防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年1月1日号
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隊友会三浦支部が防衛講演会
自衛隊と市民の交流図る
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 12月5日、隊友会三浦支部(支部長・小坂忠道)主催の防衛講演会が行われた。隊友会三浦支部はNPO神奈川県国民保護協力会三浦支部も兼ねているため、「国民保護に関する知識の涵養」「自衛隊と市民の交流」を目的に開催。
 まずは、航空自衛隊第1高射群第2高射隊長倉本昌弘2佐の「ミサイル防衛について」。今年4月、ペトリオットPAC3を展開させた時に隊員が「初めての子供の入学式に行けなくて始めは残念だったけれど、自分たちが働く事によって、全国の親が安心して入学式に行けるんだと思うと残念と思う気持ちはなくなった」と語った話には、涙ぐんでいる人もいた。
 次いでの講演は、自衛艦隊司令官杉本正彦海将による「海賊対策」。出席者は、身を乗り出して聞き入っていた。「日本て本当に海に囲まれているって実感した」「スケールの大きい話だな」「聞く機会のない話が聞けてよかった」と喜んでいた。
 来賓として、小泉進次郎衆議院議員・横粂勝仁衆議院議員を始め、県・市・町議員、三浦市長・三崎警察署長・消防団長ら、三浦市を支えている方々が多数出席。自衛隊関係者も第1教育団長越川嘉明1佐始め多数出席。講演に続いて開催された懇親会は自衛隊・警察・消防が一堂に会し、盛大に和やかに行われた。

コンプライアンス講習会開催
《東北防衛局防衛監察本部》
「魅力ある、風通しのよい職場」へ
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 11月30日、東北防衛局(増田慎吾局長)仙台第3合同庁舎で、防衛監察本部(櫻井正史防衛監察監)との共催による「地方コンプライアンス講習会」が開かれた。
 冒頭に、防衛監察本部の松本隆太郎副監察監から会場に集まった東北防衛局の職員と陸上自衛隊東北方面総監部並びに航空自衛隊松島基地の隊員ら約200名に対し「防衛省における不祥事の未然防止のためには、コンプライアンスの継続的な学習が重要」とこの講習会の趣旨説明を行った。
 引き続き、後藤コンプライアンス法律事務所の後藤啓二弁護士より、「社会から求められるコンプライアンス」とのテーマで、最近の不祥事、コンプライアンスとリスク管理、今後の動向、私生活における非違行為の防止について、2時間にわたり講演が行われた。
 はじめに具体的な不祥事を例に「近年の環境の変化に気づかず、自覚がないまま過去と同様の行為を重ね、結果として厳しい制裁を受ける」として「社会の求めに応じた対応」が重要であると導入し、基礎的なコンプライアンスの講義において、「一般的に法に触れなければ良いとの考えのもと、ギリギリまで目的を追求してゆく姿勢が見受けられるが、法律違反に抵抗無く踏み込み兼ねず、そのような立ち位置をとるべきでない」と分かりやすくその必要性を説いた。また、「コンプライアンスやリスク管理を社会が組織に対し強く求める動きは今後とも変わることがなく、その取り組みについても引き続き重要である」とした上で、より積極的取り組みを求め、更に「本業を通じた社会貢献活動等により職場に誇りを持つことができた例のとおり、魅力ある・風通しのよい職場づくりなどにより個人の不祥事抑止につながり、また、このような組織には不祥事も起きにくくなる」として「取り締まるだけでなく、少なくするための取り組みが重要」と締め括った。
 最後に、東北防衛局長より、コンプライアンス・ガイダンスを再度利用するなど、コンプライアンスの徹底を呼びかけ、原発の取り組みを例にリスク管理についても注意を喚起した。
 なお、第4回地方コンプライアンス講習会は12月17日、海上自衛隊八戸基地で慶應義塾大学商学部梅津光弘准教授を招聘して実施した。

