防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年11月15日号
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寄せ書き

我が家のアイドル
第9施設大隊(八戸) 3陸曹 佐藤 康介
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 平成21年1月24日に第2子である二女の莉愛が誕生しました。お腹ポッコリ、頬がプルンプルンの我が家のアイドルです。
 2人目と言う事もあり、育児には慣れてきた方だと思っていましたが、しかし、2代目アイドルが誕生したことで初代アイドルが黙っているわけがありません。魔の2歳ということもあり大暴れが始まり、自分の欲求が大爆発です。もう勢いは止まりません。この様な娘たちを見ていると、小さい頃の自分を見ているようです。
 そんな長女の愛瑠も、最近では妹の面倒を見ようとします。「パパと莉愛とどっちが好き?」と質問すると、即答で莉愛と答えるほど妹が可愛いようです。日々の娘たちの成長を見ていると、自分も父としてもっと成長しなければと思い励みになっています。
 今年は、3曹に昇任し、2児の父親になり、私にとって転機の年になりました。
 毎日を大切に、部隊では頼られる自衛官として、また、家庭では見本となる父親となれるよう頑張っていきたいと思っています。
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奉仕活動に参加して
第304施設隊(出雲) 陸曹長 賀須井 浩之
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 私は、平成21年5月23日駐屯地曹友会が実施する落書き消しボランティア活動に参加した。例年曹友会が実施する活動は、駐屯地近傍公園のごみ拾いであったが、本年度は、駅付近高架下の落書き消しと大きく活動内容が変わった。これは、日頃、曹友会長の出勤経路上の不快な落書きが目に付いていて、少しでも街から不快感が消えればとの思いから計画されたそうである。私も、ランニングをしていて落書きを目にするが、良い思いのするものはなく、少しでも協力できればと思い参加した。
 当日は、鉄道関係の方を含め約30名で行った。1時間半という短い時間であったが、予定されていた個所以外にも目に付くところがあれば消し、予定よりも多くの箇所を消すことができた。街全体の落書きからすればほんの一部ではあるが、綺麗になった高架下を見て、この付近を通られる方々の不快感を少しでも取り除くことが出来たのではないかと思う。また、今回のような地域の方々と一緒になり作業をするという地域に溶け込んだ活動を続けていってもらいたいと思う。
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職務について
国分駐屯地業務隊 事務官 原囿 良司
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 私は、21年間勤務した農林水産省を退職し、平成21年4月1日付けをもって防衛事務官に任命され、現在、国分駐屯地業務隊で輸送業務を行っています。
 「国家公務員の配置転換、採用計画に関する全体計画」が平成18年6月30日に閣議決定され、平成19年度から平成22年度までに農林水産省等から約2900名の配置転換が実施中で、防衛省へは平成21年度までに285名が配置転換しています。
 国家公務員の雇用調整が図られる中、危機感があったというのもありますが、自分の残り20年余りの職務を考えた時に、新たな職場でチャレンジするということは幅広い視点、経験を身につけることができるチャンスと捉え、配置転換を決断しました。
 配置転換にあたり小平学校での研修、西部方面総監部での集合教育を実施していただき、基礎を学びましたが、当然の事ながら見るもの聞くものが初めてのものばかりで、40歳を越え鈍くなった私の記憶力と思考力はついていくのがやっとでした。
 それでも自分に任された業務はまってくれるはずもなく、周りの皆さんに迷惑をかけながら、まさに手探り状態の4ヶ月で毎日があっという間に過ぎていったという状況です。
 配置転換者の1人として組織に貢献する事務官を目指すのは当然ですが、他機関で取得している経験・知識を生かし、組織を活性化することが私達に求められているひとつであると思いますので、衰えの感じられる気力・体力に負けずに頑張りたいと思います。
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何事も前向きに挑戦
教育支援施設隊(滝ヶ原) 1陸士 児玉 幸雄
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 自衛隊に入隊して2年目、初めて渡河野営に参加しました。
