第6普通科連隊(連隊長・河村友則1陸佐=美幌)は、4月10日、美幌駐屯地体育館において、「令和4年度自衛官候補生(以下「自候生」という)入隊式」を挙行し、18名の自候生達が紫紺色の制服に身を包み、教育のスタートを切った。
自候生は、自衛官となるために必要な基礎的教育訓練を約3カ月間行い、その後、2等陸士に任命されて自衛官となり各職種に必要な教育訓練を受け、それぞれの部隊に配置される。
入隊式は新型コロナウイルス感染防止の観点から防止策を徹底した上で、来賓、家族(一家族2名までで限定)及び自衛隊協力諸団体など59名が出席した。
午前10時、入隊式が挙行され、国歌斉唱の後、任命告達が実施され、自候生一人ひとりの名前が読み上げられると、起立と同時に大きな返事が会場に鳴り響いた。次に18名を代表して宮崎玲遠自候生が執行者の河村連隊長に対し、力強く申告を実施し、同じく宮崎自候生の先導で、全員が決意を胸に宣誓を行った。その後、区隊旗授与では、木下匠自候生が代表して区隊旗を授与された。
執行者式辞において河村連隊長は「凡事徹底」、「同期の絆を大切にせよ」の2点を要望し、「この教育で一つ一つ確実に技能を身に付けてもらいたい。また、互いに励まし合い、助け合い、切磋琢磨していく行動の積み重ねがかけがえのない仲間の絆へ変化する。これからの教育において生活の全てを一人で行うが、その度に今まで支え、立派に育ててくれたご家族を思い出し、感謝するとともに、教育の最後には、強く、たくましく、凛々しくかつ頼もしい自衛官となった姿をご家族に見せるとともに、我々と一緒に将来活躍してくれることを切に願う」と述べられた。
来賓祝辞では、美幌地方自衛隊協力会会長の平野浩司氏等が自候生への激励の言葉を送るとともに、今後の活躍を祈念した。
入隊した自候生達は、今後共に訓練し、汗を流し、同期一丸となり、教育に臨んでいく。 |