防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年4月1日号
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共済組合ニュース

財産形成貯蓄制度
4月新規申込み受付
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 財形貯蓄制度は各駐屯地等で年1回、4月中約2週間、新規申込みを受け付けている。(制度の内容については下記表を参照)
勤労者財産形成貯蓄
 一般に財形または財形貯蓄と呼ばれ、給与からの天引きで毎月貯蓄を積み立てていく制度のことで、使途自由の「一般財形」、住宅の購入・改築等を目的とする「財形住宅」、老後の資金を目的とする「財形年金」の3種類に分かれている。それぞれ積立期間や引き出しに制限があるが、課税や他の金融機関よりもお得な金利で融資を受けられるなどのメリットがある。
 財形住宅と財形年金は、積立限度額までの利子について非課税となっている(預貯金の場合、財形住宅・年金財形のみの場合はそれぞれ550万円、両方貯蓄の場合は合わせて550万円まで非課税。生命・損害保険で貯蓄する場合は、財形住宅で払込額合計550万円まで、財形年金では385万円まで非課税、両方貯蓄の場合は預貯金と同様合わせて550万円まで非課税)。3種類のいずれかを貯蓄していれば、次の財形融資制度を利用することができる。
財形融資制度
 財形貯蓄を行っていると利用できる融資制度は、「財形持家融資制度」と「財形教育融資制度」の2種類。自分が居住する住宅の建設・購入・増改築の資金とする財形持家融資制度は、財形貯蓄残高の10倍相当額、または4000万円までのいずれか低い額の融資を受けられ、金利は5年固定で1・80%。財形教育融資は、財形貯蓄残高の5倍以内(最高400万円まで)の融資が受けられ、固定金利2・35%となっている。
 この他、財形貯蓄、財形融資には様々な条件等がある。詳しい内容については厚生担当課(科)の財形担当者に確認を。

財形貯蓄制度について
一般財形 財形住宅 財形年金
目 的
使途自由 住宅の取得・増改築等 在職中に積み立てた分を満60歳以降に定期的に受け取ります
加入年齢
制限なし 満55歳未満
積立期間
原則として3年以上(3年未満でも払出可)※一部金融機関等は4年以上 原則として5年以上 (5年未満でも払出可) 必ず5年以上かつ満55歳まで積立が必要 積立期間中、2年未満に限り積立の中断が可能です
積立方法
毎月1,000円以上、給与天引による積立(賞与払併用可)
契約数
一人1契約まで
課 税
源泉分離課税20% 住宅+年金の合計で550万円まで非課税(※非課税限度額について 預貯金等:元利合計550万円まで非課税 生命・損害保険:払込額合計が550万円まで(財形年金については385万円まで)が非課税)
払 出
払出自由
(いつでも引き出せます) 住宅の取得・増改築等に限り払出可 取得前は9割以内(取得後一括払出可)所要額の範囲内 満60歳以降、5年以上20年以内で定期的に受給
※生保は確定6・10・15年及び終身、損保は5年以上自由設定
目的外の払出の場合、払出時から遡って5年間に支払われた利息の20%が追徴課税されます
※生命保険の場合、財形住宅は利子相当額の20%課税、財形年金は解約返戻金が一時所得扱いとなり所得税が課税されます
その他 生命保険の場合3,000万円が積立限度額となります 対象となる住宅の要件、また、増改築の要件がそれぞれありますので詳しくは財形担当者等におたずねください 受け取る年金も非課税扱いとなります


統括支部長表彰を実施
《東方》
土浦・古河両支部の功績を讃える
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泉統括支部長が2支部長に表彰状などを授与
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 防衛省共済組合東部方面統括支部は3月17日、東部方面総監部において「平成20年度統括支部長表彰」を実施した。
 本表彰は組合員の福利厚生に関する事業の推進に功績があった支部を表彰するもので、20年度は土浦支部及び古河支部の2個支部が受賞することとなった。
 当日は、両支部に対し総監室において統括支部長の泉一成方面総監から表彰状と副賞が直接授与された。
 土浦支部(支部長・新村将補、平成14年以来6年ぶり3回目)は、共済セミナーを積極的に実施し共済組合事業の周知に努めた功績が、古河支部(支部長・倉嶋1佐、平成18年以来2年ぶり2回目)は、部隊の要望に応じた委託売店の臨時営業等を実施しサービス向上を図った功績がそれぞれ認められたものであり、支部職員全員の組合員に対するサービス精神及び献身的な努力が実を結んだものと言える。

所感文
隊員の福利厚生のために
遠軽駐屯地業務隊厚生科 主事 堺田愛可
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 私は昨年6月、共済組合の主事として採用になりました。私の地元は佐呂間町で、2006年11月の竜巻災害の際、遠軽駐屯地の方にお世話になっていることから、隊員の方へ福利厚生を提供する、共済組合での勤務のご縁を頂けたことを大変嬉しく思っています。
 しかしながら、自衛隊といえば、規律・礼節を重んじ、男性が多く、威勢のよい挨拶が飛び交う活気のある職場というイメージが強く、のんびりした性格の自分がやっていけるのだろうか、最初は少し不安でした。また、国旗掲揚や敬礼、申告等、本当に初めてのことの連続で、しばらくの間は警衛所を通るだけでも緊張していました。
 業務については、窓口対応を行いつつ、仕事を覚えなければならないため、余裕のない状況ですが、上司や先輩等、周囲のサポートや温かい気遣いのおかげで、ようやく環境や仕事にも少し慣れてきました。隊員の方も気さくで優しい方が多く、部隊の場所を教えて頂いたり、帰り道で自転車を直して頂いたりと、お世話になっています。
 まだまだ至らない所が多々あり、円滑に業務が進められているとは言い難い状況と自覚しておりますが、窓口を利用して下さる隊員の方あっての共済業務である、という認識を常に心に留め、明るく丁寧な対応、迅速で正確な説明が出来るように頑張りたいと思っています。

全自美術展
入賞作品を巡回展示
全国4箇所、4400人が来場
北村副大臣・岸政務官も鑑賞
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 平成20年度全自衛隊美術展で入賞した作品が全国4箇所で展示され、合わせて4456人の来場者が鑑賞した。
33回目を迎えたこの美術展は、隔年、隊員とその家族、ОBから「絵画」「写真」「書道」の各部門に分けて創作作品を募り、優秀作品を表彰して展示会を開いている。今回は227点(絵画47点、写真127点、書道53点)の応募があり、部外の専門家が審査して内閣総理大臣賞、防衛大臣賞、文部科学大臣賞をはじめとした入賞作品72点を決定、昨年8月に表彰式が行われた。その後、陸自広報センター(昨年8月22日〜28日)、空自千歳市民ギャラリー(昨年10月7日〜12日)、海自第1術科学校レクリエーションセンター(昨年10月26日〜11月1日)、防衛省(3月2日〜6日)の4箇所を巡回し、展示会を開いた。
 防衛省における展示会では、北村副大臣、岸政務官が来場した。優秀作品の表彰を行った北村副大臣は、約40分間かけて会場をまわるなど熱心に鑑賞していた。また、年々同美術展の認知度が増していく中、防衛省における展示会において来場者数が1000人を超えた。1000人目に会場を訪れたのは、空幕厚生課の横谷健吾1曹。横谷1曹は美術展支援要員として作品の受付等から係わっており、思い入れを語るとともに「素晴らしい作品ばかり」と感想を述べた。

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