文部科学省が主体となって行われる「子ども見学デー」の一環として、防衛省は8月19、20の両日に「ピクルス王子とパセリちゃんの市ヶ谷台探検ツアー」を実施した。「子ども見学デー」は、26府省庁等が職場見学や各機関に合わせたイベントを催し、夏休み中の子供たちに社会の一端を知ってもらおうと毎年行われているもの。
市ヶ谷台探検ツアーには、対象の小中学生のほか父兄を含め19日に101人、20日に92人の計193人が参加した。内容は防衛省・自衛隊の役割について学ぶ防衛講座に始まり、屋外に展示されている多用途ヘリコプターや広報展示室の見学、食事体験、手旗信号体験、特別儀仗の見学など興味を引くプログラムが続く。また、20日には浜田大臣との懇談が設けられるなど貴重な機会もあった。特に子供たちに人気だったのが手旗信号体験で、「こんにちは」の言葉を一文字ずつ手旗で表現。初めはバラバラだったが、最後にはみんな素早く正確に表現することができるようになっていた。
ツアーの締めくくりには隊員と一緒に記念撮影するなどして交流を深めるなど、子供たちは最後までイベントを満喫していた。子供たちが社会を学ぶ「子ども見学デー」。防衛省のツアーでは、隊員と触れ合うなど子供たちにとって特別な夏休みの一日になっていた。
|