防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
spacer
防衛ホーム
spacer
home
spacer
news
spacer
購読
spacer
2021 2023
2022年 INDEX
12月1日 12月15日
11月1日 11月15日
10月1日 10月15日
9月1日 9月15日
8月1日 8月15日
7月1日 7月15日
6月1日 6月15日
5月1日 5月15日
4月1日 4月15日
3月1日 3月15日
2月1日 2月15日
1月1日 1月15日

-

スペーサー
自衛隊ニュース   1089号 (2022年12月15日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 7面 8面 9面 10面 11面 12面

防衛ホーム スポーツ部
-
全日本ライフルMIX制す
体校の園田2曹・山田3曹ペア

 全日本ライフル射撃競技選手権大会・全日本選抜ライフル射撃競技大会が11月4〜6日、埼玉・長瀞射撃場で開催され、男女混合エアピストルで自衛隊体育学校射撃班(朝霞)のペアが優勝した。

 射撃班から山下敏和3陸佐以下13人が出場。男女混合エアピストル(ミックス、10メートル)にはピストルの日本屈指の選手、園田吉伸2陸曹と山田聡子3陸曹=東京オリンピック射撃ピストル日本代表=の2人が挑んだ。
 ミックスは、昨年の東京2020大会から新たに採用されたオリンピック射撃競技の正式種目。本戦で2人がそれぞれ30分以内に30発を撃ち、合計点の1位と2位のペアが決勝戦に進む。1時間15分で60発を撃つエア種目・個人戦と比べ、ミックスは正確性と速さが問われる。
 園田2曹・山田3曹ペアは、14チーム中1位で本戦を通過。小西ゆかり(飛鳥交通)・森川清司(広島県警)両選手ペアとの決勝戦に臨んだ。
 決戦戦は各選手が50秒以内に1発を撃ち、合計点の高いペアに2点(同点の場合1点)が加算される。これを繰り返し、16点を先取したペアが勝利する。
 園田2曹・山田3曹ペアは先制点を取られ、そのままリードされて試合が進んだ。14-10で "リーチ" をかけられたが最後まで決してあきらめず、ここから3連続ポイントを奪って逆転勝ちした。
 試合後2人は、「個人戦は不甲斐ない結果だった。ミックスは優勝するしかないと思っていた」(園田2曹)、「自分の射撃に集中し、しっかりと最後まで撃てた」(山田3曹)とそれぞれ語った。
 一方、50メートルライフル伏射種目(非五輪種目)では、男女共に体校選手が優勝杯を手にした。
 このうち、男子で8度目の優勝の山下3佐は、「結果に満足せず、世界で勝てる選手になる。応援ありがとうございました」、女子優勝の小笠綾乃1陸尉は「この経験を生かし、次の目標に向かって精進していく」と語った。
 (「体育学校ニュース」より)


最初で最後の青年大会で準V
防大銃剣道部4年・久下学生
 東京・日本武道館でこのほど、「第53回全日本青年銃剣道大会」が開催された。防衛大学校銃剣道部はこの大会での優勝を目標に日々稽古に励んできた。大会はコロナのため令和2年から中止されており、3年ぶりの待ち望んだ開催。銃剣道部4学年で主将の久下博生(くげ・ひろき)学生にとっては、4年間の努力の成果をぶつける最初で最後の青年大会となった。
 課業時間中は授業、教育訓練が行われるため銃剣道部としての活動は平日の夕方と休日のみ。また青年大会前の1カ月間は全学生が夏の定期訓練に参加するため活動できない。その限られた時間の中で、久下学生を核心とし部員全員が本大会に向けて常に考え、常に工夫して稽古を積み重ねてきた。
 いまだ収まることないコロナ禍の中で、大会への参加を取りやめるチームもあり、銃剣道部においても感染対策は重大な懸念事項となっていた。日々の稽古だけでなく日常生活の中でも感染防止対策の徹底に努め、青年2部(1部は24歳以上、2部は23歳以下)団体戦に3個チーム(1個チーム3名)、女子個人戦に6名の学生が参加することができた。
 この大会で久下学生が大将を務める防大Aチームは、127チームの強豪がひしめく青年2部で勝ち上がり、惜しくも決勝で第3即応機動連隊チームに破れはしたが、準優勝という過去最高の成績を収めた。
 来年3月、卒業し幹部候補生学校に入校する久下学生。4年間夢をあきらめず積み重ねた努力と挑戦を糧に、幹部への道を突き進んでほしい。

14護隊 海保と交流
舞鶴地区、ソフトボールで

 海自第14護衛隊(舞鶴)は11月12日、「秋のスポーツ交流会」と題し舞鶴海上保安学校の学生・職員とソフトボール競技を行った。第4術科学校職員、護衛艦「みょうこう」、ミサイル艇「うみたか」乗員が参加。海上保安学校からは約40名もの参加が得られた。

