私は昨年2月定年退官し、「株式会社タクマテクノス」に就職しました。勤務場所は久留米市内の可燃ゴミを処理するクリーンセンター(ごみ焼却施設)に勤務しております。またその年の4月には、さらに5名の退職自衛官が採用されました。
仕事の内容は、受付において市直営や事業所及び家庭からの搬出ゴミを受け入れるため、内容物と分別状況の確認を行い、有料ゴミについては料金を徴収する仕事と、プラットホーム勤務においては、ゴミの種別に応じてステージに誘導し、細部におけるゴミの分別状況を確認指導する仕事です。
そのような中、最も大変かつ重視することは、搬入業者(人)に対する対応です。搬入する人の中には、金銭がからむため自己主張の厳しい人や自己本意の人、逆に感謝の言葉をかけてくださる方などさまざまで、かなりの神経を使います。私自身、退職前の3年間援護担当者として勤務し、接客業務には経験と少々の自信もありましたが、かなり厳しい現実の洗礼を受けました。
そんな中、会社での接客マナーの基本は、相手の話をよく傾聴し、正しい搬入方法を相手が理解しやすいように説明すると共に、接客態度に十分注意をはらうことがトラブル防止の秘策であると考え毎日の業務に当たっております。また、服装(身だしなみ)、態度は勿論のこと接し方や話し方の大切さと難しさを実感し日々精進しております。
皆様方も再就職に際しては、自衛隊生活とのギャップに戸惑いを感じると思いますが、「新入社員としての自覚と環境への順応性」をもって困難を乗り越えていただきたいと思います。
最後に健康には十分気を付けられ、健全な体と精神をもって、新しい仕事で新しい人生の一歩をスタートさせて下さい。
|