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自衛隊ニュース   2010年3月15日号
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自衛隊東京音楽まつり開催
入隊・入隊予定者を激励
《東京地本》
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 東京地本協力10団体が主催する「自衛隊東京音楽まつり」が3月5日、文京シビックホールで開催された。この音楽まつりは、入隊・入校予定者を激励するとともに音楽を通じて自衛隊と都民との交流を図るため毎年行われ、今年は約1100人が来場した。
多方面からの激励
 はじめに東京地本部長・森山尚直陸将補から開会の挨拶が行われたあと、北澤俊美防衛大臣と石原慎太郎東京都知事、そして女子レスリング金メダリストの吉田沙保里選手のビデオレターが流された。北澤大臣は、ますます重要になっていく防衛省・自衛隊の任務を実施するためには「限りにない未来への可能性を秘めた若さ溢れる皆さんの力が必要だ」と述べるとともに、「困難に立ち向かうのはあなた一人ではない。あなたとともに進んでいこうと手を差し伸べる仲間が必ず一緒にいる」と入隊・入校予定者にエールを送った。
 ビデオレターの放映後は、陸海空の先輩自衛官4名が舞台に上がり、インタビュー形式で仕事内容や自衛官としての生活などについて語った。特に、自らの体験談や入隊当時の不安といった生の声は入隊・入校予定者の関心も高かったようで、真剣に耳を傾ける姿が見られた。
盛況の音楽演奏会
 続いての音楽演奏イベントでは陸上自衛隊第1施設大隊の朝霞振武太鼓が3曲を演奏、会場を揺るがす迫力の太鼓で来場者の目をくぎづけにした。
 そして海上自衛隊のセントラルバンド、海自東京音楽隊が登場。はじめに内堀豊3海佐指揮の下、陸海空の公式行進曲「凱旋」「軍艦」「空の精鋭」を演奏した。その他にも「必殺」セレクション、刑事ドラマ・ヒットメドレーなど息もつかせぬ流れを見せ会場を沸かせた。
 特に会場の注目を浴びたのはアンジェラ・アキの「手紙」を披露した2人のステージ。太田紗和子2海曹のピアノ、三宅由佳莉1海士のボーカルというコンビは、昨年11月に日本武道館で行われた自衛隊音楽まつりでのプログラムと同じ。澄んだ歌声とそれを支えるピアノが織りなす絶妙なハーモニーがホールに響き渡り、会場からは惜しみない拍手が送られた。
 例年に比べてシンプルな構成でありながら、随所に見られた演出で会場の一体感が高い音楽まつりとなった。イベントの主役でもある入隊・入校予定者は、激励メッセージや先輩隊員の生の声などを受けて気持ちを引き締めるとともに音楽演奏会を存分に楽しんでいる様子を見せていた。

雪月花
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 インドに行った人は、もう一度行きたい派と二度と行きたくない派に見事に分かれる。札幌で建設会社を経営している友人は昨年暮れに奥さんと二人でインドに行った、一人160万円計320万円かけたそうだ。帰ってきた第一声が「もう行きたくない。」ガイドは時間にルーズで言い訳と嘘ばっかり、建設現場では未だにサリーを着た女性が頭に砂利や荷物を載せて運んでいる、これではいつまでたっても近代化は無理、交通ルールもあったものじゃない。乗った一等の汽車はガタガタ、水も出ない。沐浴するガンジス河は物乞いがいっぱい。火葬場では薪を燃やし目の前で次々に死体を焼いていく、衝撃的で周りには異臭が漂い物乞いのなんと多いこと。知人の娘さんも同じころバックパッカーでインドに行った、15万円で若者ひとりの旅。帰るなり家族に感動の報告をした。現地の人にとって死は来世に続くもので聖なるガンジス河に散骨してもらうのが今世での最大の喜びである。だから自分を火葬してもらうために必死に薪代をあつめている。彼女もボートでガンジス河に漕ぎ出して死は悲しいものとしては存在していないことを知ったそうだ。カーリーガート(死を待つ家)では住民たちの介護にも手を貸した。ただ死を待つだけの人のなんと穏やかなこと、 輪廻を信じているからなのか。こんどはゆっくり訪問して力いっぱいのお手伝いをしたい。価値観と感受性の違いが両派に分けているようだが行ってみないとわからない。(所谷)

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