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自衛隊ニュース   1074号 (2022年5月1日発行)
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ゲッキーの突撃レポート
第13回
宇都前外務副大臣に聞く

ゲッキー)ロシアのウクライナ侵略により、日本国内でも「防衛力を増強すべき」という意見が増えてきているように感じます。岸田政権は、いわゆる防衛戦略3文書の改訂を年末までに行うとしていますが、自民党内ではどのような論点が議論されているのでしょうか?

宇都)まずは戦略環境の認識です。現国家安全保障戦略では、ロシアの勢力は注視しつつ、中国の勢力拡大を一番の懸念事項としてきたのですが、今後は北方と南西域の同時2正面対処もあり得ることを前提とした防衛力整備が必要になってくるでしょうね。特に、陸自は北方東北方から人を間引いて南西域にシフトさせていましたが、全体を増やしていく努力が必要です。

ゲッキー)いわゆる敵基地攻撃力の保有に関してはどのような議論がなされていますか?

宇都)まだ結論には至っていませんが、日本独自の攻撃オプションを持つという方向性は大方の支持を得ています。ただし、何らかの巡航ミサイルのような物を持てば終わりという話ではなく、それ以外にも高速滑空弾や中射程の弾道ミサイル、サイバー攻撃や電子戦攻撃といった、ハイブリッド戦に対応できるような複合的な攻撃オプションを身につける必要がありますね。今回のウクライナの防衛戦争を参考にすべきです。

ゲッキー)現防衛大綱は「多次元統合防衛力」を掲げ、特に宇宙・サイバー・電子戦に力を入れてきました。その方向性は変わるのでしょうか?

宇都)変わらないと思います。むしろそれをより迅速にかつ一層強化していくべきです。特に統合運用のためのインフラ整備には力を入れるべきでしょう。通信やネットワーク分野での陸海空のインフラインテグレーションも長年の懸案事項ですが、これを機に早急に手をつけるべきです。陸海空の各部隊が同じリンクの中で、相互の情報をタイムリーに共有しながら戦えなければ、統合による戦闘などできません。

ゲッキー)整備補給といった後方分野にも目を向けてほしいという部隊の声もありますよね?

宇都)その通りです。予算の制約上、どうしても正面装備品の購入を優先しがちで、後方分野を後回しにしてきました。よって、部品の供給や整備体制の弱体化が進み、部隊の稼働率は大幅に落ちています。それは、自衛隊全体の「継戦能力の低下」を意味します。後方に力を入れなければ、自衛隊はウクライナ軍のように1カ月以上も戦い続けることができないでしょう。

ゲッキー)そうなると、やはり気になるのは予算です。自民党は先の衆議院選挙の公約で「NATO諸国を念頭に、対GDP比2%を目途に増額する」と掲げました。防衛予算は増えていくのでしょうか?

宇都)増えるのは間違いありません。問題は中身です。中期防衛力整備計画の総額をいくらにするのかが勝負でしょう。30兆円?などという報道が出ていますが、そんな額では全然足りません。単純に対GDP比2%なら5年間で54兆円です。先程の後方分野にも経費がかかりますし、研究開発や補給分野(弾薬庫)にも相当の力を入れなければならないでしょう。自衛隊出身議員として、引き続き議論をリードして参ります!
ゲッキー)是非とも現場で活躍する隊員のために、現実に即し実行力の伴う防衛戦略3文書に仕上げてください。ウトタカシ議員の活躍を応援しています!

