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2009年8月15日号 |
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大学生が自衛隊研修 |
《沖縄地本》 |
基地見学など国防の現場学ぶ |
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琉球大学の法学部学生17人が、「日本の国防を学ぶ上で厳しい現場で働く隊員から話を聞きたい」と沖縄地本(本部長・山下裕貴陸将補)に依頼し実現した。研修は、今年F―15が配備された空自那覇基地研修と国防に関する質疑応答方式による沖縄地本研修の2日間に分けて行われた。
6月11日、那覇基地研修では那覇基地司令・宮川正空将補と広報担当者による沖縄の防空態勢等に関するブリーフィングの後、今年配備されたF―15戦闘機を研修した。現役パイロットから戦闘機の説明を受け、研修生は「現場で働く自衛官に間近で接する事が出来た。隊内の雰囲気が分かって非常に有意義だった。自分の仕事に自信と誇りを持っている感じがしてカッコよかった」と感想を述べた。
2日目は6月18日に沖縄地本会議室で日本の防衛態勢や米軍との違いなどの質問に募集課長、援護課長、企画班長、広報渉外室長が答えた。最後の懇談では、本部長から「未来の日本を築く若者達がそれぞれの視線で国防を考える事が重要で、それが日本の平和へもつながる。これからも勉強に頑張ってください」と激励し終了した。
沖縄地本では、「研修終了後、将来空港で働きたいと考える学生から就職先の一つとして航空自衛隊を考えていますという嬉しい言葉のつづられた所感文が届いた。これからも広報活動に力を入れて行く」としている。 |
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募集懸垂幕を設置 |
《帯広地本》 |
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帯広地本(本部長・成清浩一1陸佐)は帯広市と藤丸百貨店の協力を得て、自衛官募集の理解と協力を呼びかける懸垂幕を設置した。
この懸垂幕は、縦18メートル、横1・8メートル。白地に赤で「自衛官募集中」と書かれたもので、8月末まで藤丸百貨店社屋で掲示されている。帯広市での自衛官募集懸垂幕設置は初の試みだ。
7月4日にオープニングセレモニーが開かれ、セレモニーには関係者約100人が参加した。はじめに成清本部長が「帯広市と地元百貨店のご協力により、このようなPRの場を頂けたのは大変喜ばしいことであり、地元の若者の夢と希望を叶えるため、帯広地本部員が一丸となって努力していきます」と挨拶、続いて来賓によるテープカットが行われ、懸垂初日を盛大に祝った。
また、セレモニーに引き続き、陸自第5音楽隊によるミニコンサートを開催し、市民に憩いのひと時を提供するとともに、広報官が「自衛官募集」と書かれたティッシュを配布するなど、市民へのアピールを行った。 |
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《所感文》 |
ヘリ体験搭乗 |
海上自衛隊って“カッコイイ!" |
田名部高校3年 高嶋 香奈〈青森地本〉 |
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私は、今回初めて海上自衛隊のヘリコプターに乗りました。間近に見た時は、プロペラが意外と大きく感じました。機内を見て、動かすためにはこれだけの計器やスイッチが必要であるということに驚きました。また、ヘリコプターの整備は1ミリの誤差も許されない精密さで、年々複雑になってきているため、職人技のような仕事で女性隊員がヘリコプターの整備士の仕事をしているところを見ましたが、こういう場にも女性が活躍しているのは、すばらしいと思いました。
搭乗する前に、救命胴衣とヘルメットを装着した時は、とてもドキドキし緊張しました。いざ、離陸すると乗り慣れない私にとっては少し怖く感じました。しかし高度120メートルまで上昇し、陸奥湾や大湊が見え、上空から眺める景色はとても綺麗でした。
待機室で見た海上自衛隊のDVDの中にインド洋での給油活動の映像がありました。給油中の数時間は補給する相手の艦艇と同じ速力で航行しなければならないため、高度な技術が要求されるということをその中で知り、私の父もインド洋給油活動に行き艦の舵を取っていたので、父をとても尊敬する気持ちになりました。
今日の体験搭乗を通じて感じた事は、隊員の方々の強い使命感のもと、日本の海や人を守る為に日夜努力をしている海上自衛官は“カッコイイ"と思いました。 |
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東京地本体験航海 |
元宝塚スターが一日艦長に |
