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自衛隊ニュース   1039号 (2020年11月15日発行)
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御遺志を受け継ぐ
令和2年度自衛隊殉職隊員追悼式
 秋も深まった11月7日、防衛省メモリアルゾーンで「令和2年度自衛隊殉職隊員追悼式」がしめやかに執り行われた。
 自衛隊殉職隊員追悼式は、任務遂行中に不幸にして職に殉じた隊員を追悼するため、防衛大臣の主催により昭和32年から実施しているもの。今年度は新たに陸自14柱、海自8柱、空自2柱、北関東防衛局1柱の計25柱が顕彰された。これにより令和2年度までの顕彰者数は2001柱となった。
 式は、新型コロナウイルス対策のため参加者を限定し、菅義偉内閣総理大臣のほか、岸信夫防衛大臣をはじめとした部内者と遺族らのみとし、参加人数は例年の約3分の1にあたる約100名だった。
 式は、岸大臣による新殉職隊員名簿奉納の後、特別儀仗隊が入場し、全員で拝礼・黙とうが行われた。菅首相は「その尊い犠牲を無にすることなく、御遺志を受け継ぎ、国民の命と平和な暮らしを守り抜く、そして、世界の平和と安定に貢献するため全力を尽くすことを、ここにお誓いいたします」と追悼の辞を述べた。
 岸大臣も「このような不幸な事態を再び起こさないよう今後とも最善を尽くして参ります」と追悼の辞を述べた。
 また、今年度殉職隊員顕彰者となった川上健太朗1陸曹の父・川上泰司さんが「私たち遺族はこのような家族(殉職隊員)を誇りとして、深い悲しみを乗り越え力強く生きて参ります」と時折声を詰まらせながら遺族代表挨拶を述べた。
 式の最後には特別儀仗隊による弔銃の銃声が3回、静寂のメモリアルゾーンに響き渡り閉式となった。

九都県市合同防災訓練に参加
入間基地隊員らと警備犬が救出救助訓練
 11月1日、埼玉県川口市SKIPシティに於いて、自衛隊・消防・警察による九都県市合同防災訓練が開催され、入間基地から航空機等が参加。訓練統監は、大野元裕埼玉県知事で、菅内閣総理大臣・岸信夫防衛大臣らも政府調査官として参加した。
 東京湾北部を震源とするマグニチュード7・3の地震が発生。この地震により、川口市内でも最大震度6強の揺れを観測。埼玉県南部を中心に甚大な被害が発生。川口市域全域で、建物の倒壊、火災の発生、道路、橋の損壊、交通事故などで負傷者が多数発生。電気、ガス、水道、通信などのライフラインの一部が麻痺という想定の下、まずは「姿勢を低くする」「頭を守る」「動かない」という3つの安全行動を地震発生時にとる「シェイクアウト訓練」を徹底した。
 次いで上空からの情報収集訓練として入間基地所在の支援飛行隊T-4が上空を飛行。「30kmある距離を5分ほどで移動してくる」というアナウンスに参加者たちは「ウォ〜」と歓声を上げ、「航空自衛隊は災害発生後直ちに航空機で上空からの被害状況や災害派遣活動に必要な情報を収集する」というアナウンスに頷いていた。救助訓練は進み建物の中に取り残されている人を空自の災害救助犬(普通の警備犬とは違い国際救助犬資格を持つ災害救助犬のことで、被災地に航空機で移動し迅速に捜索任務を行う犬のこと)が発見。陸自第32普通科連隊や入間基地所属隊員らで構成されていた「即時救助隊」による救助訓練を開始、油圧ジャッキやドリル、エンジンカッターなどで重量物を動かす、コンクリートを砕く鉄板を切るというブリーチングという作業を行い人命救助訓練を行った。
 閉会式では来賓代表として菅総理が「災害に打ち克(か)つためには、国民一人ひとりの間の絆(きずな)を基に、自らの命は自らが守るという意識を持って取り組む『自助』、地域でお互いに助け合う『共助』、最後に国や地方自治団体が必ず国民を守るという『公助』、これら『自助・共助・公助』の組み合わせが重要だと思います。政府においても、様々な災害に備え、国民の生命・財産を守るため、今後とも災害対策に万全を期してまいります」等と挨拶をし、幕を閉じた。
 また、訓練後には、岸防衛大臣が警備犬の服従訓練(脚足行進・休止・招呼)及び防衛訓練(襲撃)を視察した。
 *今回訓練に参加した災害救助犬は中警団基群管理隊警備犬管理小隊の警備犬(国際救助犬)2頭とハンドラー2名。

陸自V-22「オスプレイ」試験飛行(ホバリング)
 千葉県木更津駐屯地(司令・更谷光二)に暫定配備されているティルトローター機V-22オスプレイが、11月6日10分間、地上滑走から試験飛行(ホバリング)を行った。
 7月10日に米軍岩国基地から渡来して、これまで陸自が点検及び整備を行ってきた別名「日の丸オスプレイ」。
 木更津駐屯地所在の第1ヘリコプター団輸送航空隊所属。

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