
各部隊の踊り子は部隊対抗の優勝を目指し、当日まで課外を利用して踊りの練習に励んできた。中でも、第1機甲教育隊Bチームは練習に裏付けされた個人の高い錬度とチームワークにより見事優勝の栄光に輝いた。
各部隊の踊り子は盆踊りに没頭し、各模擬売店では低料金、高サービスにそれぞれ心地よい汗をかき、あっという間に3時間半の時が流れた。
時折小雨がぱらつく天候だったが、会場を訪れた御殿場市長はじめ、米軍、駐屯地協力者ら招待者も駒門の夏を大いに満喫していた。
駒門夏祭りは、盆踊りという良き伝統を地域住民・友人・家族等とそれぞれのスタイルで同じ時を楽しみ、隊員にとって日頃の厳しい訓練から解放された一時でもあった。 |
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納涼祭に5500人集う |
《小平駐屯地》 |
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小平駐屯地(司令・伊藤善寛陸将補)は7月22日、駐屯地を一般開放して、納涼祭を実施した。
日中は35度を超える猛暑が続き、駐屯地開放当初は訪れる人もまばらであったが、夕方頃になると例年どおり多数の人が駐屯地を訪れた。
駐屯地司令の開会挨拶、小平市防衛協会会長の共催者挨拶、次いで来賓紹介の後、小平市民踊会による盆踊り、地元沖縄民謡団体によるエイサーを実施して行事を盛り上げた。
納涼祭メインイベントの盆踊りは、小平市民踊会の方々をお手本に隊員や一般の市民など多数の人が輪になり、「炭坑節」、「小平音頭」、「東京音頭」を駐屯地太鼓部の力強い音色に合わせて踊り、大いに盛り上がった。
模擬売店は各店舗とも大盛況で、開店2時間程度で完売してしまった店舗もあったほど。どの店にも子供たちの明るい笑顔があふれ、売り子にふんする隊員と親しげに話す場面も見られた。
納涼祭は、小平駐屯地では年に一度の一般開放日で、近隣住民と良好な関係を築く良い機会と捉え、工夫を凝らして毎年実施している。今年度は、新本部庁舎が建設中であり、例年使用しているグラウンドが使えず、場所を変更して実施したため、盛り上がりが心配された。しかしながら、結果として約5500人もの市民の方々が訪れ、熱気あふれる納涼祭を今年も無事終了した。 |
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夏越まつりを支援 |
《大村航空基地》 |
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第22航空群(群司令・渡邊剛次郎海将補)は8月1日から3日の日程で開催された大村市夏の最大イベント「第31回おおむら夏越まつり」を支援した。
これは、おおむら夏越まつり協賛会(会長・松本崇大村市長)からの依頼に基づき毎年、実施しているもので、夏越総踊りへの参加、奉納演芸における海自阿波踊り(琴海連)の披露及び、まつり会場沿道の飾りつけなどの準備・撤収作業を支援し、夏越まつりを表・裏から盛り上げた。
まつり最終日の夏越総踊りと奉納演芸には、群司令以下、総勢120名(ちどり連、琴海連)の踊り子が参加し、会場を埋めた多くの市民・見物客を魅了し真夏の夜祭りに華を咲かせた。
特に、今年の奉納演芸に参加した本場徳島仕込みの阿波踊りは大人気で、メインステージでの踊り披露には、会場を埋めた多くの見物客から大きな拍手と声援が送られ、最後はアンコールの声援に応え、踊り子に混じり見物客も参加し、市民と共に阿波踊りを楽しんだ。また、祭りのフィナーレ総踊りには、23団体総勢約1500名の踊り子が参加する中、第22航空群は、ちどり連(群司令以下総勢80名)として参加し、見事「おおむら音頭賞」を獲得した。 |
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海の安全を祈願 |
《海自厚木基地》 |
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海上自衛隊厚木基地水泳部(部長・塩入英明2海佐)の有志が7月19日の海の日に、鎌倉市にある石上神社の例祭に参加し海の安全を祈願した。
石上神社は江ノ電「長谷駅」からほど近い御霊(ごりょう)神社の境内に祀られている。その昔、御霊神社の前浜(現在の由比ヶ浜)沖の岩礁に巨石があり、幾度となく船が座礁して多くの人命が奪われたことから、巨石の上部を海中から引き上げ、それを祀って石上神社と称したといわれ、今では海上安全、豊漁の守護神として崇敬されている。
この例祭は、「御供(ごく)流し神事」とも呼ばれ、海神の霊を鎮め、海難事故で亡くなった人々の霊を慰めるもので、御輿を船に載せ巨石のあった岩礁まで海上渡御が行われる。水泳部員は、地域の住民らと共に総勢約30名で海に入り、交替で御供(神前に供えた赤飯)を片手に持ちながら約1km先の沖まで泳ぎ、そこで御供を海中に流して安全を祈願した。当日は眩しい日差しが照りつける真夏日となったものの、南風が強く、時折り2mほどの波が押し寄せる厳しいコンディション。この高波に一般の泳者が手こずる中、水泳部員らは普段の訓練で培った持ち前の泳力を発揮。多くの観客の前で力強い泳ぎを披露し例祭の雰囲気を盛り上げていた。浜辺に戻った後、再び御輿を担いで海に入り御輿を海水で清めて一連の神事は滞りなく終了した。
この例祭に水泳部が参加するのは昨年に続き2度目、参加した部員らは、これからも泳ぎに関わるイベントがあれば精力的に参加し、部内外を問わず活動の場を広げていきたいと語っていた。 |
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