要望事項「信頼」「安全」統率方針「使命を果たす」
第41代師団長として鳥海誠司陸将が8月2日付で着任した。
鳥海師団長は練馬駐屯地に到着後、慰霊碑及び頭号師団慰霊顕彰室において献花し、殉職隊員に哀悼の誠を捧げた。じ後、儀じょう隊の栄誉礼を受け着任式に臨んだ。
師団長は着任式において、儀じょう隊及びらっぱ隊の行進儀じょうにより式場に入場し、頭号師団各部隊の威風堂々たる雄姿を確認した。
師団長は前任地帯広から着任したことから「練馬は暑い。この暑い中に着任式を挙行してくれた隊員諸官に感謝をする。この初心を忘れず、この第1師団の指揮を執る」と感謝の気持ちとユーモアを交え緊張の面持ちの頭号戦士を和ませると、統率方針「使命を果たす」、要望事項「信頼」「安全」を明示するとともに、「隊員の安全なくして、ご家族の信頼や隊員一人一人の信頼を掴めるものではない。隊員の安全は、最優先である。一緒に第1師団の信頼を築いていこう」と述べた。
じ後、司令部の幹部挨拶、現況報告を受けた。
着任式において儀じょう隊長として参加した第1普通科連隊重迫撃砲中隊の角田2尉は「師団の第一印象となる儀じよう隊という重責を担い全身全霊で臨み、隊一丸となってその使命を果たすことができた」と話した。
また、らっぱ隊長として参加した1普連重迫中の中矢3曹は「伝統ある第1師団らっぱ隊の吹奏技術・基本教練の練度を顕示する強い気持ちで着任式に臨みました。不安もありましたが、日本一である第1師団らっぱ隊を指揮することができ光栄でした」と話した。 |