防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年8月15日号
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寄せ書き

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後継者について
第38普通科連隊(八戸) 2陸曹 湊 太
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 今、自分の立場を考えて家の後を継がなければなりません。しかし、自分の後を継ぐ人がいるかどうか分かりません。農業といっても学校に行って習った訳でもない、これから父に教えてもらわないとできないと思います。
 父は76歳、自分が自衛隊にいる間、元気で動けるか心配です。自衛官は副業ができないからです。自衛官でいる間は農業経営はできませんが、いずれは後を継ぎたいと思っています。元々、食べるもので自分でできる物は自分で作りたいと思っていました。育てた物が収穫できた時は最高の喜びです。
 自分は子供ができてから後継者のことを考えるようになりました。部隊においても同じことです。自分の後を継ぐものを育てていかなければなりません。ずっと同じ仕事を続けられる訳ではないので、先輩又は前任者からしっかり申し受けなければいけないと思います。
 後に残る者をいかに育てるか、難しいことであると感じています。後継者になるため日々、努力勉強しています。
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家族自慢
第6施設群(豊川) 3陸曹 秋山順司
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 私には結婚をして5年になる妻がいます。8年前、彼女の母親が病気のため倒れたことがありました。その時、必死に母親の看病をしながら、家事も自分の仕事もこなす一生懸命な彼女の姿を見てとても心打たれ、結婚を決意しました。
 結婚をしてからの彼女は、相変わらず働き者です。平日は仕事に行き、帰ってきて夕食の支度。休日は洗濯に始まり、家中の掃除、食事の支度と、休む暇もない位働いてくれます。もちろん私も出来る限りの手伝いをするように心掛けています。
 そんな私達夫婦に今年、重大な出来事がありました。それは3月31日に待望の第1子が誕生した事です。名前は「皓亮(こうすけ)」。「皓」には光が白く輝くという意味が、「亮」にはあきらか・まことという意味があり、明るく真面目で正直な子に育ってほしいという願いを込めて名付けました。皓亮が生まれてからというもの、眠れない夜が増えて少々つらいかなと思う反面、寝顔や泣き顔に癒され、仕事や育児の疲れなんか吹っ飛びます。
 働き者の妻に巡り会い、全てを癒してくれるこの子に出会う事ができて、私は本当に幸せ者です。これからも家族3人、事故に遭うことなく健康で過ごせる事を願ってやみません。
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私の妊娠・出産・育児
佐野明日香 (15普連=善通寺 佐野卓也陸士長の妻)
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 我が家は現在、夫と長男の3人家族です。妊娠が分かったのは、昨年の6月でした。初めはビックリしたとともに、小さな生命が私のお腹の中にいるという喜びでとても胸が熱くなりました。夫に報告すると、とても喜んでくれました。
 妊娠初期は、つわりのひどい日もあり、夫は「今は辛い時期だけど一緒に頑張って乗り越えていこう」と声をかけてくれ、背中をさすってくれたりしていました。中期には、胎動を感じるようになり、驚くほどお腹を蹴ってきたりします。時には夫が話しかけたり、お腹を触ると反応してくれて「早く子供に会いたいね」と毎日のように話をしていました。後期では、無事に生まれてくるのかと不安が押し寄せてきて、夫は大丈夫と優しく声をかけて励ましてくれました。
 そして、いよいよ出産の時、朝から痛みを感じるようになり母と病院に。夫も休日だったので、かねてよりの希望だった立ち会い出産をすることができました。
 出産は想像していたよりも大変でしたが、夫と母のサポートがあり、翌日の午後12時24分、元気な男の子を出産しました。
 一つの生命が無事に生まれてきた喜びで涙が溢れてきました。その時、助産師さんが撮ってくれた家族写真は私の宝物です。
 そして育児が始まり、子供はよく泣き、おっぱいをたくさん飲んでくれます。2ヶ月を過ぎた頃からよく笑うことが多くなり、日々の成長を感じ、とても幸せな毎日です。夫は帰宅すると息子と遊んだり、0歳からの絵本を子供に読み聞かせたりしています。
 私が疲れた顔をしていると自分も疲れているはずなのに、私に「お疲れさま、ありがとう」と声をかけてくれます。
 私達は、親になった責任感を実感し、子育てを通じて親子共々成長していきたいと思います。