 何もかもが初めてで、何をしたら良いのかも分からず、途中何度も逃げ出したくなりました。そんな中、先輩方に「気にする事はない、落ち込んでも前には進めない、自分で環境を変えなければ何事も変わらない」と勇気づけられました。私は何事も前向きに挑戦する事を目標としました。そして大会当日、交通小隊として一丸となりたいと思い、おもいっきり声を出し、最後まで無我夢中で櫂を漕ぎ、交通小隊6年ぶりの優勝という快挙を成し遂げる事ができました。私にとっても初出場で初優勝という今年度の良いスタートをきることができました。
 先輩方には最後まで手取り足取り教えていただき、迷惑もかけてしまった事と思いますが、とても貴重な経験をさせていただく事が出来ました。この経験を少しでも多く今後に活かしていけるよう、日々精進していきたいと思います。
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射撃野営に参加して
第7普通科連隊(福知山) 陸士長 亀井 真亮
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 私は英語弁論大会「聴取の部」に参加しました。英語は中学、高校、大学と勉強していましたが正直苦手でした。英語で書くこと、聴くことは久しぶりであり、忘れてしまっていた単語や文章が多かったです。聴取は書き取るのがとても大変でした。発表者の英文を聴き、それを日本語に訳し、短い時間でまとめるのが難しかったです。この聴取の部で一番大切なのは、発表者が英語で何を伝えたいのか聞き取り、理解することだと思います。ただ単に英語を訳すのではなく、相手が何を伝えたいのか、またどのように返答するか、そこまでできなければ意味がないと思います。
 私は、今回、発表者の英文を半分くらいしか聴き取ることができませんでした。英語はこれからの訓練や行事の場で必要になってくるので、時間を見つけ勉強したいと思います。そして英文が訳せるように勉強し、日常会話ができるようになり、また、日米合同訓練などで相手が何を伝えたいのか理解できる隊員になり、部隊に貢献できるよう頑張りたいです。
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登竜門を越えて
第6施設群(豊川) 曹候生陸士長 吉田 朋晃
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 陸士から陸曹になるということはとても大変なことだと思います。小部隊の指揮官として、又陸士を育成する者として識能だけではなく人格者としても求められることが多いからです。私は陸曹になるために多くのことを学び、多くの技能を身に付けなければなりませんでした。特に陸曹教育隊は、生半可なものではありませんでした。
 私にとって、まさに「登竜門」でした。無事に陸曹教育隊という登竜門をくぐり抜けられたのは、私自身の努力以上に「同期」という仲間との支え合いがあったからだと思います。彼等「同期」との関わり合いの中で、教育で得た識能の外に、人間としても成長できたように思います。
 最後に、長い間家を空け、妻と子供、そして実家の家族にはとても苦労をかけたことと思います。文句も言わずに支えてくれて、本当に感謝しています。今後、立派な陸曹になるよう努力し続けていく事で報いていきたいと思います。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
(株)ケイエヌ・ファシリティーズ 松沢則雄
松沢氏は平成20年4月、中部航空警戒管制団基地業務群を3空尉で定年退職
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 私は現在、ビル管理を事業とするケイエヌ・ファシリティーズという会社で勤務しています。平成20年4月に定年退職を迎え、入間基地援護室の紹介で入社しました。本社は東京都千代田区飯田橋にあり、所属はビルメンテナンス事業部、勤務先は川越市にあるパチンコ・パチスロメーカーの工場で、建物とその付帯設備の保守管理及び故障対応の業務を行っています。また、将来の保守管理に向けての提案もさせて頂いております。
 在職中は施設職域で任務に就いておりましたので、広く浅くではありましたが、その経験と知識が現在の業務に役立っていると思います。また、昨年9月のリーマンショックの影響などから景気が後退し回復の兆しが見えない中、きめ細やかな対応と信用の蓄積に努め、業績アップに貢献しております。
 退職から1年半が経過し、いまだ自衛隊勤務の懐かしさから脱却できずにいますが、今ではお客様から余暇の誘いを受けるようになり、ようやく会社人の仲間入りが出来たような気がしています。
 今年の暮れに向けて、更に景気が悪化すると言われていますが、そんな事で負けてはいられません。「何事も人間我慢、辛抱が肝要、いつか必ず」とTVドラマの台詞にありましたが、全くその通りだと思っています。
 今後も自衛官であったプライドを胸に隊務で培った「何でも言ってください。何でもやります」の奉仕の精神でまい進していこうと思っています。

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