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自衛隊ニュース   1029号 (2020年6月15日発行)
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航空自衛隊 JASDF

大臣視察
<三沢>
 3月15日、三沢基地(司令・久保田隆裕空将補)は、丸茂航空幕僚長立会の下、河野防衛大臣の部隊視察を受察した。視察日の朝には、想定外の降雪があったものの、春の訪れを感じられる穏やかな気候の中、視察が行われた。
 視察は「慰霊碑献花」から始まり、「栄誉礼及び儀じょう」、「幹部挨拶及び状況報告」、「グローバルホーク用格納庫建設予定地、F-35A機体、E-2C及びE-2D機体、除雪器材及びITC」の視察、そして最後に「基地主要幹部との会食」の順で行われた。
 F-35Aの現場においては、団司令が機体の概要説明を実施後、コックピットに入り、302飛行隊長からコックピット内の説明を受け、機体の外観及びコックピット周りを視察した。その後のITCの視察では、F-35Aのパイロットを養成するためのシミュレーター及び整備員を養成するための教場を視察。パイロットの装備品の一つであるヘルメットの機能に関することやF-35Aの整備員が整備技能を習得するためにどのような技術が使われているのかという点に興味を持っていた。また、世界随一のステルス性を誇示するF-35Aがプラモデルを作る時に使用する工具等を用いて整備されていることに大変驚いていた。
 E-2C、D及び除雪器材の視察においても、現場隊員の説明を興味深く耳を傾けていた。視察を終えた後、601飛行隊長は、「実地にE-2Dを視察していただき、最新のレーダーによる警戒監視能力等を確認していただくとともに、狭隘な機内で長時間のミッションを実施しているという事を認識していただいた」と話していた。一方、北施隊司令は、「ロータリー除雪車の30mという放雪距離に驚かれていた。その後、自走式残雪除去器材(スイーパー)へ実際に乗車し操作体験して頂いた際、運転席内での忙しさに驚かれていた」と話していた。
 最後の会食では「ごぼう空上げ」と「F-2型クッキー」に舌鼓を打ち、視察は無事終了した。立会した丸茂航空幕僚長からは「儀じょう隊の練度が高く、良好であった」という旨の評価があり、後日、河野防衛大臣より謝意とともに「隊員の安全を祈ります」というメッセージが届いた。

異機種再発進準備訓練
<新田原>
 第5航空団(司令・福田隆宏空将補=新田原)は、3月13日、F-2戦闘機に対する異機種再発進準備訓練を実施した。第5航空団は、戦闘航空団として作戦運用に必要なあらゆる能力を有しておかなければならない。その中でも、再発進準備は非常に重要なものとなる。再発進準備とは、戦闘を終え、着陸した航空機を点検整備し、燃料補給及び弾薬搭載を行い、再度作戦機として運用可能な状態にすることだ。
 今回は、築城基地から飛来したF-2戦闘機を使用し、再発進準備に関わる総合的な訓練を行い、任務遂行能力の維持向上を図った。F-2戦闘機に限らず、航空自衛隊が保有するあらゆる戦闘機の再発進準備能力を維持向上させることは、任務遂行上とても重要である。国民の尊い生命と財産を守るため、1分、1秒でも早く再発進準備の完了を目指して、我々は日々訓練を積み重ねていく。

河野防衛大臣部隊視察
<大滝根山>
 大滝根山分屯基地(司令・鎌田将武2空佐)は、雪の降る3月14日、河野防衛大臣の視察を受察した。陸路で到着した大臣は、航空幕僚長、中部航空警戒管制団司令、大滝根山分屯基地司令の出迎えを受けた後、慰霊碑献花、分屯基地隊員の出迎えを受け、一人ひとりを激励した。その後、記念撮影、状況報告及び会食(大滝根山分屯基地オリジナルいかにんじん空上げ)、視察巡視を行った。施設巡視では、レーダーの説明及び基地内除染により発生した汚染土壌の管理方法について確認した。最後に、河野防衛大臣から分屯基地隊員にメッセージが贈られ、分屯基地隊員が見送る中、河野防衛大臣は次の視察地である三沢基地へ向け陸路で出発した。

