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自衛隊ニュース   1089号 (2022年12月15日発行)
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御遺志を受け継ぐ 追悼式しめやかに

自衛隊殉職隊員追悼式
 11月5日、防衛省慰霊碑地区(メモリアルゾーン)において、任務遂行中に不幸にして職に殉じた隊員を追悼する「令和4年度殉職隊員追悼式」が厳かに執り行われた。今年度(令和3年9月1日から同4年8月31日までに公務による死亡の認定を受けた隊員を基準)は、陸自16柱、海自15柱、空自4柱の計35柱が顕彰され、警察予備隊時代の昭和32年から始まった本式での顕彰者総数は2054柱となった。
 式には岸田内閣総理大臣を来賓として迎え、ご遺族や浜田大臣以下防衛省関係者らが参加し、約180名が御霊に思いを至らせた。
 岸田総理は「その尊い犠牲を無にすることなく、御遺志を受け継いでいきます」と追悼の辞を述べた。浜田大臣は「その御遺志を受け継ぎ、国民の生命財産および我が国の領土領海領空を断固として守り抜くために全身全霊で取組んで行く」と誓いの言葉を述べた。
 献花の後、遺族を代表して西川路純女さんが「生前、国防という崇高な使命のため、自らの信念を貫き職を全うした家族を誇りに思っております」と言葉を詰まらせながらも気丈にあいさつをした。
 静寂の土曜日の朝に響く、御霊に捧げられた3発の弔銃。不幸な事案が起きないことが一番だが、もしもの時、遺族に寄り添い続けられる防衛省・自衛隊であることを今後も期待したい。

第6師団
 第6師団(師団長・鬼頭健司陸将=神町)は10月22日山形県自衛隊殉職隊員追悼式を神町駐屯地において御遺族、来賓、駐屯地各部隊長及び隊員の参列のもと、厳正かつしめやかに挙行した。
 駐屯地体育館において第6音楽隊による国家吹奏後、儀じょう隊長(第20普通科連隊本部管理中隊・赤峰2尉)指揮の下、捧げ銃で拝礼した後に、参列者全員で黙とうを捧げ、哀悼の意を表した。
 執行者(師団長)が追悼の辞において故人の生前の功績を称え、故人らを偲びました。式の最後に、儀じょう隊による弔銃が厳かに鳴り響き、殉職隊員22柱のご冥福をお祈りした。

岩手駐屯地
 岩手駐屯地(司令・川間信太郎1陸佐)は9月3日、「岩手県陸・海・空自衛隊殉職隊員追悼式」を岩手駐屯地において挙行した。
 執行者(岩手駐屯地司令)は、「我々は、御霊のご功績・ご遺志を受け継ぎ、いかなる任務にも即動してこれを完遂し、国民の皆様に信頼される自衛隊であり続けられるよう、全身全霊で取り組む」と、追悼の辞を述べた。続いて、来賓を代表して滝沢市長の主濱了氏(当時)から「追悼の言葉」、ご遺族、ご来賓及び部隊長等による「献花」、「拝礼」、「弔銃」と進み、追悼式は厳粛に行われた。その後に隊友会会長の橋本勇氏と遺族会会長の山崎長作氏よりお言葉を頂いた。
 慰霊碑に刻まれた「英魂」の文字から伝わる志と信念を引き継ぎ、あらゆる事態・任務に対応する精強な部隊であり続けるとともに、「ONE TEAM岩手駐屯地〜県民と共に 未来へ〜」のスローガンの元、県民と共に歩む岩手駐屯地であり続ける決意を新たにした。

36普連など慰霊祭支援
 真田山旧陸軍墓地の秋季慰霊祭が10月22日、大阪市の同墓地で行われ、大阪市を受け持つ第36普通科連隊などが支援した。
 明治4年に設けられた同墓地は日本最古、日本最大の陸軍墓地。西南戦争から大東亜戦争に至る戦争に殉じた将兵のおよそ5100の墓碑が建立され、納骨堂には8200人の遺骨が眠っている。慰霊祭は公益財団法人真田山陸軍墓地維持会が挙行した。
 準備などには自衛隊が大きく関わった。36普連は奉仕作業を行い、当日は「国の鎮め」をラッパで吹奏した。また、千僧、伊丹、八尾各駐屯地修親会と大阪地本の修親会と曹友会、同地本女性防衛モニターOG会の総勢約200人が墓地の清掃などに当たった。
 当日は中方総監部、第3師団司令部、関西補給処、第4施設団、中方航空隊、空自奈良基地、大阪地本の各代表者と第36、第37両普通科連隊長が参列。吉川理事長が祭文を奉読し、「国の護りをお願いする」と語った。
 その後参列者は会場を移り、近藤力也元1陸佐(前FTC長、現予備1陸佐)の「先人の思い受け」と題した講話を聴講した。

第1特科団
 第1特科団(団長・牧野雄三陸将補=北千歳)は10月29日、北海道矢臼別演習場において、職種機能等強化(火力)訓練に先立ち殉職隊員慰霊碑追悼式を行った。
 この慰霊碑は、平成元年5月18日、第5特科連隊の実射訓練中に死亡した隊員の追悼のため、平成21年5月に第1特科団長(当時)の日高政広氏が建立、今年5月には、古くなった慰霊碑の補修作業を行った。
 追悼式には、第1特科団長の牧野雄三陸将補及び職種機能等強化(火力)に参加する北部方面隊の各特科部隊長が参列し、厳粛かつしめやかに執り行われた。
 この際、志半ばにして殉職された御霊に対し敬意と哀悼の意を表するとともに、安全管理に万全を期し訓練事故の絶無を誓うとともに、更なる練度向上を図るよう決意を新たにした。

第9師団
 自衛隊殉職隊員を追悼するため「令和4年度青森県陸・海・空殉職隊員合同追悼式」が10月8日、青森駐屯地において挙行された。
 本追悼式は、海上自衛隊大湊地方総監(泉博之海将)、航空自衛隊北部航空方面隊司令官(安藤忠司空将)との共催のもと、第9師団長(田尻祐介陸将)が執り行い青森県出身等の殉職者49柱が対象で、遺族や国会議員、自治体の長、各協力会長並びに自衛官らが参列した。
 式は、49柱の御霊に対する「拝礼・黙とう」の後、執行者から追悼の辞が述べられ「私たちは、大きな足跡を残された御霊の尊いご遺志を受け継ぎ、国民の生命・財産、我が国の領土、領海、領空を断固として守りぬく」と、誓いを新たにした。
 その後来賓代表から追悼の辞、参列者からの献花、ご遺族代表から謝辞をいただき、最後は隊員により空包を発射する「弔銃」で本追悼式は厳かに終了。その後、ご遺族は慰霊碑を参拝した。

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