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自衛隊ニュース   2009年3月15日号
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海賊対処法を公開
海自と海保庁が共同で事前訓練
《広島県呉市沖》
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 東アフリカ・ソマリア沖の海賊対処への海自艦艇派遣を前に、海自と海上保安庁との共同訓練が2月20日、広島・呉港沖で初めて行われ、マスコミに一般公開された。訓練に参加したのは、海自側から汎用護衛艦「たかなみ」と搭載哨戒ヘリSH-60K、また、海保庁側から巡視艇「あきかぜ」「きい」の2隻で、各々に乗艦した海自隊員と海保庁職員が海賊行為の阻止や引渡しなどの要領を役割分担しながら演練した。なお、この訓練の模様を、与党の国会議員(中谷元、佐藤茂樹、浜田昌良の3氏)をはじめ関係者が視察した。

西空創設50周年を祝う
小野田司令官「能動的な創造力発揮を」
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隊員を前に、小野田司令官が「先頭に立って明日の西空を創っていく」と力強く式辞
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 天候に恵まれた3月1日、西部航空方面隊創設50周年記念式典と祝賀会、感謝状贈呈式が来賓、招待者等約200人を迎えて行われた。
 午前9時から春日基地体育館で記念式典が行われ、西空司令官の小野田治空将が式辞の中で、西部航空方面隊の歴史、沿革について触れながら、装備体系の革新など今後の時代変化を強調、隊員に対して「変化に適応する受動的な態度ではなく、自ら変化を求め、答えを捜していく能動的な想像力を発揮するよう」、また、優秀でやる気のある新しいメンバーを確保するため、自らが「情報を発信し、若者との共感を深め、募集情報を収集するよう」要望した。次いで、歴代司令官、歴代幕僚長を代表して吉田正元空幕長(第32代西空司令官)が祝辞を述べた。
 その後、西部航空方面隊司令部庁舎で、協力者8人へ感謝状が贈呈された。
 午後1時から模様替えされた基地体育館で、地元出身の国会議員、地方自治体の首長や協力団体の長をはじめ多数の来賓を迎えて祝賀会が盛大に行われた。西部航空音楽隊の演奏の後、西警団基地業務群管理隊の隊員によるラッパ吹奏で開会となった。山崎拓元防衛庁長官、武田良太防衛大臣政務官、武居丈二福岡県副知事、津曲義光元航空幕僚長(第28代西空幕僚長)が順次祝辞を述べ、引き続き参加者は基地隊員手作りの芋煮やそば、祝賀料理に舌鼓をうちつつ、午後3時、盛会の内に祝賀会は終了した。


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