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自衛隊ニュース   2009年4月15日号
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防衛協会青年部会
第4回平和塾を支援
《京都地本》
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 京都地本(本部長・大内田憲治1陸佐)は3月16日、京都市内において実施された京都府防衛協会青年部会第4回平和塾を支援した。
 平和塾とは、京都府防衛協会青年部会(岩井一路会長)が平成13年から行っている講演会を中心とした平和と防衛を考える勉強会。今回は駐大阪・神戸米国総領事エドワード・ドン氏を講師に迎え、青年部会会員等約50名が聴講に訪れた。
 はじめに、岩井会長から「日本の文化によく使われる『和』という言葉には、平和の『和』、調和の『和』、『なごみ』と色々な意味があります。そしてまた日本の文化は中国やアメリカ、他国の文化とうまく調『和』しており、戦争する思想を持たずに融『和』していくことが大切であります」と挨拶があった後、講演が実施された。「日米関係と地域とグローバルな課題」と題した演題で、ドン総領事はアメリカの認識について「これからはスマートパワーが重要です。スマートパワーとは、従来のハードパワーとソフトパワーの融合である」と述べた。更にアジア情勢について、日・米・韓の協調の必要性を、北朝鮮の弾道ミサイル発射問題については、中国の役割が非常に重要性を帯びていることを強調した。約1時間にわたる講演の後、山下副会長が「アメリカという国は本当に論理的で合理的な行動を取り、リーダーが考えたポリシーを下まで伝え、整合性のとれた行動をとれる国だと改めて感じました」と話し、「本日は岩井会長が話した『和』、ドン総領事が話した『スマートパワー』を大切にしたいと感じたとても実りのある会になりました」と謝辞を述べ、前段を締めくくった。
 その後、今年2月に開催された「平和と防衛シンポジウム2009in京都」において実施したチャリティー募金をNPO法人テラ・ルネッサンスに対し贈呈した。代表の鬼丸昌也氏は、「今回は大切なお金を頂きましてありがとうございます。1万円あれば、3人の子ども兵士にミシンと職業訓練の器材を提供できます」と謝辞を述べた。引き続き、青年部会を卒業する会員の卒業式・感謝会が実施され、和やかな雰囲気の中、会は終了した。
 京都地本は、今後も京都府防衛協会青年部会と連携を強化し、各種行事を積極的に支援するとしている。


災害対処指揮所訓練
《島根地本》
部隊と自治体のパイプ役に
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 島根地本(本部長・吉永春雄1陸佐)は2月27日、本部庁舎で災害対処指揮所訓練を実施した。
 この訓練は、「島根県西部地区の浜田市で震度6強の地震が発生した」という想定で、島根地本の災害対処能力向上を図ることを目的として行われた。
 訓練は、早朝の非常呼集から始まり、登庁者による指揮所の開設、県庁等に派遣した連絡員等からの情報収集、関係部隊・機関等への報告・通報、災害派遣部隊への支援調整等について指揮所活動を行った。
 島根地本としては初めての指揮所訓練であり地本単独の訓練であったが、災害派遣部隊と地方自治体とのパイプ役として初動対処能力を向上するとともに、部員の災害対策に関する意識の高揚が図られた。
 島根地本では、「国民保護・災害対策機能の任務が追加されて以降、災害対策計画を作成するなど災害発生時の態勢の強化を図っているが、今後もこの種の訓練を積み重ね、即応態勢を維持・強化していく」としている。

援護キャンペーン実施
《福岡地本》
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 福岡地本(本部長・山澤將人1陸佐)は2月6日から3月12日の間、福岡県内の陸・空自の部隊長、援護担当者等を対象とした援護活動「セットアップキャンペーン」を県内5ヵ所駐屯地(小郡・福岡・久留米・飯塚・小倉)及び春日基地(九州管内空自援護担当者等)、計124名の中隊長等に対して実施した。
 これは、昨今の経済不況による未曾有の就職難にあって、企業としては人材を選りすぐって獲得しなければならない状況にあることに対応して、援護の現況及び就職援護の現状を認識させ、就職援護を希望する隊員の意識改革の促進及びスキルアップを目指すことを目的として実施したもの。
 福岡県の雇用状況、免許・資格の計画的取得など隊員個人の質の向上、面接指導の有用性を援護課長から部隊長、援護担当者等に力説し、認識の統一を図った。また、全体での教育後、中隊長に対してその中隊の属性に応じた個別説明を実施し、隊員が自ら率先して就職活動に取り組む姿勢になるよう、指揮官の意識改革をワンツーマンで行い、自隊の現状を再認識させた。
 このキャンペーンが中隊長等への就職援護情報発信の場となり、地本と部隊が今後も連携を密にし、就職援護業務の強化を図っていく。福岡地本では、さらに新年度において新着任中隊長等にも同様に説明していく予定だ。