 宇都隆史(自由民主党参議院議員、前外務副大臣、元航空自衛官)
 昭和49年生まれ、鹿児島県出身。平成10年に防衛大学校卒業(第42期)、航空自衛隊入隊。平成19年に政治の道を志して退官。平成22年自民党比例
区で参議院議員に初当選。


機略縦横(33)
延々と繰り返し
佐世保地方隊先任伍長海曹長 宮田一博
 私は、昨年6月23日に佐世保地方隊先任伍長へ指定され、それまでほぼ護衛艦勤務のみではありますが、自由奔放に書かせて頂こうと思います。
 今までの私の人生は、今年で96歳になる私の父の影響を多大に受けています。父は旧海軍の軍人で「海防艦213号」の乗組員として数々の激戦を堪え終戦を迎え、日本へ帰投中、機雷により艦は沈没しましたが、無事救助され、現在も健在である父から「海軍とは」「軍人とは」の教育を、私が保育園児の頃から延々と(現在も少々)繰り返し受けてきました。その結果、小学低学年の頃には、将来なりたい仕事は「海上自衛官で艦に乗る」と決めており、そのおかげで入隊後も自衛隊の使命に何の違和感もなくこれまで勤務してきました。一方で、諸先輩方や私たちが入隊した頃と比べ、世界、日本、自衛隊、周囲の状況が大きく変化しており、勤務している隊員も変化していますので、隊員へ思いを伝える方法として「延々と繰り返し」を取り入れています。状況の変化へ対応しながら延々と繰り返し伝え続け、心と身体へ染みつかせれば、互いの絆が深まり精強・即応へと繋がっていくと信じています。
 これからも後輩へ繰り返し伝え続けることを継続し、また、受け継がれることを期待しています。
 最後に、防衛ホーム「機略縦横」へ寄稿の機会を頂き感謝申し上げます。

高等工科学校入校式
新たな若桜の成長に期待
 陸上自衛隊高等工科学校(学校長・富崎隆志陸将補)は、4月7日、防衛大臣政務官の中曽根康隆衆議院議員が臨席するなか、陸上幕僚副長の山根寿一陸将が立会の下、第68期生(341名)の入校式を挙行した。
 新型コロナウイルス感染症の影響から保護者の参列を見合わせたため、晴れの日を心待ちにしていた新入生の家族は、その様子をYou Tubeのライブ配信で見守ることとなった。
 新入生は、全国各地から期待と不安の入り交じるなか、ここ武山の地に集い、約1週間で「気を付け」「敬礼」に始まる自衛隊員として最も基礎的な訓練を終えこの式に臨んだ。
 式は、国歌吹奏に続き、任命・申告・宣誓と進み、特に宣誓では、新入生代表の種田瑛太生徒(島根県出身)が力強く宣誓し、頼もしい声が響き渡った。
 学校長式辞では、「成長を実感できるよう目標をもち、日々の教育に取り組んでもらいたい(日々成長)」「人生の基礎、自衛官の基礎、正しい基礎を身につけてもらいたい(躾)」「同期の絆を育んでもらいたい(絆)」との3つ要望があり、新入生の心に深く刻み込まれた。
 また中曽根防衛大臣政務官からは、「豊かな人間性を培うためにあらゆる努力を惜しまないでほしい」「3年間を通じ、国民からの高い期待に応えられる自衛官としての素養をしっかりと身につけてもらいたい」との激励の言葉が贈られた。
 その後、学校グラウンドにおいて在校生による歓迎パレード及び本校出身者の操縦による祝賀飛行が披露され、晴れの門出に花を添えた。

第14情報隊新編
機動旅団として最後のピース加わる
 第14旅団(旅団長・遠藤充陸将補=善通寺)は、3月17日、善通寺駐屯地において第14情報隊新編行事を行った。第14情報隊(隊長・甲斐清博2陸佐)は、無人偵察機班及び情報処理班から成り、無人偵察機を装備しており、旅団の情報態勢の強化を担う。
 第14旅団長は「本日、第14情報隊は編成されたが、真に部隊として機能するには、それ相応の歳月と、厳しい訓練を通じた団結の強化が必要である。どうか第14情報隊の創設メンバーであることの誇りを持って、新編部隊の運営に一人一人が積極的に参加してもらいたい」と述べた。第14情報隊は、実効的な情報収集及び処理を行うべく訓練を行ってく。

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