防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年2月15日号
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防衛モニターが部隊研修
《福岡地本》
勉強会や駐屯地見学で理解深める
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 福岡地本(本部長・山澤將人1陸佐)は1月22日、福岡地本飯塚地域事務所での勉強会に引き続き、第2高射団(団長・保松秀次郎陸将補)の支援を受け、飯塚駐屯地研修を実施した。同モニター制度は、福岡地本が平成18年から実施しており、この日の研修には5名のモニターが参加した。
 飯塚地域事務所では、入隊者から後輩へ向けた数々のメッセージが掲示され、入隊者の声を各モニターは興味深く眺めていた。勉強会では、副本部長の須藤事務官が「防衛省・自衛隊の国際関係業務」と題し、内局での各種の経験を踏まえて講話した。その後、渉外広報班長が自ら参加した東ティモールでのPKO活動について、逸話や各種写真を交えて紹介した。
 勉強会終了後、場所を飯塚駐屯地へ移し、第2高射団副団長・出口政治1陸佐を交えた会食の後、整備工場、女性隊舎、広報館見学を行った。会食では、出口副団長から話題沸騰の「ボタ山カレー」についての紹介が行われ、モニターからは「次は是非とも“ボタ山カレー"を味わいたい…」との声も。最後に見学した広報館では、展示されている隊員手作りのジオラマの数々に驚きの声を上げ、特に「対空戦闘」のジオラマでは、侵入した敵機への対応が分かり易く表現されており、各モニターに大好評だった。
 女性防衛モニターの部隊研修は今回が最後となり、3月の委嘱終了式で1年間の活動を終了する。


訓練研修を視察
《熊本地本》
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 熊本地本(本部長・川瀬昌俊1佐)は1月28日、熊本県山都町に所在する大矢野原演習場において、第8師団(師団長・木崎俊造陸将)が実施した防衛議員連盟、西方オピニオンリーダー及び協力団体等に対する「20FTX」訓練研修を視察した。
 研修参加者は、熊本県防衛議員連盟、八代市防衛議員連盟、オピニオンリーダーをはじめ、熊本県防衛協会、熊本県防衛協会青年部会、熊本県隊友会、自衛隊父兄会熊本県支部連合会、大矢野原演習場周辺対策期成会の各会長及び地元山都町住民代表等122名。
 研修は、はじめに第8師団広報室によるブリーフィングで訓練日程・内容、参加部隊の紹介、訓練の概要が説明された。参加部隊の紹介では、米軍はルイジアナ州兵であることが紹介された。ルイジアナ州はジャズの都ニューオリンズが有名だが、ハリケーン・カトリーナの被災地としても知られている。今回参加の州兵はカトリーナ災害時も派遣されており、昨年もハリケーン・グスタフの災害派遣を終了したばかりということであった。州兵とは、平時において州知事の管轄下にあり、災害派遣や治安維持に当たり、有事においては、連邦政府の招集に応じ現役に編入され、現役陸軍の増強・支援に当たる。研修参加者の中には、災害派遣を要請する側の地方自治体議員の方や隊友会の予備自衛官もおり、州兵が災害派遣を担当しているということに好感を持った人も多かった。
 約30分のブリーフィングが終わると研修者は演習場内に移動し、実際に訓練が行われている状況を見学することとなった。見学時に行われていた訓練は、前段3日間における機能別訓練であり、米軍は、自衛隊に対して第一線救護の教育を担当し、実戦や大規模な災害派遣活動の経験から、行動時における治療・後送系統など自衛隊員の各種救護能力を高めるための教育を映像や通訳を通じて行っていた。一方、自衛隊側は、軽対戦車誘導弾や120mm及び81mm迫撃砲等の自衛隊装備品に関する操作要領等を米軍に教えているところを見学した。
 熊本地本では「今回の研修は天候にも恵まれ、自衛隊と米軍の友好親善及び連帯感を肌で感じてもらい、日米共同訓練の真摯な姿を確認してもらうことができた。また、この種研修の実施により、日頃から不安感を持たれている地元の方々にも少なからず安心感を与える良い機会であるとともに防衛議員連盟の皆様をはじめ協力団体の皆様に、より一層の防衛基盤の拡充・強化が図れた」としている。

