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自衛隊ニュース   2009年1月15日号
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浜田大臣「年頭の辞」
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 浜田靖一防衛大臣は1月5日、防衛省・自衛隊の高級幹部とともに「ダルマの目入れ」を大臣室で行うとともに、各駐屯地・基地の隊員に向け全国放送で「年頭の辞」を述べた。(年頭の辞全文は次のとおり)

 新年明けましておめでとうございます。平成21年の年頭に当たり、私から訓示を申し上げます。
 諸官の活動に対して、心から感謝と敬意を表する次第であります。昨年は大変多くの事案等、問題ばかりがクローズアップされた年であります。しかしながら、我々防衛省・自衛隊は、それこそ海外においてもその実力を発揮し、多くの国民の皆様方に、諸官の活動をしっかりと示していただいた結果、国内外において多くの評価を得たところであります。今年はその意味でなお一層の飛躍の年にしたい、このように思っているところであります。しかしながら、これから諸官の歩いていく道は大変厳しいものがあるわけでありますけれども、その中で一つの光明があるとすれば、それは自分たちの任務をもう一度確認をし、そして、正々堂々とその任務を完遂することである、私はこのように考えます。
 信頼と忍耐、私はこの言葉を今年の、私自身にとっても、諸官にとっても大きな言葉になるように、それを胸に掲げながら今年一年過ごしたい、このように思っている次第であります。
 私は、諸官は国民の皆様方にとって宝である、と常に申し上げてきました。そして、諸官が努力すればするだけ、その宝は大きく国民の皆様方に理解されると思っております。
 どうか今年一年精一杯力を発揮して、自分たちの任務をもう一度認識をし直して、今年一年実りある年にしていただきたいと思います。諸官の活躍を心から祈って私からの年頭の辞とさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。


空自イラク派遣輸空隊帰国
《小牧》
麻生首相「日本の活動は高い評価を受けた」と労う
5年間で821回、人員5万人、物資673トン空輸
空自イラク復興支援
クウェート、イラク間の空輸で使用したC―130をバックに関係者が一堂に
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 12月24日航空自衛隊小牧基地で、イラク復興支援特別措置法に基づきクウェートを拠点として空輸活動に当たってきた航空自衛隊イラク復興支援派遣輸送航空隊の隊旗返還式が麻生太郎総理大臣臨席のもとに厳粛に行われた。隊員や家族、来賓としてクウェート大使や小泉純一郎元総理大臣、中曽根弘文外務大臣、石破茂農林水産大臣、中谷元元防衛庁長官ら約540名が出席した。2003年12月に航空自衛隊先遣隊を派遣してから5年、この間の空輸は821回になり、人員約46500人、物資約673トンを空輸した。
 第16期イラク復興支援派遣輸送航空隊司令北村靖二1佐が航空支援集団司令官織田邦男空将に帰国報告の後、隊旗返還式が行われた。内閣総理大臣特別賞状と楯が麻生首相より北村隊司令に手渡された。その後北村隊司令から織田司令官へ、織田司令官から浜田防衛大臣に隊旗が返還された。訓示で麻生首相は「日本の活動は各国から高い評価を受けた、自衛隊の最高指揮官として諸官を誇りに思うとともに深く敬意と感謝を表する」と労い、続く浜田防衛大臣は「任務を完遂し、全員無事に帰国された派遣隊員諸官の労をねぎらいたいと思います。派遣隊員の留守を守り、心の支えとなってこられたご家族に深く敬意を表しそのご苦労とご理解に深い感謝を申し上げます」などと語った。12月5日に編成したイラク復興支援派遣撤収業務隊員130名が今年3月に帰国し、全ての活動が終了する。


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