防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   993号 (2018年12月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部
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女性の活躍に目を輝かせ… 入隊希望者部隊見学
<群馬>
 群馬地本高崎地域事務所(所長・西堀豊2陸尉)は、入隊希望者に対し相馬原駐屯地(飛行場地区)の支援を受け部隊見学を実施した。
 第12ヘリコプター隊第2飛行隊では整備員の概要説明のもと大型輸送ヘリの見学をし、山林火災でバンビバケットと呼ばれる資器材を航空機に取り付ける方法など仕事内容を学んだ。多くの女性が整備の現場で活躍しており、当隊では航空機1機を女性隊員が担当していると説明を聞いた入隊予定の参加者は、「航空機整備は女性にも活躍できる場所があるのですね」と目を輝かせていた。
 東部方面管制気象隊第5派遣隊では、航空機の飛行に必要な天気の予報と観測を行う気象班の説明を受けた。
 気象班では、丁度今年度入隊した2名の隊員のOJT教育中であったため、自衛隊に入隊して良かった事、困った事など年齢の近い隊員と話ができ入隊への不安を少し取り除く事ができた様子だった。
 群馬地本は「近隣部隊の協力を得て部隊見学を受け入れ、受験者や入隊予定者の不安解消に取り組んで多くの入隊者を獲得していきたい」としている。
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第12回HEART BOAT MIE
土のう作り体験も大好評

<三重>
 三重地本(本部長・鹿子島洋1陸佐)は、10月28日三重県津市の津競艇場で実施された東日本大震災復興チャリティーイベント「第12回HEART BOAT MIE」に広報ブースを展示し、募集広報活動等を実施した。
 本イベントは、東日本大震災の復興チャリティーイベントとして過去11回実施されており、今回で12回目となる。当日は、ボートレース場の構内で様々なイベントが実施される中、自衛隊の広報ブースとしてライフハック体験など各種の体験や展示を行い、約4000人の来場者に自衛隊の活動についての理解を深めてもらうとともに、隊員とのふれあいを通じて親近感の醸成に努めた。
 ブース内容は、復興チャリティーイベントとしての参加となることから、いざという時のためのライフハック体験として「崩れにくい土のうの積み方」、「災害時に役立つロープワーク」のほか、VRゴーグルによるブルーインパルス飛行体験、制服試着、缶バッチ製作、自衛官候補生等採用上限年齢引き上げの周知のための募集広報活動を実施した。
 制服試着や缶バッチ製作は、人気の広報ツールとしてイベントでは常に好評を得ているが、今回初めて土のう作り体験としてブース展示に取り入れたところ意外と好評を得て、小さい子供から大人まで次々と体験に参加し、ブース担当者は休む暇なく大汗をかきながら対応していた。参加者は、「土のうってこんなに硬くなるの」「何段くらい積めるんですか」「きれいに積むのは難しいですね」などと体験した感想を話していた。
 また、自衛官候補生等の採用年齢が33歳未満に引上げられたことを広く周知しようと大型の看板を設置し、広報チラシを配布して自衛官適齢者の情報獲得に努めた。「自分は、もう無理だけど、知り合いに話してみます」「おっ、俺まだいけるわ」など様々な反応であったが、まだまだ周知が足りないことを実感した。
 三重地本は、「今後もあらゆる機会を通じて周知を拡大させ、募集広報活動を行っていきたい」としている。
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隠岐の島で艦艇広報
<島根>
 10月17日、島根県隠岐の島町西郷港にて、海上自衛隊舞鶴基地所属の「水中処分母船1号(YDT‐01)」の一般公開が行われ、島根地本(本部長・長谷川敬1陸佐)が支援した。
 当日は、島内の高校生、近隣住民など約100名が見学に訪れ、水中処分母船の潜水員昇降機や潜水員作業区画などを見学し、機雷除去任務等について理解を深めていた。
 あわせて、艦艇周辺で島根地本による広報活動も実施され、ミニ制服試着コーナーや地元防衛協会主催によるカレー試食なども行われた。特に、カレー試食は、海上自衛隊のカレーが食べられるとあって、来訪者に好評であった。
 隠岐の島は約1万人が居住する国境離島であり、竹島問題も身近であることから島民の防衛意識は高く、また、自衛官募集への理解も深く、昨年度は隠岐の島地区(島前・島後地区)から7名の入隊者を輩出しており、今年度も昨年度に匹敵する見込みである。
 今年の8月より島根地本の隠岐の島駐在員事務所長に着任した田原永紀3陸佐は、初めての艦艇広報の支援に際し「隠岐の島に着任して改めてこの島の防衛意識の高さを実感することができた。今後も自衛隊の広報及び多くの入隊者を確保するため、艦艇寄港の機会を活かし、隠岐の島の更なる防衛意識の向上に寄与したい」と意気込みを新たにした。
 島根県内に海上自衛隊の基地は所在していないが、島根地本は、「今後も県内各地の港での艦艇広報を積極的に実施して、多くの県民に自衛隊への理解を深めてもらう機会を提供し続けていく」としている。
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礼儀正しい隊員に感動
合同企業説明会

<奈良>
 奈良地本(本部長・前田肇事務官)は9月10日、奈良ロイヤルホテルにおいて「平成30年度奈良地区合同企業説明会」(自衛隊援護協会大阪支部主催)を担任した。
 県内雇用協力企業27社と退職を予定している奈良県出身隊員等25名が参加した。
 今年は、隊員の声に応え、時間を30分間延長して実施した。面談が始まると、参加隊員はそれぞれ希望する企業ブースに赴き、担当者から説明される職務内容や雇用条件等について真剣に耳を傾け、積極的に質問していた。
 初参加の企業8社の担当者からは、「大変礼儀正しく、採用したい隊員が沢山いました。このような機会を頂きありがとうございました」との声が多く聞かれた。
 奈良地本は、「今後も、早期の内定獲得に努め、隊員に対する適職援護を実施していきたい」としている。
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じもと×しごと発見フェア
参加者417名、出展企業32社

<旭川>
 旭川地本(本部長・山崎誠一1陸佐)は、11月12日、旭川地場産業振興センターで開催された「じもと×しごと発見フェア」にブースを出展し自衛隊の魅力を参加者に伝えた。
 本事業は、北海道が主催する「地域若者就業定着支援事業」のひとつで、旭川市と旭川青年会議所との共催で行われた。
 フェアの目的は、若者が地元で長く安心して働けるよう、就職活動前に自分の住んでいる地域の仕事や企業を知るための展示会であり、主に高校1、2年生が主体となった今回は、参加者417名、出展企業も32社となり昨年度よりも一回り規模が大きいものとなった。
 当日は、スタンプラリー方式で参加者が参加企業等のブースを周遊し、写真展示、業務内容の実演や体験談を熱心に聞いていた。
 自衛隊のブースを訪れた女子高生からは、「大変興味深い話が聞けました。自衛隊さんに怖いイメージ持っていましたが、話してみて優しく親しみやすいと感じました。これまでの印象が変わりました」との感想が聞かれた。
 引率した教諭からは、「是非、継続して欲しいイベント。次回は進学希望者も含め、より多くの生徒を参加させたい」との声も挙がっていた。

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