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自衛隊ニュース   1085号 (2022年10月15日発行)
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3年ぶり周年行事 各地で賑わう

第5旅団・帯広駐屯地
 第5旅団(旅団長・鳥海誠司陸将補)及び帯広駐屯地(司令・永田真一1陸佐)は10月2日、「第5旅団創立18周年・帯広駐屯地創設71周年記念行事」を挙行した。
 秋涼の十勝晴れの下、来賓と地域の皆様を迎えて約3年ぶりとなる式典において、旅団長は今年4月に発生した知床観光船沈没事故により犠牲になられた方々に哀悼の意を捧げるとともに、「新たな時代の安全保障環境に対応するため、我ら第5旅団は今年度末に控えている機動旅団に改編後、これまで以上に日本全国の重大な危機に際し、即時に機動展開して、その任務にあたることになります。皆様のお支えをいただきながら、我々は引き続き、信頼される第5旅団として、隊員一丸となって日々の厳しい訓練を積み重ね、使命を果たす所存であります」と述べた。また来賓の米沢則寿帯広市長、鈴木貴子衆議院議員、中川郁子衆議院議員、鈴木宗男参議院議員、石川香織衆議院議員から祝辞が贈られた。
 観閲行進では、第5音楽隊による勇壮な音楽演奏の中、18個部隊、車両164両、航空機5機による力強く整然とした行進が披露され、観客からは大きな拍手と声援が送られた。
 訓練展示では、第1空挺団による空挺降下、第5偵察隊によるオートバイドリル、第4普通科連隊基幹による増強普通科中隊の陣地攻撃の場面を展示・披露し、観客を魅了した。
 このほか、イベント会場では、地元高校生によるダンスパフォーマンス、釧路自衛隊知床流日本太鼓保存会による太鼓演奏、帯広地方協力本部による募集広報ブース、共済組合による模擬売店、エアー遊具等のチビッコ広場、災害派遣で使用される装備品展示など様々な催しが行われた。
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人数を制限しての開催となったが、駐屯地に訪れた約1500名の方々に隊員の勇姿や第5旅団の取り組みを御覧いただき、本行事は盛会のうちに終了した。

第11旅団・真駒内駐屯地
 第11旅団(旅団長・宮本陸将補=当時)は、6月26日真駒内駐屯地において、約1200名の招待者等を招いて第11旅団創立14周年及び真駒内駐屯地開庁68周年記念行事を執り行った。
 観閲式において宮本旅団長は、「さまざまな事態に備え、現有の編成・装備の能力を十二分に発揮するため知恵を絞り、日々厳しい練成に励んでいます。これが国を守るための抑止力となることを信じ取り組んでいます」と式辞を述べた。引き続き行われた観閲行進では、第11音楽隊の演奏のもと、観閲部隊指揮官(五十嵐副旅団長)を先頭に、第11旅団隷下各部隊、真駒内駐屯地所在方面直轄部隊が行進し、最後は、第11戦車隊長(弓削2佐)を指揮官とした90式戦車、16式機動戦闘車、96式装輪装甲車、99式155mm自走榴弾砲、99式弾薬補給車等で編成された「第11旅団装甲戦闘群」の迫力ある行進で終了した。
 引き続き行われた第11音楽隊による演奏では、旅団隷下各部隊から選抜された混成ラッパ隊や滝川駐屯地しぶき太鼓とのコラボ演奏を行い、来場者を魅了した。
 最後に行われた攻撃の場面を模した訓練展示では、特科部隊を含む重戦力を有する機動旅団として、ドローンなどの最新の技術と機動と火力を連携した戦闘の状況を展示し、旅団の強靭性をアピールした。
 今回の記念行事は、コロナ禍の影響により協力団体、隊員家族、地域の関係者等のみ招待する等、規模を縮小して3年ぶりの実施となったが、天候にも恵まれ盛況裡に終了した。

第110教育大隊
 第110教育大隊は、7月16日に松山駐屯地において第110教育大隊教友会(大隊の協力団体)会長の大野氏をはじめとする役員、以前第110教育大隊で勤務していた隊員、退官OBを迎え創隊63周年記念式典を挙行した。
 大隊は、善通寺駐屯地から松山駐屯地に移駐して5年の節目を迎え、移駐直後から新隊員教育にご理解とご支援を頂いているヤマザキYショップ松山駐屯地店店長村上氏、教友会員の西岡氏に謝意をお伝えするとともに感謝状を贈呈した。
 大隊は、地域の皆様のご理解のもと、松山駐屯地に馴染むことができ、移駐の際に地元の協力団体、媛桜会から寄贈された桜(ソメイヨシノ)も今では力強く育ち、春にはそれぞれの木に桜の花が満開となり新隊員を迎えてくれている。
 行事のなかでは大隊一同、参加者を前に今後も桜に負けない力強い新隊員を育てるべく更なる進化と魅力ある部隊の創造の決意を新たにした。

