防衛省自衛隊が主催する「令和3年度働き方改革推進のための取組コンテスト」において、防衛副大臣賞を受賞した航空自衛隊第6航空団整備補給群本部に対する表彰伝達式が4月26日、航空幕僚監部特別会議室で行われた。会場には井筒俊司航空幕僚長、甲斐修航空自衛隊准曹士先任が出席し、阿部睦晴航空幕僚副長、倉本昌弘人事教育部長、受賞部隊から石引大吾第6航空団司令、丸山勲同整備補給群司令、疋田一朗空曹長がオンラインで参加した。
本コンテストは業務の効率化や職場環境の改善において、特に優れた部署を防衛大臣および副大臣が表彰するもので、働き方改革によるワークライフバランスを推進する目的で行われている。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年度もオンライン形式で実施された。
6空団整備補給群では、市販ソフトをベースとしたプラットフォーム「e-Com」を独自に開発、行政文書管理や各部署の行事予定管理を一元的に実施することで、大幅な作業時間の縮小、業務の効率化およびコスト削減を達成した。現在、整備補給群内全てのパソコンで利用されているほか、他部隊でも活用されている。
鬼木誠副大臣はビデオレターで「それぞれの部隊等において任務を遂行しているのみならず、『働き方改革』においても高い意識を持って積極的に取組んで頂いていることに感謝いたします」と受賞を称えた。井筒空幕長は訓示で「群司令の丸山1空佐の『働き方改革』に係る熱意と、それに応えようとする発案者の疋田曹長をはじめとした隊員一人ひとりの創意工夫と地道な努力が結実した成果であり私自身も大変心強く思っています」と述べた。
石引6空団司令は「これからも創意工夫をもって業務の効率化・省力化に取り組み、健全で良好な勤務環境を整備したい」、丸山群司令は「(e-Comは)新型コロナウイルス感染拡大防止にも寄与しているので、皆さんの部隊でも活用してほしい」、疋田曹長は「令和4年度もe-Comを超える提案をすでに考案しています!」とそれぞれ受賞の喜びと今後の抱負を述べた。
令和3年度働き方改革推進のための取組コンテスト
■防衛大臣賞
陸上自衛隊関西補給処調達会計部
■防衛副大臣賞
航空自衛隊第6航空団整備補給群本部、陸上自衛隊第3後方支援連隊連隊本部 |