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   2005年11月15日号
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自衛隊機念日特集 1、3面

飛行部隊の勇姿集う
航空観閲式
小泉首相「内外の環境整備に全力を傾注」
航空観閲式の冒頭、小泉首相をはじめ防衛庁・自衛隊の高級幹部が壇上で国旗に正対
 平成17年度自衛隊記念日航空観閲式が10月30日、小泉純一郎首相を観閲官に迎え、空自百里基地で行われた。
 午前10時、航空中央立音楽隊の演奏に続いて陸海空隊員約1,200名から成る観閲地上部隊が式典会場のエプロン地区に入場を開始、各装備品の前に整列した。次いで、観閲部隊指揮官の外薗健一朗申空司令官と観閲式執行者の田母神俊雄総隊司令官が相次いで入場、栄誉礼を受けた。
 防衛庁・自衛隊の高級幹部をはじめ衆参国会議員、外国武官、来賓招待者ら約7,000人が見守る中、自衛隊最高指揮官の小泉首相が臨場、特別儀仗隊の栄誉礼を受けた。次いで、小泉首相は防衛庁・自衛隊の高級幹部とともに観閲台上にあがり、田母神執行者の開式宣言に続いて全観閲部隊約1,200名から壮大な栄誉礼を受けた。
イラクやパキスタンなどで現在も活動中のC-130輸送機が次々に物料を投下
ブルーインパルスが妙技を披露
広いエプロンを通って観閲式場に向かう特別儀仗隊の一糸乱れぬ行進
航空自衛隊を代表するF-15の前で整列する空自隊員
 国旗掲揚、F-15戦闘機4機による慰霊飛行のあと、観閲飛行が始まり、多少雲に覆われた上空を、AH-1S,0H-1,SH-60J,P-3C,US-1A,RF-4E、E-767,UH-60J,CH-47J,U-125A,C-130H,B-747、F-2Bなど、陸海空自衛隊の航空機が整斉と編隊を組み、相次いで航過して行った。
 引き続き、小泉首相は外薗観閲部隊指揮官を伴ない、オープンカーに乗車、地上に整列する陸海空隊員を順次巡閲したあと、訓示に立ち、多様化する自衛隊の任務などについて触れ「私は、自衛隊の最高指揮官として諸君と心を一つにし、今後とも自衛隊の任務が立派に遂行されるよう、内外の環境整備に全力を傾注します」と述べた。
 小泉首相が観閲台上で、スクランブルのボタンを押すと同時にF-15Jが緊急発進、飛行展示が始まった。各機種による機動飛行、対地攻撃(模擬射撃)、捜索救助、戦術空輸(物料投下)などが観閲台前方で行われ、実戦さながらの訓練にスタンドから大きなどよめきの声があがった。最後に、ブルーインパルスが登場、スモークをたなびかせながらダイヤモンド体形や背面飛行、連続3回ひねりなどの高度な戦技を披露する度に大きな拍手と歓声が会場を包んだ。(写真=救難ヘリコプターを使って負傷者を救出する迫真のシーンを展示)

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