広報リボンマグネットを作成
《大分地本》
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 大分地本(本部長・高木新二1陸佐)では、『自衛官募集』のリボンマグネットを作成した。これは、車の後部などにチャリティーや、社会貢献などの目的で貼られているリボンマグネットのデザインを利用して、『自衛官募集』を広報する目的で作成された。完成したリボンマグネットは大分地本の広報員が使用する車両に貼られる。マグネットには『自衛官募集』の文字のほか地本のホームページアドレスと二次元バーコードを記載している。

隊員13名を表彰
《鹿児島地本》
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 鹿児島地本(本部長・村上良宏1海佐)は3月12日、業務改善・職務遂行に功績のあった隊員13名に対し、西部方面総監3級賞詞を含む賞詞11件、本部長褒賞2件の伝達・授与を実施した。
 まず初めに、西部方面総監3級賞詞が本部長より伝達され、その10名に本部長より4・5級賞詞が授与された。また、2名は、職務上の功績が認められ、本部長より褒賞状が授与された。表彰後、本部長は「賞詞のために頑張れという事ではないが、努力している者には必ず報いるので、今回授賞できなかった者もくさる事なく今まで通り努力を続けて欲しい」と訓示し、部員一同は更なる努力を誓い解散した。

定期演奏会活用し管内高校生に広報
《旭川地本》
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 旭川地本(本部長・川原光雄1陸佐)は3月7日、旭川農業高校29名、名寄高校10名、計39名の学生に対し、札幌コンサートホール「キタラ」で開催された北部方面音楽隊定期演奏会を活用した広報を実施した。
 当日は、はじめに札幌駐屯地において隊員食堂で昼食会が行われ、続いて演奏会会場に向かった。演奏が始まると学生達は北部方面音楽隊の素晴らしい演奏に感激しきりといった様子で、曲目が終わるたびに大きな拍手を送っていた。また、演奏会が終了し旭川へ向かうバスの中でも、「すごく良かった」「また来たい」などの声が聞かれ、学生達は一様に大満足といった表情を見せていた。
 旭川地本では、今後も若年層を中心とする地域住民の自衛隊に対する理解と親近感の醸成のため、数多くの機会を活用した広報活動を行っていくとしている。

岸政務官が部隊視察
《山口地本》
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 山口地本(本部長・出口潔1空佐)は3月1日、岸信夫防衛大臣政務官の部隊視察を受察した。視察にあたり、陸自第17普通科連隊、空自航空教育隊の支援を受けた。視察には、随行者として航空幕僚監部総務部長の飯田雅典空将補が、立会者等として、陸自中部方面総監部防衛幕僚副長の山本頼人陸将補が山口地本入りした。
 航空自衛隊見島分屯基地視察を終えた岸防衛大臣政務官は、午後5時、出口地本部長のエスコートで山口地本に到着、部員らの出迎えに笑顔で応えた。その後、山口地本庁舎2階の会議室で状況報告(地本の概況や業務状況等)を受け、山口地本の活動に対して労をねぎらった。
 山口地本では、「防衛大臣政務官の公式訪問は初めてであり、また限られた時間の中ではあったが、山口地本としては整斉と受察を終え目的を達成することができた。今後も職務を全うできるよう、部一同積極的に業務を進めていく」としている。

“自衛隊"を知るセミナー実施
《栃木地本》
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 栃木地本(本部長・山野順良1陸佐)は3月7日、宇都宮駐屯地で「24時間態勢・不休でこの国を守っている自衛隊のこと、どのくらい知っていますか?」として陸・海・空現役自衛官の海外支援活動の体験や、災害派遣での経験など、普段マスメディアにはでない本当の自衛隊をテーマに「自衛官採用セミナー」を開催し、大学生7名が参加した。
 当日は、「世界で活躍する自衛隊・災害派遣」「募集案内説明」「先輩隊員による試験体験談」の3部構成。中でも「先輩体験談」では、中央即応連隊・橘田2尉の「人にありがとうと言われる仕事です」という言葉に感銘を受けた様子。また、新聞でセミナーを知って来た学生のひとりは、「話を聞いてすごく興味を持ちました」と受験に前向き。併せて個人装備の火器を展示し効果を高めた。現在就職難ということもあり、新聞社の取材を受けるほど同セミナーは、盛況のうちに終了した。
 栃木地本は、自衛隊の素晴らしさを伝えるとともに、今後も募集活動を実施していくとしている。


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