北部方面隊英語能力コンテスト
予備自衛官が同時通訳行う
《札幌地本》
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 札幌地本(本部長・山下純夫1陸佐)に所属する公募予備自衛官(語学)の森下義亜予備2陸曹は1月13日から15日の間、北部方面総監部が実施する「平成20年度方面隊英語能力コンテスト」の同時通訳を支援した。
 同コンテストで同時通訳をするのは北部方面隊でも初の試みで、今回は5個地本(札幌、函館、大阪、兵庫、岡山)から公募予備自衛官5名が参加し、コンテスト参加者の英語による発表を同時通訳した。森下予備2曹は、日頃から職務等で英語を使用しているものの、レシーバー兼イヤホンを装着しマイクに向かう同時通訳は初めてであり、また、コンテスト参加者の評価に繋がる支援とあって緊張した面持ちで通訳に集中していた。
 また、森下予備2曹はコンテストの終了にあたり、「軍事英語の知識は豊富ではありませんが、公募予備自衛官5名全員が発表者の緊張を肌で感じつつ一致協力して通訳という任務に取り組んだため、私にとっては強い連帯感を感じる貴重な体験となりました。自分自身が自衛隊の一員であることに誇りを持ち、引き続き予備自衛官としての責務を全うしていきたいと思います。また、親身になって支援を支えて下さった隊員の皆様に厚くお礼申し上げます」と感想を述べた。
 札幌地本は、本コンテストのような公募予備自衛官の能力を十分に活かせるような機会に公募予備自衛官を参加させ、積極的に制度広報に取り組んでいくとしている。

採用説明会を実施
《山形地本》
6年ぶり 制度理解の促進図る
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 山形地本(本部長・日向和敏1陸佐)は1月15日、山形大学で「防衛省一般幹部候補生採用説明会」を実施した。この説明会は、大学生を対象に一般幹部候補生及び事務官・技官などの採用の制度を理解してもらうことを目的として6年ぶりに行われた。
 はじめに東北防衛局から事務官・技官採用についての制度説明が行われ、その後、募集課長の井上2海佐による自衛隊の任務及び各種活動について、パイロットとしての実経験を織り交ぜた説明がされると、参加した学生からは興味深げに聞き入るものや、各種募集種目に関する質問も飛び交い、関心の高さが伺えた。
 山形地本では、本説明会により自衛官採用制度に対する理解の促進及び自衛隊への興味の醸成を図ることができたものと確信し、今後とも引き続き積極的な募集広報を実施していきたいとしている。

本部前電光掲示板に募集メッセージ
《神奈川地本》
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 神奈川地本(本部長・江之口讓1海佐)は、「予備自衛官補(一般・技能)」の志願表受付が1月5日から開始されたことに伴い、昨年移転・開庁したばかりの本部庁舎電光掲示板で『予備自衛官補募集中』の文字を流している。
 この電光掲示板は昨年3月の新庁舎開設に伴い設置された新庁舎設備の目玉の一つで、高さ1m×幅4・3mと、その大きさから本部庁舎前を通過する歩行者へのPR効果は抜群。昨年の開庁後は、本部庁舎のお披露目もあり、戦車・護衛艦・戦闘機のシルエットに続き「陸・海・空自衛官募集中」とメッセージを流していた。今回、予備自衛官補の募集が始まり、いまだ制度の理解が必ずしも進んでいない現状に鑑み、募集課が知恵を絞り、募集パンフレットなどのフレーズを利用して「大学生・社会人のまま社会に貢献したい…そんな情熱に応える『予備自衛官補』募集中」とした。

タミヤ主催大会に広報コーナー開設
《静岡地本》
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 静岡地本(本部長・深瀬尚久1空佐)はこのほど、(株)タミヤ本社(静岡市駿河区)で自衛隊の広報活動を実施した。
 これは、(株)タミヤが主催するミニ四駆大会の場を活用し、同大会の来場者を対象として自衛隊への興味や親しみを持ってもらおうと、自衛隊後方コーナーを開設したもので、今回が初めての試み。同イベントには地元住民をはじめ、多くの来場者で溢れ賑わいを見せた。
 自衛隊ブースでは、制服試着撮影コーナーと併せて陸上自衛隊駒門駐屯地から派遣された偵察オートバイ、軽装甲機動車を展示した。来場者は普段なかなか近くで見ることのない1/1スケールの迫力に興味津々で、ミニ四駆ファンが多く集まるイベントでもあり、車両の用途や機動性等に関心が集まり、その優れた能力に感心する光景も見られた。
 また、自衛隊グッズが当たるくじ引きや自衛官等の採用に関する説明コーナーも併設された。静岡地本では、今後も広報活動を幅広く展開し、より多くの人に自衛隊への理解と認識を広めていくとしている。


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