防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2005年7月15日号
1面 2面 3面 6面 7面 8面 9面 10面 11面 12面

空自、コープサンダーで演練
日米で戦術技量、対処能力高める
E-767を中央に日米戦闘機が飛行(アラスカ州上空で)
 航空自衛隊は、部隊の戦術技量や日米共同対処能力の向上を図るため、米空軍が実施する演習(コープサンダー)に6月10日から25日までの16日間、参加した。特に、米国アラスカ州で行われた日米共同訓練では、防空戦闘、基地防空の各訓練を演練、対処能力向上に努めた。コープサンダーは、今回で9回目で、訓練には航空総隊から人員210名、F-15 6機、E-767 1機、携SAM追随訓練器材 6セットが参加した。

遠洋練習艦航海部隊
「かしま」「むらさめ」「ゆうぎり」参加
35カ国160隻が集結 英国・ポーツマス沖
トラファルガー海戦200周年『国際観艦式』
前方を航行する観閲艦「エンデュランス」へ海自隊員が登舷礼
 トラファルガー海戦200周年を記念する国際観艦式が6月28日、英国南部のポーツマス沖で行われた。
 35カ国から160隻以上が集結し、日本からは、遠洋航海中の海自練習艦隊「かしま」「むらさめ」「ゆうぎり」の3艦が参加した。
 観艦式では、洋上に整然と並ぶ各国受閲艦艇の間を、エリザベス女王が乗艦した英国観閲艦「エンデュランス」が航行、順次観閲した。
 陪閲した齋藤?海幕長は「ポーツマス沖に約160隻もの艦艇がアンカリングする光景は非常に感動的ですばらしかった」「参加した海自練習艦隊3艦の登舷礼を各国司令官クラスから称賛された」と国際観艦式の様子を帰国後に語っている。
 トラファルガー海戦は1805年10月21日、ネルソン提督が指揮する英海軍がフランス・スペイン連合艦隊を撃破した戦いで、以後、ナポレオンの英国上陸が不可能となった。
英国マスコミのインタビューに答える海自代表隊
順調に遠航続ける
 海自遠洋練習航海部隊(指揮官・柴田雅裕海将補以下実習幹部約180名を含む約750名、練習艦かしま、護衛艦むらさめ、同ゆうぎり)は4月19日に東京晴海を出港後、パールハーバー、マンサニーヨ、バルボア、ノーフォークに寄港、現地で歓迎行事や記念式典などの任務に従事しながら6月25日、英国ポーツマスに入港した。
 国際観艦式に参加した遠航部隊は、ポーツマス出港後、「かしま」はロシアのサンクトペテルブルクへ、また、「むらさめ」「ゆうぎり」はノルウェーのオスロへと2派に分かれて訪問した。特に、サンクトペテルブルクに海自艦艇が入港するのは初めてのことで、7月5日から8日までの4日間、日ロの国交樹立150周年を記念した行事に参加するとともにロシア海軍大学生とのサッカー交歓会や「かしま」の一般公開なども実施した。
 2派にわかれた遠航部隊は再び合流、7月12日に次の訪問国ドイツ・ハンブルグに入港した。

2面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc