同日午後3時すぎ、第2普通科連隊(高田)の人員約210名、車両約60両が柏崎市で救出・救助活動や道路啓開を実施、女性1人を救出した。以後、第5施設群(高田)や第30普通科連隊(新発田)とともに、柏崎市、上越市、刈羽村で給水支援も開始した。また、第6、9、10師団、第1空挺団、東部方面輸送隊、中央即応集団なども順次被災地に進出、給水・給食、入浴、輸送などの支援を実施した。 一方、海自は新潟県知事から舞鶴地方総監への災害派遣要請を受け、護衛艦「みねゆき」「あぶくま」「みょうこう」「はるな」「さわかぜ」、輸送艦「のと」「くにさき」など9隻を派遣、陸自隊員や食料、毛布、仮設トイレなどを輸送するとともに給水・入浴支援を実施した。空自も中部航空方面隊(入間)が米軍支援物資の輸送や給水支援にあたっている。 また、自衛隊機で、安倍晋三首相(16日)と小池百合子防衛大臣(18日)が相次いで被災地を視察、被災住民を見舞うとともに派遣隊員を激励した。20日までに、派遣人員延べ1万3700名、車両延べ約4040両、艦艇9隻、水船2隻、航空機23機の規模で、負傷者・人員・物資の輸送、給水・給食・入浴・天幕の各支援、崖崩れ箇所の道路啓開などの活動を続けている。(関連記事2面)