桜も見頃を迎えた4月2日、有志による航空自衛隊飛行点検隊殉職隊員七回忌法要が入間基地に程近い円泉寺(埼玉県飯能市)でしめやかに営まれた。法要にはご遺族はじめ、歴代・現隊司令、現役隊員および当時の関係者(OB)等約50数名が参列し、2016年4月、飛行点検任務中の墜落事故(鹿児島県鹿屋市御岳山付近)で殉職した隊員6名のおもかげを偲んだ。
事故当時の隊司令で、本法要の施主を務めた吉廣敏幸氏(現OB)は、言葉を詰まらせながら「あの事故から早6年経ちますが、私は1日たりとも忘れたことはありません。本日参加できなかった方も含め、仲間6人と皆がいつもつながっていると思います。これからも仲間6人を決して忘れることなく想い続けてください」と挨拶をした。
今後も決してこの事故を忘れてはならない、それぞれが故人への想いを馳せながら、飛行安全への誓いを新たにした。 |