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スペーサー
自衛隊ニュース   1070号 (2022年3月1日発行)
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ノーサイド
北原巖男
ウィンウィン

 今年、2002年5月20日の独立回復から20年、日本との国交樹立20年の節目を迎えている東ティモール。平均年齢18歳の大変若い国・生産年齢人口は右肩上がりの増加を続け、「人口ボーナス」が過ぎ去った日本とは正に対極の国。
 同国は安定した治安情勢の下、「ゆっくり、でも着実に」を合言葉に、懸命に国づくりを進めて来ています。
 しかし、そうした取り組みにも拘わらず、自国産業の育成・発展については、20年を経てなお立ち遅れていることは指摘せざるを得ません。そのため、同国政府最大の懸案の一つになっているのが、若者達に対する雇用対策です。
 恵まれた「人口ボーナス」を活かす自国産業の育成・発展は、今や「ゆっくり」ではなく、「急いで、しかも着実に」が求められます。特に、これまで東ティモールが全面的に依存してきた天然ガス田の枯渇が目前であること、そうした状況にもかかわらず、新しいガス田については未だ開発に着手出来る目途すら立っていない状況等に鑑みるとき、天然資源依存経済からの脱却は、国を挙げて何としても早急に成し遂げて行かなければなりません。
 こうした中、東ティモール政府は、オーストラリア政府や韓国政府等との間で政府間取り決めを結び、多くの若者達を労働者として当該国に派遣しています。オーストラリアや韓国行きを希望する若者は多く、そのため英語はもちろん韓国語教室は大変な盛況を呈しています。韓国に3〜5年間働きに行き、送金やこの間貯蓄したお金を持って帰国する姿を多くの若者たちが見て来ています。自分も行きたい、そのために韓国語を勉強する、韓国について多くを学ぶ、そう考える若者が増え続けるのは至極当然のことです。韓国の国益にも合致していることは言うまでもありません。
 他方、日本はどうか。
 日本との間には、未だ政府間取り決め等はありません。日本に働きに行くことを望んでいる若者もいますし、同国政府もそれを望んでいます。しかし、これまでのところ、日本はいわゆる技能実習を含めて彼らの渡航目的地には成り得ていません。
 このような状況下では、日本に対する関心を含め、若者が日本語を学ぶ動機やその意欲・人数が、韓国語に比べて全く比較にならないほどに差があることは火を見るよりも明らかです。
 こうした状況をこのまま看過していてよいとは決して思えません。少子高齢化が急速に進む日本と対極の東ティモールとの間には、お互いにウィンウィンとなる早期に合意できる内容が必ずあるように思います。
 今年は、日本と東ティモールとの国交樹立20年でもあります。むしろ日本から東ティモールに能動的にアプローチし、日本派遣に必要な態勢整備の指導や支援を行い、日本側も若者達が安心して働ける健全な勤務環境を確保する。いつの日にか、様々な就業分野に多くの若者達を迎え入れる日が来ることを、その日が近いことを、願って止みません。
 このような懸案事項を抱える東ティモールですが、今、同国国民の最大の関心事は、今月19日に投票が行われる大統領選挙の行方に尽きます。
 現職のル・オロ大統領、レレ前国軍司令官、ラモス・ホルタ元大統領、NGO代表を務めるイサベル女史をはじめ、各党党首、議員、元神父等16名(うち女性4名)もの皆さんが立候補し、これから5年間2027年までの大統領の座を目指しています。
 東ティモールは、東南アジア諸国の中で政治的民主化度が最も進んでいる国です。従って、今回の選挙も民主的かつ整斉と行われ、結果についても国民は粛々と受け入れることと思います。なお、19日の投票で過半数の得票を得る候補者がいない場合には、4月19日に上位2名による決戦投票が行われ、新大統領は、5月20日の独立回復20周年の記念式典時に就任されます。
 ちなみに、この節目の年の式典及び新大統領就任式には、同国及び今後の二国間関係の重要性等を考慮し、日本政府を代表して、是非共しかるべき政治家の方を目に見える形で派遣されますことを心から祈念致します。
 東ティモールの国づくりにとって、大統領と内閣との緊密な信頼・協力関係が不可欠であることは、過去の幾多の事例が語っています。大統領選挙は、来年に予定されている内閣を決める国民議会選挙の前哨戦的な意味合いも有しており、東ティモール国民の選択が注目されます。
 筆者が見て来ている限りですが、選挙の年は、国づくりの停滞が目立ちます。大統領選挙、国民議会選挙を通じて、安定した政治体制が誕生し、猶予のならない懸案事項に国を挙げて取り組んで行って欲しいと思います。
 小松基地所属の飛行教導群司令田中公司一等空佐と同群の植田竜生一等空尉のお二人におかれましては、まことに残念な結果となってしまいました。お二人のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。
 また、本欄前号で作家城山三郎さんの西 光二等空佐についての記述を紹介致しましたところ、国内外の企画旅行を実施して来ている友人から、「すぐに第二次大戦中台湾上空にて被弾したゼロ戦パイロット杉浦茂峰兵曹長が取った行動を思いだした」旨の連絡を頂きました。

