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   2007年7月15日号
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19年度 地本出陣式
《大分》
士気高揚と目標達成を祈願

 6月29日、大分地本(本部長・澤野一雄1陸佐)は広報員等の士気の高揚と年度の各種目標達成を祈願して、平成19年度自衛隊大分地方協力本部出陣式を実施した。式には、大分県連合自衛官募集相談員会会長を始め各地区自衛官募集相談員会会長等8名の来賓を迎えて、本部長訓辞に始まり、来賓激励の言葉、各課代表による19年度決意表明、19年度目標達成祈願「達磨目入れ」、勝ち鬨の順番で行われた。
 決意表明では、総務課及び女性を代表して関事務官と芹川2曹が「新たな任務と体制で、新生総務課全力投球!」と発声し、決意を新たにしていた。
 また、「達磨目入れ」では、前本部長の光永1佐から寄贈された高崎達磨に、各課所代表が順番に筆と墨で目を入れていき、最後に、本部長が決意表明を書いた用紙を達磨の中に納めて、各種目標達成を祈願した。


防大父兄会 総会を開催
《福井地本》

 福井県防衛大学校父兄会は6月23日、福井地本(本部長・中村忍1海佐)3階会議室で総会を開催した。
 石田会長が挨拶で、「福井県から今年新しく3名の学生が入校しました。これで11名の学生が勉強、訓練に励んでいます。父兄として、協力していきましょう」と述べた。続いて本部長が、「私には3人の子供がいます。一番下の子(現在高校1年生)には、防衛大学校を受験させます。私が成し得なかった防衛大学校にご子息が入校されていることに羨ましく思っています。本日は、盛会に開催されおめでとうございます」と祝辞を述べた。
 議事として、平成18年度活動報告及び収支決算報告が出され、続いて平成19年度事業計画及び予算案などを審議し、全会一致で承認、可決された。
 新会長には、全会一致で清水氏が選任された。
 総会に引き続き、ビデオレター上映並びに懇談会を開き、新入生の父兄からは、「メールや電話での連絡はしていますが、なかなか返事が返ってこないので不安です」「便りがないのは、無事な証拠だと思って過ごしています」などの意見が出された。ビデオレター上映では、新入生3名の凛々しい制服姿でのメッセージが映し出され、子供の成長した姿に見入っていた。


新隊員3名が母校訪問
《山梨》

 山梨地本大月地域事務所は6月26日、北富士駐屯地での前期教育課程の修了に伴い新隊員の母校訪問を支援した。
 今回、母校である県立谷村工業高校を訪問したのは、この春に同校を卒業し第1特科隊教育隊で新隊員前期課程を修了した渡邉亮太2陸士、杉本智明2陸士及び佐藤将司2陸士の3名。輿水又幸校長をはじめ恩師の教師らとの面談を行い、自衛隊に入隊して感じた事や日頃の訓練の様子などを話した。教師たちからは休日の過ごし方や集団生活の感想など様々な質問がされ、学校側の自衛隊への関心の高さが伺えた。
 山梨地本では部隊や隊員の協力を得ながら積極的にハイスクール広報を展開していきたいとしている。


「南極の氷」を贈呈
《鹿児島地本》

 鹿児島地本(本部長・佐藤俊也1海佐)は6月26日、鹿児島市立明和小学校に南極の氷を贈呈した。
 この氷は砕氷艦「しらせ」が南極から今年4月に持って帰ってきたもので、贈呈式には5、6年生約200人が参加、地本広報班長から児童2人に氷が渡された。
 広報班長が南極と「しらせ」についての説明を行い、続いての質問タイムでは「南極にはどんな生き物がいるのか?」「昭和基地には何人いるのか?」といった多くの質問が出されるなど子供たちの好奇心旺盛さが感じられた。
 その後は、みんなで氷に触れたり、氷の中の気泡が弾ける音を聞いて楽しみ、最後は、児童の代表から「2〜4万年前の貴重な南極の氷に触れる機会を与えてくれてありがとうございます」と感謝の言葉が述べられた。
 翌日、氷は職員室の前に展示され、1〜4年生も南極の氷を楽しんだ。


