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自衛隊ニュース   1131号 (2024年9月15日発行)
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自衛隊サイバー防衛隊司令の木村陸将補が
「CCF14」「CyCon」(エストニア)で討議
 自衛隊サイバー防衛隊司令の木村顕継陸将補は5月28日から29日の間、エストニアのタリンで実施された第14回サイバーコマンダーズフォーラム(以下、CCF14)及び第16回サイバー紛争に関する国際会議(以下、CyCon)に参加し、討議を行った。
 木村陸将補のCCF14の参加は今回で3回目であり、基調講演の実施は、主催者であるスペインサイバーコマンダーのハビエル・ロカ・リベロ中将から直接依頼を受けたものである。
 CCF14に参加した木村陸将補は基調講演で、統合作戦に寄与しうるサイバー作戦のために必要なプラットフォームの構想について防衛省・自衛隊の取り組みを紹介するとともに、サイバー空間における運用上の課題等を共有し、各国における取組の成果や問題点について意見交換を行った。
 また、CyConにおいては、スペインのロカ中将、アメリカのケネディー中将及びオーストラリアのダンカン少将とともにサイバーコマンダーズパネルのパネリストとして登壇し、産官学のサイバー研究者を中心とした聴講者に対して、日本のサイバーに関する取り組みを紹介するとともに、今後の日本のサイバー協力を促進するために、平素から有事における官民連携を通じた国家安全保障上のサイバーセキュリティ確保の必要性やAIの活用について意見交換を行った。
 CCF14の主催者であるロカ中将は、木村陸将補の参加に感謝し、「各国との関係構築を図っていくことは、サイバー作戦及び人材育成を強化していく上で、極めて有益である」と述べた。
 木村陸将補は、「サイバー分野における各国との連携を促進するために、サイバー脅威情報の共有と情報共有手段の整備、共同訓練による能力向上及び部隊間の相互訪問による理解促進の重要性について、引き続き議論を重ねていきたい」と述べた。

鳥海陸将が第41代第1師団長に着任

要望事項「信頼」「安全」統率方針「使命を果たす」

 第41代師団長として鳥海誠司陸将が8月2日付で着任した。
 鳥海師団長は練馬駐屯地に到着後、慰霊碑及び頭号師団慰霊顕彰室において献花し、殉職隊員に哀悼の誠を捧げた。じ後、儀じょう隊の栄誉礼を受け着任式に臨んだ。
 師団長は着任式において、儀じょう隊及びらっぱ隊の行進儀じょうにより式場に入場し、頭号師団各部隊の威風堂々たる雄姿を確認した。
 師団長は前任地帯広から着任したことから「練馬は暑い。この暑い中に着任式を挙行してくれた隊員諸官に感謝をする。この初心を忘れず、この第1師団の指揮を執る」と感謝の気持ちとユーモアを交え緊張の面持ちの頭号戦士を和ませると、統率方針「使命を果たす」、要望事項「信頼」「安全」を明示するとともに、「隊員の安全なくして、ご家族の信頼や隊員一人一人の信頼を掴めるものではない。隊員の安全は、最優先である。一緒に第1師団の信頼を築いていこう」と述べた。
 じ後、司令部の幹部挨拶、現況報告を受けた。
 着任式において儀じょう隊長として参加した第1普通科連隊重迫撃砲中隊の角田2尉は「師団の第一印象となる儀じよう隊という重責を担い全身全霊で臨み、隊一丸となってその使命を果たすことができた」と話した。
 また、らっぱ隊長として参加した1普連重迫中の中矢3曹は「伝統ある第1師団らっぱ隊の吹奏技術・基本教練の練度を顕示する強い気持ちで着任式に臨みました。不安もありましたが、日本一である第1師団らっぱ隊を指揮することができ光栄でした」と話した。


UNMISS司令部要員
陸幕長に帰国報告
 9月9日、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)第15次司令部要員2名が、昨年8月下旬からの1年間の任務を終えて森下泰臣陸上幕僚長に対して帰国を報告した。
 森下陸幕長は「君たちが努力してくれたおかげで日本、そして陸上自衛隊の信頼が向上した。今回の経験をこれからの長い自衛官人生にも生かしてほしい。ご苦労様でした」と精悍な顔つきで無事に帰国した2名を労った。
 情報幕僚の永山高裕3陸佐は「文化の違いや業務の進め方の違い等苦労することもありましたが、それらを知ることができ大変有意義でした。今後、国際的な業務に携わる際には、今回の経験をぜひ活用していきたいです」と今後の抱負を述べた。施設幕僚の鶴野康寛3陸佐は「施設幕僚として、南スーダン国内全土の道路整備を通じて、南スーダンの平和と安定に微力ながら寄与することができました。こうした任務に携わることができ光栄です」と振り返った。
 今回の派遣における功績を称え、永山3佐と鶴野3佐に対してそれぞれ第3級賞詞が授与された。

空自隊員自主募集優秀部隊等を表彰
第2級賞状に音楽隊2コ部隊

535名が入隊

 令和5年度の隊員自主募集成果が著しく優秀であった航空自衛隊の部隊等が、7月1日に航空幕僚長から表彰され、受賞部隊等には、航空幕僚長から表彰状のほか副賞として賞詞授与枠がそれぞれ贈られた。
 昨年に引き続き第2級賞状を受賞した北部航空音楽隊(三沢)は、「音楽隊の任務の一つである広報演奏において、航空自衛隊の職種説明等を必ず行うことで募集周知に貢献した。今後も、SNSでの魅力発信で現場のやりがいを届け、募集対象者の将来の選択肢の一つとなるよう募集広報を継続していきます」と抱負を語った。
 また、2年ぶりの第2級賞状受賞となる航空中央音楽隊(府中)は、「音楽大学に対するリクルート活動を積極的に行い、音楽特技の人材プールとして確保するとともに、音楽特技希望者に限らず年間を通して部隊見学を実施することで入隊希望者を確保することができた。今後も、音楽隊が保有するソーシャルメディア器材を積極的に活用し、特に募集対象年齢をターゲットとする情報発信にさらに力を入れていきます」と抱負を語った。
 隊員自主募集とは、少子及び高学歴化により自衛隊を取り巻く募集環境が極めて厳しい状況下で、部隊等で勤務する隊員各自が主体的に募集対象者の情報を収集し、地方協力本部へ情報提供する活動である。令和5年度は、航空自衛隊全体で2456件の情報が寄せられ、535名の入隊へと繋げた。
 航空幕僚長表彰を受賞した部隊等は次のとおり。
■第2級賞状
・北部航空音楽隊(三沢)
・航空中央音楽隊(府中)
■第4級賞状
・飛行教育航空隊(新田原)


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