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自衛隊ニュース   1120号 (2024年4月1日発行)
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陸自特別輸送ヘリ隊機
両陛下お乗せし能登へ
 陸自第1ヘリコプター団特別輸送ヘリコプター隊(木更津)は3月22日、石川・能登半島地震の被災地を訪問される天皇皇后両陛下の空輸の任務にあたった。
 特別輸送ヘリコプター隊隊長の横川文彦1陸佐以下15人が担った。両陛下をお乗せし、同隊の要人輸送ヘリコプターEC225LP「スーパーピューマ」で能登空港-空自輪島分屯基地-能登空港-野々江総合公園-能登空港を飛行した。
 両陛下は石川県輪島、珠洲両市の避難所などを訪れ、被災した人たちを励まされた。
 被災地では陸自部隊を中心に復興支援を継続している。主な活動は10師団、14普連、空自23警戒隊などが珠洲、輪島両市、能登町などで輸送、給水、給食、入浴の各支援を行っている。

ひと足早く サクラ贈る
ブルーインパルス 北陸で
 
 福井地方協力本部(本部長・鬼頭祐介1海佐)は3月16日、北陸新幹線の福井・敦賀開業記念イベントを支援した。
 16日の開業日に先立つ15日、航空自衛隊第4航空団(司令・渡部琢也1空佐)の第11飛行隊ブルーインパルス6機による展示飛行の予行が実施され、福井県内の各開業駅上空を飛行し、演目を実際に確認した。
 当日は新幹線開業を祝福するような晴天に恵まれた。約7万人が足羽川会場周辺に訪れ、福井県のシンボル「不死鳥=フェニックス」や5回連続幸福度日本一にちなんだハート、ふくい桜マラソンにちなんだサクラ等の各演目と、恐竜王国ふくいの恐竜との初コラボに感激し、写真に収めていた。
 ブルーインパルスの展示飛行を見た県民からは「大変感動した」、「格好よかった」、「見に来てよかった」と喜びの言葉が聞かれた。
 また展示飛行終了後、ブルーインパルスパイロットによるサイン会及び写真撮影会が実施され、多くのファンが列を作り大盛況となった。
 福井県におけるブルーインパルスの展示飛行は平成30年の福井国体で計画はされたものの、天候不良により中止となっていたため、県民にとっては待ち望んだ展示飛行となった。
 福井地本は、福井県内の多くの県民に自衛隊を正しく理解してもらい、募集成果達成のための基盤拡充を図っていく。

陸自中音は演奏を
 陸上自衛隊中央音楽隊(隊長・志賀亨1陸佐=朝霞)は3月17、18の両日、能登半島地震被災地の石川県輪島、珠洲両市を訪れ、7カ所の避難所で音楽演奏を実施。復興を支援した。
 演奏を行ったのは指揮官で副隊長の柴田昌宜2陸佐、ボーカルの鶫真衣3陸曹ら13人。各会場でそれぞれ約40分間の演奏を行い、被災者を励ました。
 輪島市では河合小学校など、珠洲では正院小学校などで演奏。市民ら約500人が聴き入った。市民からは「地震以来一度も泣けなかったけど、今日は涙がいっぱい流れました。心が浄化されたように感じます。今日は来て下さってありがとうございました。感謝しております」と記された手紙も届けられた。
 3月18日には、空自ブルーインパルスも能登上空を飛行した。

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