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自衛隊ニュース   2009年9月1日号
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市ヶ谷台探検ツアー
《防衛省》
子供たちが自衛隊で過ごす夏休み
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 文部科学省が主体となって行われる「子ども見学デー」の一環として、防衛省は8月19、20の両日に「ピクルス王子とパセリちゃんの市ヶ谷台探検ツアー」を実施した。「子ども見学デー」は、26府省庁等が職場見学や各機関に合わせたイベントを催し、夏休み中の子供たちに社会の一端を知ってもらおうと毎年行われているもの。
 市ヶ谷台探検ツアーには、対象の小中学生のほか父兄を含め19日に101人、20日に92人の計193人が参加した。内容は防衛省・自衛隊の役割について学ぶ防衛講座に始まり、屋外に展示されている多用途ヘリコプターや広報展示室の見学、食事体験、手旗信号体験、特別儀仗の見学など興味を引くプログラムが続く。また、20日には浜田大臣との懇談が設けられるなど貴重な機会もあった。特に子供たちに人気だったのが手旗信号体験で、「こんにちは」の言葉を一文字ずつ手旗で表現。初めはバラバラだったが、最後にはみんな素早く正確に表現することができるようになっていた。
 ツアーの締めくくりには隊員と一緒に記念撮影するなどして交流を深めるなど、子供たちは最後までイベントを満喫していた。子供たちが社会を学ぶ「子ども見学デー」。防衛省のツアーでは、隊員と触れ合うなど子供たちにとって特別な夏休みの一日になっていた。


入間基地納涼祭を開催
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 入間基地夏の行事「入間納涼祭~盆踊りと花火の夕べ~」が7月28日に開催され、基地周辺住民など約2万5000人が来場した。
 入間基地納涼祭(通称獄~花)は、入間基地3大イベントの一つで、これを皮切りに基地周辺各所で夏祭りや花火大会が開催され、夏の訪れを告げる行事として浸透している。
 午後5時、基地が解放されると次々と来場者が訪れる…予定だったが、天候の影響かまばらな出足となった。5時40分からは、入間基地が誇る「修武太鼓」の演舞が始まり、カメラを持った来場者が隊員の勇壮な姿をカメラで追っていた。6時からは、基地周辺の踊り団体による盆踊りが披露され、その踊りに誘われた来場者が踊りの輪の中に入っていった。打上花火が始まる時刻が近づくと来場者もピークに達し、出入り口付近では身動きがとれなくなり、来場者数も2万5000人を超えた。会場が熱気に包まれる中、天候の影響で打上げ花火が予定時間より早く始まり、次々と打ち上がる約900発の花火に歓声と拍手が湧き起こっていた。


雪月花
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 小欄で以前に紹介した世界一長い名前の「高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山中学校」の後輩たちが今、地元の川の浄化に取り組んでいる。学校が5月に水質調査を行った結果、篠川の汚染が進んでいる事が判明した。清流としてみんなの自慢だった篠川、生活も遊びもここが中心だった。この川に汚染という想像もしなかった事実が突きつけられ生徒たちはびっくりした。工場も動物飼育場もないのだから生活汚染だろう。数年前から愛媛県工業技術センターでは、えひめAI(あい)―2と言う環境浄化微生物を開発しているが、生徒の手でもえひめは簡単につくれた。材料の納豆1粒、ヨーグルト25g ドライイースト2g 砂糖25g 水450mlをペットボトルにいれてシェイクし、天日で1週間培養すればできあがり。この原液を10倍に薄めてトイレ、台所、風呂、生ゴミにふりかける。県の実験ではヌメリ、悪臭、油汚れなど浄化に効果があったそうだ。全校生徒12人、全員女子で4人しかいない1年生が暑い中を原液と作り方などを書いた手作りの説明書を配って歩いている。今年の夏この篠川で遊んでいる子供を一人も見なかった。とは言え、天然のアユやウナギは採れるしまだまだ清流と呼べるが「小鮒釣りしかの川」復活に4人の女子生徒は流域の全家庭を回ってえひめAI―2の製造・使用をすすめている。(所谷)

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