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自衛隊ニュース   989号 (2018年10月15日発行)
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第1回ミリタリージャズ・フェスティバル
<陸上自衛隊中央音楽隊>
 9月21日、陸上自衛隊中央音楽隊(隊長・樋口孝博1陸佐=朝霞)は、さくらホール(東京都渋谷区)で「第1回ミリタリー・ジャズ・フェスティバル」を開催した。中央音楽隊の中でもジャズや軽音楽を演奏するために結成された60年以上の歴史をもつ「サージャント・エース・ジャズ・オーケストラ」と米国空軍太平洋音楽隊-アジアが共演。スペシャルゲストに存在感のあるヴォイススタイルで95年のデビュー以来数々の受賞歴があるジャズヴォーカリストのケイコ・リー氏を迎え、大勢の観客は熱い夜のひとときを過ごした。
 19世紀末のアメリカ・ニューオリンズ。フランスからの独立後、仏軍楽隊が残した楽器を現地の人々が手に取ったことからはじまったジャズの歴史。「ジャズの灯火を燃やし続ける」をコンセプトに、バンドマスターの蓑毛勝熊1陸尉を中心とした日米混成バンドが「イン・ア・メロウ・トーン」、「モーニン」等スタンダードナンバー12曲を演奏。そのうちケイコ・リー氏が「ナイト・アンド・デイ」等4曲でヴォーカルを務め、その歌声に観客は酔いしれた。あっという間に過ぎた夢のような時間。観客の表情にはジャズの楽しさ、そして素晴らしさを十分に堪能できた充実感に満ち溢れていた。

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