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   2005年2月1日号
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玖珠駐屯地成人式
二十歳の門出に戦車を綱引き
成人を迎えた43名の隊員が力強く大網を引いて38tの74式戦車を動かした
 玖珠駐屯地(司令・成清浩一1佐)で1月7日、駐屯地成人式が行われた。
 駐屯地恒例の74式戦車の綱引きには、今年の新成人43名(うち女性隊員3名)が参加。大勢の先輩隊員が見守る中、新成人が元気の良い掛け声と共に一斉に大綱を引き、見事38tの戦車を動かした。
 式典は地元町長をはじめ多数の来賓が出席して行われ、式辞に立った駐屯地司令は「昨日の自分とは何かが違う自分を感じること」「向かうべき目標を確立すること」について述べ激励した。また、来賓を代表して玖珠・九重両町長から心温まる祝辞が述べられた。
 新成人代表挨拶として第4後方支援連隊第2整備大隊、戦車直接支援中隊の岡元3曹が「成人者としての自覚を持ち、自衛官として、また一社会人として日々努力して行きます」と答辞を述べ、新成人としての意欲と熱意を感じさせ、成人式を終了した。

西方 隊員クラブに総監プレゼントコーナーお目見え
 西部方面総監部(総監・林直人陸将)が所在する健軍駐屯地の隊員クラブ「クラブ火の国」に“林総監プレゼントコーナー”がお目見えした。総監と普段接する機会の少ない各部隊の隊員とのコミュニケーション(呑みニケーション?)を図る目的で設置したもので、コーナーには、「本日、この酒を飲む資格があると思われる者はノートに所見等を記入して飲まれたし!林総監」と書かれた一冊のノートが置かれており、飲酒資格には国際平和貢献活動や災害派遣に参加した者、各種教育や競技会で優秀な成績を収めた者など一定の条件が記されている。
 健軍駐屯地には各種の集合教育、訓練・出張などで方面管内の各部隊や他方面からの来訪者も多く、クラブでは飲酒資格に一喜一憂する姿が見られるなど話題となっている。ノートの記入欄には、訓練の成果報告や競技会の優勝報告、東ティモールに派遣された隊員などの沢山の意見やエピソードが書かれ、酒のつまみ、話の種になっている。
 我こそはその資格ありと思う全国の隊員諸君、熊本においでの節は「クラブ火の国」で美味しい焼酎と日本酒が待っています。

6師団チーム史上初3連覇を達成!!
陸自中央競技会
 平成16年度陸上自衛隊中央競技会(円谷駅伝)が12月5日行われ、全国から集まった疾風の申し子が熱い走りを展開した。
 昨年まで2連覇の第6師団チームは全国から追われる立場で、中でも20普連の隊員は師団選手の半数を占める主力選手。いやが上にも力が入り第4次イラク派遣の福田群長以下も約8千キロ彼方のサマーワから熱きエールを送っている。
 「優勝して、サマーワに吉報を!」、いつの間にか心の合言葉になっていた。
 9時の号砲と共に、各チームが一斉にスタート。1区は団子状態が続いていたが、2区の五十嵐武士長(重迫中)がトップグループを維持、第3区の土田公平士長(2中隊)が区間新の快走でトップに踊り出て他の選手を引き離した。その後は、4区の石丸貴志2曹(2中)、5区の堀悟3曹(本管中)が危なげなくトップでタスキを繋ぎ、後は他チームの追従を許さない独壇場で、立ち向かう強風に負けない神風の如く10区間を駆け抜け、アンカー佐々木睦之士長(対戦車中)は2位の3師団に2分36秒の大差を着けて悲願の大会史上初の3連覇を達成した。

上富良野 家族スキー教室開講
北国の冬を満喫
子供たち130人が参加
 上富良野駐屯地(司令・市野保己1佐)は1月11日から14日の間、隊員家族を対象とした家族スキー教室を開講した。
 この教室はスキー技術の向上と冬季の隊員家族の健康維持増進を目的に例年行っているもので、上富良野町日の出スキー場と、中富良野町北星山スキー場の2ヵに計150人の子供達が参加した。
 指導には駐屯地各部隊のスキー指導者17名があたり、学生や技量に応じ数個のグループを編成して指導した。
 教室に参加した母親は「初めてスキーを履いた子供が最終日には上手に滑れるようになって驚いています。指導員の方にはほんとうに感謝しています」と子供の上達振りを話していた。
 また、最終日には富良野地方自衛隊協力会が缶ジュースを、駐屯地曹友会が豚汁を参加者や父母らにふるまった。豚汁は、絶妙の味付けにお代わりする子供が続出、母親等からも「おいしい」と大好評だった。
 家族スキー教室は家族間の交流や隊員との親睦も図るなど、隊員家族らは北国の冬を大いに満喫して閉講した。

全日本学生スキー大会を支援
<2普連>
 第2普通科連隊(連隊長・阿部金ニ1陸佐)は1月5日から13日の間、新潟県妙高高原町で行われた第78回全日本学生スキー選手権大会を支援した。
 同町での大会は5年ぶりで、湧井副連隊長を支援隊長に隊員150名が参加。クロスカントリー、ジャンプ及びアルペンのコース整備などに汗を流した。
 8日の開会式では、昨年暮れまで同部隊が中越地震に伴う災害派遣に出動していた事が紹介され、地元役員や選手からも改めて隊員に感謝の言葉がかけられた。
 また、その夜行われたレセプションでは、支援隊長がご臨席を賜った寛仁親王殿下から支援に対するお礼の言葉を頂いた。
 競技が開始された9日以降は連日大雪に見舞われ、特にジャンプ支援隊は早朝4時からの排雪作業を実施するなど、各競技会場でも隊員の懸命な作業により大会は予定通り行われた。
 例年、全国規模のスキー大会を支援している連隊は久しぶりのドカ雪に苦労したものの大会に寄与。9日間の支援を無事に終え会場を後にした。

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