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自衛隊ニュース   1068号 (2022年2月1日発行)
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雪月花
 市ヶ谷に勤務した大抵の人は目撃しているのではないだろうか、一日中行列の絶えない店がある。四ツ谷駅から防衛省に向かう途中にあるカツレツ屋だ。朝10時にはもう開店を待つ人が並び始める、瞬く間に表の歩道に繋がる。並んでいる若い人に聞いてみると東京で一番美味しいカツレツ屋さんだと言う、東京中のカツレツ屋さんを踏破したかのような熱の入れ方だった。定食が千百円からで決して安いとは言えないが毎日この状態が続いている。昨年の暮れには有楽町数寄屋橋の宝くじ売り場に行き当たった。高額賞金が良く出ると言う伝説のあの売り場である。朝10時頃だったがもうすでに長い列ができている。最後尾の表示板を掲げた警備の人に聞いてみると今現在で4時間は並ぶだろうとのこと。後で見たテレビによれば終日こんな調子で近くのビルを一周したそうだ。パンダが生まれたとか美味しいお店が出来たとか何かにつけて日本人は並ぶことが好きだと言われるが筆者はどんなに美味しいものや珍しいものがあっても長時間並ぶのは苦手である。しかし、生きていくために必死の行列も見受けられる。年末恒例になっている大都会での炊き出し、東京・新宿の公園には何とか新年を迎えるために食を求める行列が毎年できる、随分前から続いている。神戸でも1995年の震災以来27年間炊き出しを行っており、寒空の下長い行列を作っている。この人たちには命をかけた行列である。また、海外でも生きるための行列があちこちで出現している。タリバンが復権したアフガニスタンでは脱出のための航空機に乗り込もうとする人たちは当初は整然と行列を作っていたようだが時間が経つほどに、我先にと修羅場のようになってきた。アジアの何か国でも圧政に耐えられず母国を離れんとする人たちの行列も目立ち始めた。誰もが平等で行列のいらない世界が出現することはあるのだろうか。

第7代陸上自衛隊最先任上級曹長・根本准尉が退官
 1月25日、防衛省A棟儀仗広場で、第7代陸上自衛隊最先任上級曹長の根本和男准陸尉の退官行事が行われた。根本准尉は陸自初となる米陸軍下士官リーダーシップセンター留学生名誉殿堂に殿堂入りする等し、コロナ禍で制約がある中も日米協力・交流に積極的に取組んだ。語り草となっている観閲式で披露した美しい空挺降下は、後輩隊員の見本となった。
 1985年に入隊した根本准尉は、多くの職員に見送られながら36年間の自衛官人生に別れを告げた。

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