善行隊員紹介
2隊員が救護活動に貢献
《中部方面後方支援隊》
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 中部方面後方支援隊(隊長・保坂収1佐)第104施設直接支援大隊整備隊所属の清水淳一2陸曹と細川忠義陸士長の2名が、大久保駐屯地朝礼で善行隊員として紹介された。
 清水2曹と細川士長は6月30日、長池演習場に小型トラックで向かう途中に反対方向車線上に横転している二輪車を確認。他の車両の誘導と被害女性の救護などで安全な状態を確保しながら救急車の手配を指示し、その後到着した救急隊員に被害状況を申し送った。
 後日、救助された女性から城陽消防署を通じて駐屯地に対して連絡が入り、善行隊員として大久保駐屯地司令・山崎幸二陸将補から紹介されることとなった。山崎司令は、清水2曹と細川士長に対し、「自衛官として素晴らしい行動をした」「誇りに思う」と2名の行動を絶賛した。
 善行隊員として紹介された2名は、「自衛官として自分の行動が評価され、また地域から信用されているということで大変嬉しく思います」(清水2曹)、「清水2曹の指示で的確な行動を取ることができ、それが評価されて嬉しいです」(細川士長)とそれぞれ感想を述べている。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOB シリーズ
まずは基地救護室に相談を
日ノ丸自動車(株)  竹下 沙織
竹下さんは今年3月、第3輸送航空隊飛行群第403飛行隊を空士長で任期満了退職。22歳
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 私は今春、航空自衛隊(第3輸送航空隊)を1任期満了退職し、美保基地援護室の紹介により日ノ丸自動車(株)へ就職いたしました。
 自動車会社と言えばバス会社のイメージがありますが、米子空港と鳥取空港の空港業務も行っています。私は、航空自衛隊入隊以前から民間の空港で働きたいと思っていましたが、美保基地において航空機整備員として3年間勤務し、1任期満了日が近づいた時、やはり私は民間の空港で働きたいという気持ちを持っていたので、日ノ丸自動車(株)への再就職を希望しました。
 現在、私は日ノ丸自動車(株)の米子空港ランプ課に配属されグランドハンドリング業務に従事しています。私の仕事であるグランドハンドリング業務とは、(1)航空機をスポット(駐機場)まで誘導する(2)航空機への荷物・貨物の搭載(3)機内清掃(4)航空機のプッシュバック等を実施しています。
 入社して最初に覚える仕事が、航空機への手荷物や貨物の搭降載です。米子空港を離発着する航空機のほとんどがB737です。この航空機への手荷物搭降載は、コンテナを使用するのではなく一つ一つ手作業により搭降載させねばならず、体力が必要な作業です。手荷物の中には20kg近い重量物もあり、低姿勢でそれを持ち上げるのは大変です。今は自衛隊生活3年間で培った体力と精神力で頑張っています。米子空港では、航空機到着から出発まで40分間ありますが、私達はグランドハンドリング業務の全てを35分間で完了させなければならないので、集中して作業を行っています。
 入社した時は、嬉しい気持ちと不安な気持ちで、何をしたらいいのか全くわかりませんでしたが職場の先輩方がとてもいい人ばかりでその不安はいつの間にか解消し、早く現場に出たいという気持ちに変わっていました。現場に出て約3ヶ月経ち、今は楽しく憧れだった仕事をしているので、とてもやりがいを感じています。
 最後になりましたが、再就職を考えている方は、不安もあると思いますが勇気と自分の考えをしっかり持っていたら大丈夫だと思います。また、自衛隊の経験も大きな強みになると思います。自分に自信を持って再就職へ向けて頑張って下さい。
 基地援護室は親身になって相談に乗ってくれて、再就職に協力して下さいますので、きっとあなたの希望する職業に就けると思います。是非一度、基地援護室を訪問してみて下さい。


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