出雲駐屯地
 10月8日、数日前は雨予報だったのが嘘のような天候に恵まれ、参議院議員・三浦靖氏、島根県知事・丸山達也氏、出雲大社権宮司・千家和比古氏、出雲市長・飯塚俊之氏他多数の来賓を招いて「出雲駐屯地創立69周年記念行事」(司令・中津 政文2陸佐)が開催された。
 コロナ禍のため3年ぶりとなった記念行事だが、約2000名の来場者が名物の「市中パレード」を満喫した。来場者は国旗の小旗を振り「カッコいい〜」などと言いながら目をキラキラさせて、行進する約150名の隊員、約40両の車両等を見送った。パレードには、第13偵察隊、第304施設隊、出雲駐屯地業務隊、第104施設直接支援大隊第1直接支援隊、第13後方支援隊第2整備中隊偵察直接支援小隊、第8普通科連隊、第15即応機動連隊、第13高射特科中隊、第13特殊武器防護隊、第13音楽隊が参加、最後には自衛隊島根地方協力本部の車両が「自衛官募集中」とアナウンスしながら行進し、上空では航空自衛隊第3輸送航空隊のC-2が祝賀飛行を行った。
 中津第13偵察隊長兼出雲駐屯地司令は、『「屠龍の技」とは身につけても実際の役に立たない術と解釈されているが、私は「使わないに越したことはない術を愚直に磨き続けること」と考えており、まさに我々に求められることです。隊員一同頑張っていきます』などと挨拶をし、行事を引き締めた。そして「本日の記念式典が、出雲駐屯地に対するご理解を深めて頂く一助となれば幸いです」としている。

高畑山分屯基地
 高畑山分屯基地は、9月9日から9月10日にかけて、「高畑山分屯基地開庁65周年記念行事」を開催した。
 新型コロナウイルスの影響により令和元年以来の3年ぶりとなるこの記念行事は、第7波の感染拡大を受け規模縮小での開催となったが、市内外から基地協力団体等の招待者、一般来場者含めて約600名が訪れた。
 この記念行事は1日目、宮崎県串間市内にある串間市文化会館において西部航空音楽隊による記念演奏から始まった。今年入隊したばかりの山崎2士による若さ溢れる司会進行の下、クラシックやドラマ、アニメ音楽などが演奏され、会場は表現力豊かな吹奏楽の音色に包まれ、盛大な拍手で賑わった。
 2日目は、西部航空音楽隊による隊員を対象とした士気振作演奏、記念会食、基地見学及び体験搭乗を行った。士気振作演奏では、隊員が自然と手拍子をして聴き入る姿も見受けられ、以後の行事に臨むにあたり大いに士気を高めることができた。その後の招待者との記念会食では、串間市特産のヤマダイ甘藷(かんしょ)を使用した「甘藷空上げ」、周辺地域の郷土料理である「魚うどん」などのメニューを供応し好評を得た。記念会食後は招待者に加えて募集対象者も加わり、基地見学と体験搭乗を実施した。基地見学では、基地内の見学に加えて広報用DVDの放映やレーダーの模型、装備品の展示を行った。初めて間近にみるレーダーの大きさに驚く募集対象者の声や、山頂から望む景色に見入る招待者の姿、装備品を手に取り「かっこいい」という声が上がる場面もあり非常に喜ばれた。体験搭乗では天候にも恵まれ、CH-47Jが串間市上空を飛行した。ヘリから降りてくると皆満面の笑みを浮かべており、「景色と迫力が素晴らしかった」、「自分の住む街を上空から観ることができて感動しました」等、興奮冷めやらぬ様子であった。
 この2日間は、協力団体等を含む地域の方々と分屯基地の隊員が直接コミュニケーションを図ることができる有意義な機会となり、防衛意識の高揚、自衛隊の活動に対する理解の促進、募集対象者に対する自衛官という職業へのイメージアップの確かな手応えを感じ、成功裏に開庁記念行事は終了した。

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