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   2007年7月1日号
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F-2、初参加
コープノース・グアム2007
日米で戦術技量を向上
 航空自衛隊は6月10日から23日までの14日間にわたって、米国グアム島アンダーセン空軍基地やファラロン・デ・メディニラ空対地射場などで日米共同訓練(コープノース・グアム2007)を実施した。これは、日米共同対処能力と戦術技量の向上を目的としたもので、航空自衛隊は第3航空団(三沢基地)のFー2戦闘機8機、警戒航空隊(同)のEー2C早期警戒機2機が参加した。Fー2がこの訓練に参加するのは、今回が初めて。また、米軍は第5空軍、第13空軍、第27遠征戦闘航空団(キャノン空軍基地=ニューメキシコ州)のFー16戦闘機約18機が参加、日米で戦闘機戦闘・防空戦闘・空対地射爆撃の各訓練を演練した(=写真)。グアムでの日米共同訓練は平成11年度から始まり、今回で8回目。また、国外での実弾空対地射爆撃訓練は今回が3回目となった。

晴れてレンジャー8隊員誕生
《福島》
水路潜入など厳しい試練乗り越え
教官が見守る中、仲間と励まし合いながらレンジャー養成訓練に耐える
 陸上自衛隊福島駐屯地(司令・浅川紀明1佐)は3月27日から7月31日までの間、部隊レンジャー養成訓練を行っている。この訓練は、陸上自衛隊で最も厳しいとされる訓練の一つで、福島、郡山の各駐屯地から24名の若い隊員が参加した。前半の基礎訓練に続き5月からは福島市内でのロープ渡りや爆破訓練、水路潜入のほか、吾妻山系で実戦的な訓練を重ねた。
 若手の精鋭24名が挑戦したものの、最終的には8名が合格。晴れて部隊レンジャーとなった隊員は「徽章に恥じないよう今後も努力する」と決意を語った。
 この訓練に合格した隊員には部隊レンジャーの資格が与えられ、主力から独立して行動する部隊で活躍する。また、災害時等で、最前線など重要な状況でも活動することになる。

中病高等看護学院で戴帽式
 6月8日、三宿駐屯地にある自衛隊中央病院高等看護学院(学院長・藤岡高弘1陸佐)の第49期看護学生57名(うち男子9名)は、約3年間の教育を修了、晴れて戴帽式に臨んだ。
 戴帽式は、看護師にふさわしいと認められた学生に対して看護師のシンボルであるナースキャップを与える儀式で、このキャップをかぶることによって、看護という職業に対する情熱や、人の命にかかわる責任感を強く認識する。また、専門的な知識と看護師としてふさわしい態度を身につけるよう決意を新たにする。
 戴帽式では、学生が、ナイチンゲール像から受け取った灯火をかかげて(=写真)、ナイチンゲール誓詞を朗唱しながら、看護される患者の気持を理解し、温かい思いやりの心をもった看護を行うことを誓った。

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