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パキスタン北部大地震 陸空国緊隊が出発 |
初めてC-130(1輸空)に多用途ヘリ搭載 |
陸自5旅団150名主力に現地で空輸救援活動開始 |
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パキスタン北東部で10月8日、マグニチュード(M)7.7の大地震が発生、同国を中心にインド、アフガニスタンでも多数の建物が倒壊し死者は5万2千人(邦人父子2名含む)、被災者は300万人を超えている。
政府の国際緊急救助隊派遣決定を受けて大野功統防衛庁長官は11日、陸、空幕長に派遣準備命令を発出するとともに翌12日、陸自北方総監等と空自支援集団司令官等にそれぞれ「パキスタン国際緊急航空援助隊」と「パキスタン国際緊急援助空輸隊」の編成を命令した。また、現地の情報収集などのため、菅原隆内局国協室長、海田英昭1陸佐ら先遣隊約20名が成田空港からパキスタンに向け、出発した。 |
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イスラマバードでC-130輸送機から多用途ヘリを却下する陸空派遣隊員 |
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13日、空自第1輸送航空隊(小牧)のC-130輸送機2機に陸自航空援助隊(堀井克哉1佐以下約130名=第5旅団主力)の多用途ヘリコプター(UH-1)2機を初めて搭載して千歳基地を出発した。翌14日、陸自航空援助隊の多用途ヘリ1機と電源車などを搭載したC-130輸送機2機が千歳基地を出発。また、空自特別航空輸送隊の政府専用機2機に陸自派遣隊員の主力約100名と補給品などを搭乗、搭載し、千歳基地を出発、同日夜、イスラマバードに到着した。 |
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誘導員の指示をうけながら救援物資を搭載した多用途ヘリ2機が被災地へ向け離陸 |
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15日以降、イスラマバードでC-130輸送機から却下した多用途ヘリを陸自隊員が組み立て、テストフライトや慣熟飛行後、イスラマバードとバタグラム間で、援助物資などの空輸を開始した。余震が断続的に発生する中、19日までに援助物資などの空輸累計は1.3トンに達している。また、22日には、パキスタン北部のバダグラムからイスラマバードまで地震で重傷を負った女性2名を多用途ヘリで搬送するなど、派遣隊員は寒さが厳しくなる現地で懸命に救助活動を続けている。
なお、防衛庁は20日、現地の要望を受け、多用途ヘリ3機を追加派遣するとともに派遣隊員も約20名増員することを決定した。 |
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陸空派遣隊員が現地でお互いに情報交換 |
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多用途ヘリに救援物資を搭載する陸自隊員 |
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救援物資を搭載する陸自隊員 |
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