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2007年1月1日号 |
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陸海空幕僚長「年頭の辞」 2面 |
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インド洋の日の出 |
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テロ対策特措法に基づきインド洋で米国など各国艦艇に協力支援活動を続けている海自艦艇(▽指揮官・久野敬市第2護衛隊司令▽護衛艦「まきなみ」艦長・豊住太2佐▽補給艦「とわだ」艦長・山下正和2佐)の計340派遣隊員が現地で正月を迎えた。平成13年12月以来約5年間にわたって延べ10300隊員を派遣、各国艦艇への洋上補給は705回を超えている。 |
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新年のメッセージ |
「防衛省」発足に伴い、 |
より一層、迅速・的確に各種事態へ対応 |
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統合幕僚長 齋藤隆海将 |
国内外の各地で勤務している隊員諸官並びにご家族の皆様、明けましておめでとうございます。
今年から、防衛庁は「防衛省」となり、加えて国際平和協力活動等が自衛隊の本来任務と位置づけられます。我々としても、より一層、迅速かつ的確に各種の事態へ対応していかねばならないと、重く受け止めています。
さて、我が国周辺では、昨年の北朝鮮による弾道ミサイル発射と核実験等、日本の安全に影響を及ぼす諸問題が顕在化してきており、世界各地で頻発するテロ、大量破壊兵器の拡散等が国際的な懸念となっています。
このような中、昨年3月、自衛隊は統合運用体制へと移行し、イラク・サマーワでの2年半に及ぶ陸自の活動を終結する一方、イラク・クウェートでの空自による空輸任務、インド洋での海自による給油活動、ゴランPKOへの輸送部隊の派遣を継続中です。
我々が目指すべき真に実効性のある統合運用とは、各自衛隊の良き伝統と文化を尊重しつつ、相互理解と一体感の下に、その特性と能力を結集することによってのみ達成されるものであり、我々は、連綿不断の努力を積み重ねていかなければなりません。隊員諸官には、自衛隊の原点は「武力集団」であるとの認識の下、愚直なまでに基本・基礎を守り、日頃の教育訓練が重要であることを常に念頭に置いて不断の努力を継続してもらいたいと思っています。
我々の活動にとりましては、ご家族の皆様のご理解とご支援が極めて重要であります。平成19年が隊員諸官、そしてご家族の皆様にとって素晴らしい年となることを祈念し、年頭のご挨拶とします。 |
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