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自衛隊ニュース   2009年9月1日号
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子供たちが学ぶ防衛省・自衛隊
《市ヶ谷台探検ツアー》
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 防衛省は8月19、20の両日に「ピクルス王子とパセリちゃんの市ヶ谷台探検ツアー」を実施した。子供たちを対象としたこのツアーでは、防衛省・自衛隊について知ってもらおうと様々なイベントが毎年催されている。今年の参加者は、2日間で父兄らを含め193人。ビデオを使用しての防衛講座、手旗信号体験、特別儀仗の見学などが企画され、子供たちは楽しみながら隊員の仕事について学んだ。また、20日には浜田大臣との懇談が設けられ、子供たちから様々な質問が寄せられた。子供たちからは「大臣はどんな1日を過ごしているのですか?」「大臣の仕事はどんなことがありますか?」などの質問がされ、浜田大臣は一つひとつ分かりやすい言葉で説明した。約15分行われた大臣との懇談はあっという間に終了時間となり、最後に記念撮影、大臣との握手をして懇談を終えた。(関連記事12面)


海賊対処1次隊
「さざなみ」「さみだれ」帰国
《呉》
アデン湾で121隻の護衛任務果たす
1
「さざなみ」「さみだれ」が5カ月間の海賊対処活動を終え、呉基地に帰国
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真っ黒に日焼けした派遣隊員を前に杉本司令官が訓示
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関係者多数が感謝の気持を込めて派遣隊員を迎える
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 ソマリア沖・アデン湾で、海上警備行動に基づき保護対象船舶の海賊行為からの防護に携わっていた第1次派遣海賊対処水上部隊が8月16日、約5カ月間の任務を無事果たし、広島県・呉基地に帰国した。第1次隊は、五島浩司8護隊司令を指揮官に護衛艦「さざなみ」(艦長・溝江和彦1佐)、同「さみだれ」(艦長・松井陽一2佐)の2艦、人員約400名で編成。今年3月14日に呉基地を出発して以来、厳しい環境条件の中、隊員が一致団結して様々な困難を克服、計41回の護衛を通じて121隻の護衛対象船舶を、1隻の被害もなく無事アデン湾を通航させてきた。
 午後2時すぎ、防衛省・自衛隊の高級幹部、関係省庁、協力団体、日本船主協会、留守家族、地元関係者ら約900人の盛大な出迎えの中、「さざなみ」「さみだれ」がE桟橋に接岸すると同時に、留守家族らは乗員にかけ寄り、約5カ月ぶりの再会をお互いに喜び合っていた。
 帰国行事は午後3時すぎから始まり、開式の辞に続いて五島指揮官が会場に整列した派遣隊員を代表して「ソマリア沖での海賊対処の任務を全て終了し、ただいま帰国しました」と杉本正彦自艦隊司令官に報告。これに対して杉本司令官は見事に任務を完遂したことを称えながら「今回の行動で自らが果たしてきた役割と成果に大いなる誇りと自信を持ち、今後の勤務の資とするとともに、更に精強な部隊の練成に向けて前進するよう」訓示した。
 なお、第2次隊(指揮官・在原政夫2護隊司令以下約420名、護衛艦「はるさめ」「あまぎり」)と派遣対処航空隊(司令・福島博1佐以下約150名、P―3C哨戒機2機)は、現在もソマリア沖・アデン湾で海賊対処活動を継続している。


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