威風堂々の観閲式
6月13日、第2師団創立60周年及び旭川駐屯地開設58周年記念行事が挙行され、同行事では過去最高の約2万5000人の来場者が訪れた。
午前10時からの観閲式では、総合近代化師団となった北鎮師団及び旭川駐屯地所在の各部隊が式場に整列しその威容を示した。渡部悦和2師団長は式辞で、これからも“練磨無限"の精神で厳しい訓練に臨み、“進化無限"を合言葉に「進化し続ける強靭な第2師団」であり続けると決意を述べた。観閲行進では、戦車・火砲はもとより総合近代化師団の代名詞とも言えるFiCS(師団等指揮システム)、ReCS(基幹連隊指揮システム)も登場し、火砲、ヘリコプター等、師団の威風堂々とした行進に観衆から盛大な拍手が送られた。
各種イベント大盛況!!
各種イベントでは90式戦車の体験搭乗、装輪装甲車の体験試乗が人気を呼んだ。アトラクション会場では、各部隊が様々な売店を出店し、昼食時には各店に長蛇の列が出来た。装備品展示会場も多くの人で埋め尽くされた。
写真展示、記念撮影コーナーでは、今年もシャッターマンが登場、顔出しパネルの撮影を手伝うサービスが行われ人気を集めた。毎回大人気のフワフワエアードームやストラックアウトではたくさんの子供たちで賑わい、特別企画「坂の上の雲」展を開催中の北鎮記念館には約1000人の来館者があり、先人たちの足跡を観覧した。
また、来場者の撮影したベストショットを募集するフォトコンテストも開催され、一般カメラマンたちが観閲行進、模擬戦闘訓練展示など駐屯地内の被写体を求めて活発に動き回っていた。応募作品は、北鎮記念館と師団HPで紹介される予定だ。
ブルーが旭川初展示
今回旭川初となるブルーインパルス(空自第11飛行隊)の展示飛行が、雲ひとつ無い青空に恵まれ絶好のコンディションのなかで行われた。一糸乱れぬフォーメーションやダイナミックなソロ演技など次々に繰り広げられた驚異のパフォーマンスに、来場者から感動と歓喜の声が上がった。飛行終了後には、「また観たい」「次回も呼んでほしい」との声が多数寄せられた。
迫力の模擬戦闘訓練
続いて、観衆の興奮も冷めやらぬまま模擬戦闘訓練展示が行われた。偵察ヘリと第2偵察隊の敵情視察に始まり、榴弾砲、戦車砲などの空包射撃や普通科部隊の歩兵戦闘、ヘリからの機関銃空包射撃に観客は見入っていた。 |