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東京地本は6月21日、海自護衛艦「おおなみ」(艦長・棚岡充雄2海佐)の支援を得て、晴海埠頭において体験航海を実施した。今年度の体験航海は、ソマリア沖海外派遣などの影響で年1回のみの実施となった。この日を心待ちにしていた募集対象者等、一般公募者約1200人が訪れた。当日は、関係者の祈りも叶わず、朝から雨が強く降り出し、午前の体験航海は中止となり、一般公開に切り替えられた。
受付を済ませた乗艦者は、埠頭駐車場に設けた広報ブースに立ち寄り、「ミニ制服、防弾チョッキ試着コーナー」では、たくさんの子供たちが、陸・海・空の制服等を試着して記念撮影する姿が多数見られた。また、記念撮影が行われた埠頭駐車場では、陸自第1普通科連隊の支援を受け、指揮通信車、高機動車、偵察用オートバイの装備品も展示され、来場者の興味を誘っていた。そのほか、OB会の支援のもと、グッズ販売が行われたほか、ケータリングが出店し、軽食類を販売していた。
午後の体験航海は予定通り実施された。まず、昨年東京地本を訪れた元宝塚星組娘役トップスター星奈優里さんが「おおなみ」の一日艦長に任命された。これは、星奈さん本人が広島県出身で、自衛隊(特に海上自衛隊)を身近に感じており、「機会があれば自衛隊のイベントに参加して広報のお手伝いをしたい」との申し出があり実現した。星奈さんは、一日艦長に任命され、初めて袖を通す制服姿で来艦者との記念撮影に応じた。任命式が終わると、待ちに待った体験航海。一日艦長ということで、艦橋の艦長席に座らせてもらい出港準備。すぐに出港できるのかと思いきや、想像以上に確認や作業の工程があるらしく慎重に準備を整え、いざ出港。一日艦長の「出港よーい」の号令で出港した艦上では、乗組員のきびきびした動作、搭載されているミサイルや機関砲のデモ、らっぱ演奏に感嘆の声が上がっていた。強い雨にも関わらず、船はほとんど揺れることなく、心地よい航海の時間はあっという間に過ぎた。
また、今回の体験航海に併せて、東京地本では募集広報の施策として、埠頭ターミナル内に募集広報ブースを展開し、パネル展示、前回行われた艦観式等のDVD上映が行われた。そのほか、ブースを訪れた乗艦者に対してアンケートを実施し、約225人の協力を得たほか、その内募集対象者120人の情報が集まった。さらに、来場者にうちわやグッズを配布して自衛隊をPRした。
東京地本では、「海上自衛隊に対する理解醸成を図り、この効果を活かして自衛官募集(特に海上自衛官)に繋げていく」としている。 |
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地元まつりで広報 |
《群馬地本》 |
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群馬地本(本部長・浦野重之1陸佐)は7月19日に開催された「第51回藤岡まつり」で広報活動を行った。
藤岡まつりは、伝統の祗園山車や神輿をはじめ、様々なイベントを盛り込んだ市民に人気の祭り。群馬地本は中央公園会場のステージ近くにブースを設け、パンフレット配布や装備品の写真展示などで日々活動する自衛隊員の姿を紹介した。また、第12後方支援隊の協力を得て行われた73式小型トラックと高機動車の装備品展示は来場者に大人気で、実際に乗ったり写真を撮ったりと大人から子供まで楽しんでいた。
展示車両を見た来場者から「実際に自衛隊の車両に触れたのは初めてです。頑丈そうですね。さすが自衛隊試用!」という声が聞かれたり、写真パネルを見学した人から「こんな装備が自衛隊にはあるんだ。知らなかった」など、広報官が“やりがいを感じる"言葉が多数聞かれた。
群馬地本では、今後も自衛隊活動を一層市民に認識してもらえるよう幅広い広報活動を展開していきたいとしている。 |
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個性的“うちわ"で地本アピール |
《静岡地本》 |
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静岡地本(本部長・深瀬尚久1空佐)では、今年度の募集開始に先立ち、納涼祭等での定番グッズ「うちわ」を防衛協会の協力を受け作成した。
このうちわは、表に静岡地本のマスコットキャラクター「しずぽん」を前面に押し出し、斬新な構図で印象に残るように考慮してある。裏は、「やっぱりすごいぞ自衛隊」を地元静岡弁で「やっぱすげぇ〜ら自衛隊」とし、あわせて幹部自衛官、パイロット及び医師・看護師への志願を投げかけている。うちわは、これからの夏場の季節、無意識のうちに顔の前でパタパタと自然に情報が目に飛び込むグッズであり、募集広告としてはうってつけの物であると期待されている。
静岡地本では、「これから静岡県下各地で行われる納涼祭等でこのうちわを登場させ、『しずぽん』を静岡県民の脳裏に焼き付けてもらうとともに、自衛隊に対する好感度と親近感を更に高めてもらえるよう、地道に努力を続ける方針だ。そして今後の募集につながることを願っている」としている。 |
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