絵画展入賞者がCH47体験搭乗
《北関東防衛局》
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 北関東防衛局は12月12日、小学生絵画展入賞者(本人・家族)のCH-47ヘリコプターへの体験搭乗を相馬原飛行場で実施した(写真)。この企画は、今年5月に同局が開催した小学生絵画展で、入賞した小学生とその家族に自衛隊のCH-47ヘリコプターに乗ってもらい、自衛隊の業務についてより関心を深めてもらおうと計画されたもので、当初は8月に行う予定だったが天候不良のため延期されていた。
 この日は天候も良く、風も穏やかで体験搭乗には申し分のない日となり、体験搭乗に参加し入賞者7名とその家族11名の計18名(入賞者1名は所用があり辞退)は、ヘリコプターが垂直に上昇していくと大きな歓声を上げて喜んでいた。
 今後とも北関東防衛局は自衛隊と協力し、施設周辺の自治体の方々に国民の安全・安心を守るための防衛施設の存在について理解が深められるよう小学生絵画展を行って行きたいとしている。

「部隊の戦力に」幹候10名が着隊
《釧路駐屯地》
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 12月7日、釧路駐屯地(司令・福永1陸佐)で、平成21年度幹部候補生普通科隊付教育(前期)開始に伴う歓迎行事が行われた。
 行事は釧路駐屯地体育館で行われ、壇上にて紹介を受けた幹部候補生達は、緊張した面持ちながらも大きな声で隊付教育の抱負を述べるとともに、全員が一刻も早く部隊の雰囲気に慣れ、戦力になることを誓い、整列した駐屯地の隊員から大きな激励の拍手が送られた。
 また、福永司令は「部隊・隊員に関心を持て」「頭で考えるのではなく体で行動せよ」「優れた普通科戦士たれ」の3点を要望し幹部候補生たちを激励した。
中隊の基礎を学んだ後、全国の部隊へ巣立っていく。

補統の物井技官火災予防で表彰
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 秋の火災予防運動にあわせた11月13日、補統総務部警備課の消防長である物井幸夫技官が「危険物取扱者として12年余り常に関係法令を遵守し災害の発生防止に精励した」として、東京消防庁予防部長からの表彰状を王子消防署長である澤谷消防監から贈呈された(写真)。署長からは、平素からの消防行政の推進への尽力に対する謝辞と今後益々の協力依頼を受け、物井技官はとても光栄なことと喜ぶ反面、額に汗をにじませて責務の重大性を噛み締めていた。

「ごみゼロ週間」に館山基地が協力
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 海上自衛隊館山航空基地(第21航空群司令・山本敏弘海将補)は11月16日、館山市が実施する「秋の散乱ごみゼロ週間」の活動に協力し、基地周辺のごみ拾いを実施した。(写真)
 「秋の散乱ごみゼロ週間」とは、市が推進する環境行政の一環であり、毎年10月中旬から11月上旬に実施され、広く市民や市民団体、市内の企業等がごみ広いに協力している。
 当日は隊員約160名が、前日までの強風がおさまった快晴のなか、午後2時30分から約2時間、基地北側の外柵沿い約2kmと、基地北西に位置する沖ノ島のごみ拾いを実施した。この周辺は日本の夕日百選にも選ばれた館山湾に面しており、遠くには三浦半島や富士山が眺められ、また沖ノ島は天然サンゴが生育する北限の海域ということから、多くの太公望や観光客が訪れる場所となっている。
 隊員が拾い集めた空き缶、空き瓶、可燃物等のごみは、30リットル入りのゴミ袋約400袋にもなった。「普段からごみを捨てない」「気付いたらごみを拾う」ことの大切さを改めて実感するとともに、自然の観光資源である館山湾周辺の環境美化及び環境保全の重要さを改めて認識させられるひとときであった。

全自弓道大会「表彰チーム」
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★ 12月6日、明治神宮至誠館弓道場で開催された「第37回全自衛隊弓道大会」の
表彰チームは次のとおりです。
〈団体戦B〉
【最優秀】小牧A=航空(熊谷達夫、河内浩二、木村和彦)
【優秀】入間A=航空(木村幸史、三輪一真、高木渡)
【優良】百里A=航空(岡田智光、財津敬介、富山雄一)


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