北原 巖男(きたはらいわお) 元防衛施設庁長官。元東ティモール大使。現日本東ティモール協会会長。(公社)隊友会理事


海上自衛隊 JMSDF
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洋上補給2千回達成
補給艦「ときわ」
 海上自衛隊第1海上補給隊の補給艦「ときわ」(艦長・斎藤夕祈雄2海佐=横須賀/乗員130名)は、「洋上補給2000回」を達成した。
 平成2年3月就役以来、ペルシャ湾掃海派遣部隊として「湾岸の夜明け作戦」への参加を皮切りに、国内外にわたり、数多くの補給支援に従事し、31年と8カ月の歳月を経て成し遂げたものである。
 「就役31年を経て、洋上補給2000回を達成できたことは、歴代の乗員、諸先輩方から受け継がれた洋上補給作業を積み重ねた賜物であり、乗員一同大いに誇りに思っております。今後も引き続き水上艦艇部隊を下支えする補給艦として愚直に支援にあたって参ります」と斎藤艦長は感想を述べた。
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新造支援船「水船25号」大湊地方隊に配属
 1月21日、大湊地方隊大湊警備隊(司令・福山義人1海佐)に新造支援船310トン型水船「水船25号(YW-25)」が配属された。
 水船25号は、建造した警固屋船渠株式会社(広島県呉市)を1月9日午前12時に出港、株式会社フェスタシッピング(神奈川県横浜市)の利田文雄船長ほか4名の船員により大湊へ向け出港した。
 航海は強い冬型の気圧配置から荒天航行となり、途中、東京湾と八戸港にて避泊し、20日午前10時頃、陸奥湾内に入った。芦崎湾港からは猛吹雪で視界不良の中、大湊港務隊の小型えい船77号の先導を受けて港内へ進入し、午後1時20分に大湊警備隊司令および大湊港務隊員らが出迎える中を大湊港第6突提に横付けし、総航程約1000マイルの航海を終えた。
 回航に当たった利田船長は、「民間の船舶と比べ、強固な船体の船だと感じた。時化の中でも十分航行できそうであったが、無傷でお届けするために、無理せず細心の注意を払って航海をしてきた」と航海の感想を述べた。
 水船25号を受領した福山1海佐は「この度配属されたYW-25を、艦艇支援や災害発生時の新たな力として活用していく」と語った。
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第12期 海曹予定者課程始業式
<佐世保教育隊>
 新たな年を迎え、海上自衛隊佐世保教育隊(司令・柳信男1海佐・当時)は1月6日、佐世保地方総監(西成人海将)臨席の下、第12期海曹予定者課程の始業式を挙行した。
 海曹予定者課程学生112名は、3等海曹昇任への最終段階として必要な精神面、身体的基盤及び技能を修得するため入校した。
 柳司令は、3等海曹にふさわしい資質の修得のため、第一に「海上自衛官としての基本に立ち返る」、第二に「海曹としてあるべき姿を考え基礎を築く」の二点を挙げ、2カ月半という短い教育期間であるが、この機会に海上自衛官の基本に立ち返り、自己を見つめ直すとともに、人として磨かれることで3等海曹として資質が確立され、また「同期の絆」はこれから歩む自衛隊生活においてかけがえのない財産になる、と式辞を述べた。
 西総監は、課程履修を開始するにあたり、第一に「海曹としていかにあるべきかを考えよ」、第二は「自らの目標に向かって行動せよ」の二点を要望とし、「本課程を通じて、海曹とはいかにあるべきかを真剣に考え、その困難な職務を遂行するための精神的・肉体的な礎を築くこと。また自ら考え目標へ向かって努力する姿こそが海曹たる所以であり、後進の目標となる姿でもある故、本課程は海曹昇任への登竜門に過ぎず、これまでの自分と一線を画し、真剣に努力してもらいたい」と訓示した。
 これからの海上自衛隊の中核を担うにふさわしく、入校した海曹予定者課程学生の姿は、はつらつとしていた。

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