私は、平成20年7月、航空自衛隊を定年退職しました。
在職中は、防府南基地(航空教育隊)で新隊員の教育班長、基地広報係、自衛隊山口地方協力本部で広報官として募集業務に勤務させて頂きました。結果的に多くの人と接する業務に携わっている期間が長かったので再就職も人と接する仕事に就けたらと希望しておりました。このような時、基地援護室から社会福祉法人防府市社会福祉事業団の採用試験を勧めて頂き、お蔭様で知的障害者厚生施設防府市大平園に支援員(嘱託職員)として再就職することが決まりました。
大平園は、園長以下16名の職員で利用者(男性約20名、女性役約名の知的障害者)の方々を24時間体制で交代しながら日々の生活支援を行っている施設です。
私の仕事は、利用者の方の洗面、清掃、食事、入浴、散歩、室内作業、通院、買物等に関し利用者の方が一人では難しいところの生活支援を行っています。
最初は声かけするにも名前を覚えていない、また、個々の利用者の方が一人でどこまで自分の事ができるのか把握もできていないせいもあって、どこまで手を差し伸べたら良いのか判らず戸惑うことばかりでした。しかし、園長を始め職員の方が現場で実践を通じ御指導して下さり、また、利用者の方から幾度も助けて頂き、何とか今日まで勤めることができたと思います。
これからも日々努力を怠ることなく施設関係者と利用者の方々に信頼を得られる支援員を志したいと思います。
最後に、私は自衛隊在職中にホームヘルパーの資格を取得したお蔭で現職に再就職することができました。
これから定年退職を迎え再就職を考えておられる隊員へのアドバイスとして、早い段階から自分の方向性を見極め、再就職に必要な資格を自衛隊在職中に取得しておくことをお勧め致します。
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