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2007年11月15日号 |
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観閲官に福田首相 |
士気高く観閲パレード |
自衛隊観閲式 |
精鋭4250隊員、最新車両200両、航空機66機参加 |
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観閲台上の福田首相、石破防衛大臣をはじめ高級幹部の前を行進する戦車部隊 |
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武田1師団長を伴い、オープンカーで観閲部隊を巡閲する福田首相 |
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平成19年度自衛隊記念日行事「自衛隊観閲式」が日本晴れの10月28日、自衛隊最高指揮官の福田康夫首相を観閲官に迎え、朝霞駐屯地で行われた。また、前日には、同中央行事の一環として自衛隊殉職隊員追悼式(防衛省慰霊碑地区)、防衛大臣感謝状贈呈式(グランドヒル市ヶ谷)が行われた。(関連記事2面、7面)
28日午前10時半、観閲部隊指揮官の武田正徳1師団長以下約4、250隊員が朝霞訓練場に整列する中、折木良一陸幕長と泉一成東方総監らを伴い、福田首相と石破茂防衛大臣が到着、第302保安中隊(中隊長・矢古宇 努3陸佐)による特別儀仗隊の栄誉礼を受けた。引き続き、観閲台に上がった福田首相に対して、全隊員が号令一下、栄誉礼を行った。
国旗掲揚に続いて、福田首相が武田1師団長を伴い、オープンカーで整列した全部隊を巡閲。この際には、招待者席から大きな拍手が送られていた。次いで、福田首相が観閲官訓示(全文は2面に掲載)に立ち「隊員一人ひとりが能力を高め、誇りを持って職務に精励し、国民の期待に真に応えるよう」要望した。
整列した全隊員と車両が順次、観閲行進態勢に移動したあと、徒歩部隊を先頭にいよいよ観閲パレードが開始された。最初に、陸海空合同音楽隊が各種行進曲を演奏しながら入場。次いで、国旗を掲げた陸海空観閲部隊本部、防大学生隊、防医大学生隊、少工校生徒隊、普通科部隊、中央即応集団隷下の空挺部隊、海自部隊、空自部隊、高等看護学院学生隊、女性自衛官部隊が順次、一糸乱れぬ整斉とした行進を披露した。
徒歩部隊に続いて、車両部隊(約200両)のパレードが始まり、国際活動教育部隊、特殊武器防護部隊、施設科部隊、化学科部隊、衛生科部隊、需品科部隊、偵察部隊、普通科車両部隊、高射特科部隊、空自ペトリオット部隊、野戦特科部隊、予備自衛官部隊、戦車部隊が各装備品を展示しながら轟音を響かせ、迫力あるパレードを繰り広げた。 徒歩部隊と車両部隊の行進の最後には、AH-1、US-1、F-15など陸海空の航空部隊(66機)が観閲台上空を順次飛行、パレードに華を添えた。
この日は、音楽演奏や装備品展示なども行われ、会場は大勢の家族連れで終日賑わっていた。 |
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