 舞鶴地区隊員の健康増進及び平素からの海上保安庁との相互理解の深化、連携の強化が目的。試合開始後、すぐに意気投合し、和気あいあいとした雰囲気で競技を楽しむことができた。
 参加者からは「組織が違うと序列や階級などが気にならず、話しやすかった」、「とても楽しい会でした。第2回があればぜひまた参加したい」、「スポーツ以外にも一緒に物作りをするなどの交流があっても良いと思う」など、ポジティブな感想が多く寄せられた。
 ここ舞鶴には、第八管区海上保安本部と海上保安学校が所在する。当隊ではこの地の利を生かし、海上自衛隊と海上保安庁の平素からの連携強化を踏まえ、これまで、相互の組織・部隊研修をはじめ、女子会、環境美化活動、メンタルヘルスや組織マネジメントに係る勉強会などを積極的に企画し、実践している。
 「小さな改善を積み重ねていけば、大きく前進できる」(スポーツ界や実業界で「マージナルゲイン・アプローチ」として注目されている考え方)という信念の下、今後も引き続き、さまざまな行事を通じて、多層的に交流、連携を図り、「海」という共通の職場における連携、「海の団結」を強化していく。


小月航空学生100キロ完歩
 海自小月教育航空隊(隊司令・林和昭1海佐)所属の第73期飛行準備課程学生32名がこのほど、「100キロ行軍」を実施した。行軍ルートの計画や休憩ポイントの選定、各種調整などを学生主体で行い、入念な準備を重ねた結果、1人の脱落者も出すことなく約100キロを完歩し、今後幹部搭乗員として必要な不とう不屈の精神と強じんな体力を養うことができた。
 午前8時に始まった行軍は、下関市内を通過、小月教育航空群司令(群司令・富田一成1海佐)や各隊先任伍長から激励を受けながら、関門トンネル人道を通り北九州に上陸し、小倉城へ到着した。さらに学生らは不眠不休のまま再び行軍を開始し、無事小月航空基地へ帰投した。
 参加した学生は、「眠気や足の痛みなど大変だったが、完歩することができてうれしい」、「行軍中に迎えた朝日は、これまで見た中で最も美しかった」などと話した。

東北方特連持続走など
 陸自東北方面特科連隊(連隊長・川間信太郎1陸佐)は10月13日、連隊持続走競技会及び野外炊事競技会を実施した。
 連隊持続走競技会は、中隊対抗による全11区間の駅伝方式で行われた。各区間で階級を指定され、1〜8区は厳正な抽選による選手が選考され、9〜11区は各中隊で指定された選手が出場した。
 出場した全隊員が力を出し切ってたすきを最後までつないだ結果、第1大隊本部管理中隊が昨年の覇者第5中隊を抑え優勝した。
 炊事競技会は各部隊対抗で行われた。岩手駐屯地は九戸村の非公認キャラクター「キングオブチキン」とコラボしており、鶏肉を使用したメニューを考案している。そこで鶏肉を使用したメニューを各部隊で考え、調理し、作業工程、盛り付け及び味を採点された。結果は、「油淋鶏」を調理した第3大隊が優勝を飾った。

とちぎ国体支援
宇都宮駐
 宇都宮駐屯地(司令・藤本倫徳1陸佐)は9月27日から10月10日まで、栃木県で実施された第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」に協力した。
 中央即応連隊は那須塩原市で実施された馬術、第307施設隊は栃木市で実施されたボート及びカヌー、第12特科隊は栃木市及び塩谷町で実施されたカヌー並びに、壬生町で実施された銃剣道の各種競技において競技運営や救護支援など、総勢153名をもって協力した。
 全国の素晴らしい選手たちが「夢を感動へ。感動を未来へ。」のスローガンの下、自分のため、チームのため、そして各都道府県のためと熱戦を繰り広げる中、協力する我々もそんな選手たちを前に失敗は許されないというプレッシャーを感じつつも、選手ファーストを常に実践しそれぞれの任務を完遂することができた。
 カヌー競技の救助班として、転覆した選手の救助及びカヌーの回収を担当した第307施設隊の相馬孝陸曹長は「この国体という大きな大会に携われたことを誇りに思うとともに、選手たちの熱い戦いを間近で見て、自分自身も自衛官として更なる高みを目指さねばと決意を新たにしました」と語った。

NEXT →
(ヘルプ)
-
shop
-
マスク
-
日本の機甲100年
通販部
10
Copyright (C) 2001-2022 Boueihome Shinbun Inc