募集協力者ら対象にヘリ体験搭乗を実施
《熊本地本》

 熊本地本(本部長・日笠玲治郎1陸佐)は6月9日、天草空港で西方ヘリ隊(目達原)の支援を得て、市の募集事務担当者、学校教諭及び募集協力者等20人を対象に、募集基盤の一層の拡充を図る事を目的に、ヘリコプター(UH-1)による体験搭乗を実施した。
 天草における体験搭乗を実施した背景には、学校説明会を40校全てに満足に行えていないことや、人口9万7200人という県下では3番目の大きな市であるにもかかわらず、募集対象人数は人口4万5600人の玉名地区と同じという厳しい状況を何とか改善しようとするものである。
 当日は晴れ渡り、絶好の飛行日和となり、参加者は航空機や天草空港をバックに記念写真を撮ったり、さらに飛行中でも、眼下に広がる風景をカメラに収めていた。体験者に搭乗後の感想を聞いてみると、「空からみる天草の雄大な風景と島原普賢岳の眺めが、とても素晴しく、楽しかった」「自衛官の仕事ぶりを身近にして、感慨深いものがあった」などとても好評で、有意義な体験搭乗であった。
 熊本地本では、これからも自衛隊に対する理解と認識を深めていただくため、沢山の体験搭乗を計画するとしている。


呉音が学校演奏会
《島根》

 島根地本(本部長・加藤誠1陸佐)は、6月7日に安来市立広瀬中学校で、6月8日に雲南市立木次中学校で、海上自衛隊呉音楽隊(隊長・樋口好雄1海尉)による学校演奏会及び演奏指導を支援した。
 今回は、各校とも全日本吹奏楽コンクールを控え、課題曲である「ブルースカイ(広瀬中)」「光と風の帰り道(木次中)」をリクエストするとともに、音楽隊が選曲した「ゴットファーザー?」、「オールウェイズラブユー」など7曲のプロの奏でる演奏に一般客を含め全員が魅了された。
 アンコールでは各校の「校歌」と最後に海上自衛隊音楽隊定番の行進曲「軍艦」が演奏され、全校生徒及び教職員らの手拍子で会場は盛り上がり、1時間の演奏時間はあっという間に過ぎた。
 演奏指導では、各校とも楽器毎に分かれ、音楽隊員による懇切丁寧な指導により吹奏楽部所属の生徒はより一層真剣さを増し、絶好の機会とばかりノウハウとテクニックを全て吸収しようとする意欲と熱意に満ちあふれていた。
 参加した生徒は「短い時間でしたがプロの奏者からの指導は大変有意義であり、楽器を扱う上での基礎の重要性が身にしみて理解できました」「迫力ある生演奏をまた聴きたいです」などの感想を述べた。
 各演奏会においては、学生、教職員のみならず地域住民も鑑賞に訪れ、参加者数は広瀬中学校380人、木次中学校350人となった。また、市町村の有線放送でも繰り返し、当日の演奏状況や学生の声が放送され、呉音楽隊の紹介とともに本演奏会は地域により密接なものとなった。
 島根地本では、今後も積極的に学校演奏会及び演奏指導を支援し、青年層に対する防衛基盤の拡充を図っていくとしている。


北の要塞を研修
《栃木地本》

 栃木地本(本部長・二見弘幸1陸佐)では6月19日から21日にかけて、自衛隊の理解と国防についての意識を高める「北方研修」に県内協力団体役員等25名を案内した。
 19日、入間基地を特別便のYS-11で飛び立った参加者は一路千歳基地へ。到着した航空自衛隊千歳基地では、戦闘機が離着陸する爆音に思わず耳を抑え、航空機の数、基地のスケールの大きさには目を丸くした。また、政府専用機の見学では、「自衛隊がこの任務を負っていることを、一般の方々は知らないのでは? もっとPRすれば自衛隊のイメージも変わるのではないでしょうか」との意見もあった。
 翌日訪れた陸上自衛隊真駒内駐屯地では、参加者全員生まれて初めての戦車試乗を体験。同乗の隊員が質問攻めにあうほど興奮した体験試乗となり、「自衛隊の物は『秘密』が多くて、民間人には公開できないとばかり思っていましたから、まさか乗れるなんて思いませんでした」と、感激した様子だった。


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