新型コロナで休校も基地一丸!
全国の空自に先駆けて緊急登庁支援を実施
<那覇>
 那覇基地(司令・稲月秀正空将補)は、周辺自治体の小学校の臨時休校を受け、子供を帯同して出勤せざるを得ない隊員に対し、緊急登庁支援を実施した。
 緊急登庁支援については、災害派遣等の突発的な事態対処のための緊急登庁に際し、子供の預け先の確保が困難な隊員のために子供を預かる施策であり、部隊の即応態勢の維持及び隊員が後顧の憂いなく任務遂行するための体制を確立することを目的としている。
 今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止に係る緊急登庁支援の活用の通知に基づき、3月3日から、基地周辺自治体の小学校が休校する13日までの間、隊員家族の小学生延べ28名を基地厚生センター内の緊急登庁支援所で預かり、隊員による面倒見を行った。当初は初対面でぎこちなかった子供たちが、1時間もすれば環境に慣れて新たな友達と遊びを通じて仲良く過ごしていた。宿題をしたり、時には体を使いボール遊びを夢中になりながら楽しんでいた。最終日(13日)に子供たちから「来週もまた来たい」「また一緒に遊ぼうね」というように支援終了を惜しむ声も聞かれた。
 今回は、一日の子供の人数が最大で6名に対し、勤務の都合で面倒見できない親に代わって第9航空団基地業務群業務隊厚生班員がシフトを組み面倒見を実施。
 面倒見を行った厚生班員は、「元気の良い小学生を相手にする毎日は大変だったが、子供たちの笑顔と応援してくれた隊員や基地内売店の従業員など周囲の力添えに感謝したい」と述べた。
 支援所開設にあたり、鈴木康彦南西航空方面隊司令官から「隊員の子供のためによろしく。いろいろな課題等を洗い出し、今後に活かせる良い機会として積極的に取り組んでほしい」と激励を受け、支援所終了にあたり、稲月第9航空団司令は「(緊急登庁)支援お疲れ様。ありがとう」と労をねぎらった。

マイナンバー出張申請
<峯岡山>
 峯岡山分屯基地(司令・田中真也2空佐)では、3月17日に南房総市によるマイナンバー出張申請が行われた。今回の出張申請は、マイナンバーカードの取得に際し、隊員から「平日は市役所になかなか行けない」との声を受け市役所に相談、実現となった。当日は隊員28名が申請、これで南房総市居住隊員の保有率100%を達成した。なお、この様子は地元の新聞にも掲載され、市のマイナンバーカード取得PRにも一役買うこととなった。

小牧基地司令着任行事
<小牧>
 3月18日付で新たに佐藤網夫(さとうあみお)空将補が第24代第1輸送航空隊司令兼第18代基地司令として着任した。着任の辞では、3点の要望事項を述べたが、中でも注目されたのが「仲間と家族を大切に!」という要望だ。その意味するところは「隊員同士がお互いに助け合い、誰も孤立させず誰も失うことなく、任務遂行可能な職場関係を構築する。そして家族、家庭なしに個人の充実はあり得ず職務に邁進するためにも拠り所である家庭、家族を大切にする」ということ。非常に人間味があり、また現実を鋭く捉えた要望に多くの隊員が感銘した。
 なお、新型コロナウイルスの影響により、残念ながら離任式は実施できなかったが、前基地司令は各隊への挨拶回り後、別れを惜しみながら基地を離任した。

ラックマーチ with 米陸軍
<経ヶ岬>
 経ヶ岬分屯基地(司令・峰章恭2空佐)は3月11日、米陸軍と共にラックマーチを実施した。この行事は、9年前に起こった東日本大震災に哀悼の意を表して、米陸軍と経ヶ岬分屯基地が30年度から実施している行事であり、今年は基地から経ヶ岬灯台までの往復約10kmを最大30kgあまりの荷物をラック(リュック)に入れて徒歩行進を行った。日米合同チームで行進を行ったことで、日米間の絆をこれまで以上に深めることができた。

災害派遣部隊を激励!

 5月13日、航空自衛隊准曹士先任の甲斐修准空尉は、新型コロナウイルス感染症に対する水際対策強化に係る災害派遣を行う隊員の激励をするため、現地部隊訪問を行った。
 派遣部隊の活動は、羽田・成田両空港の帰国者・入国者がPCR検査を受けた後、移動手段の確保まで滞在する宿泊施設において、その宿泊支援(主に食事の配膳等)を行い、隊員は常に感染予防を万全にして、その任務に当たっていた。
 部隊訪問では、隊員との意見交換と活動状況等の説明を受けるとともに、空自准曹士先任から、「皆さんの活動は、日本へのウイルス感染拡大防止のために、真に水際となる活動です。自らも感染防止に努め、任務を完遂し笑顔で帰りましょう」と激励した。その後、航空自衛隊連合准曹会からの激励品を会長の杉本孝哉准空尉より、全国会員を代表して派遣隊員への贈呈も行われた。
 また、この活動に対して、支援を受けた多くの帰国者・入国者から返納された弁当容器に手紙が添えられる等、感染防止の観点から人との接触を避けながらも、多くの感謝の言葉とその気持ちが贈られ、隊員の任務完遂の原動力とその活動の労いとなった。
 なお、この活動は、順次民間会社に移管する予定である。


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