専門生らが陸自研修
《埼玉》
広報センター等で理解深める
陸自広報センターでは思い思いに見学。自衛隊への理解を深めた
埼玉地本(本部長・園田郁夫1陸佐)は6月5日、東京IT会計法律専門学校生71人、教師4人による陸上自衛隊広報センター及び朝霞駐屯地研修を支援した。
この研修は、同校の公務員志望の学生らに職場を研修させ、職業選択の一考とさせるため学校側から依頼があり、地本側もその趣旨に賛同し、県内駐屯地・基地研修を毎年支援しているもの。
東部方面輸送隊の支援により広報センターに到着した専門学校生らは、広報センターの概要説明を受けた。続いて埼玉地本広報室長・西山2佐が「陸上自衛隊の概要」についての教育をし、中でも陸自の幅広い職種についての説明には、学生たちは興味深く聞き入った。引き続き、自衛隊の活動や歴史について紹介するビデオを視聴したあと、朝霞駐屯地内の隊員食堂へ移動し昼食をとった。食欲旺盛な若者らしく、溢れるくらいに盛ったハヤシライスを残さず食べていた。
午後からは、駐屯地内施設の紹介、東部方面総監部前における司令部業務等の紹介のあと、再び広報センターに戻ってセンター内を自由見学し、研修を終了した。
埼玉地本は、部隊研修や各種イベントなどを通じて多くの青少年に自衛隊の活動を積極的に紹介していきたいとしている。
教職員に自衛官採用制度を説明
《山形地本》
山形地本(本部長・津田智雄事務官)は6月12日、神町駐屯地で高等学校等教職員に対する自衛官採用制度説明会を実施した。
この説明会は、自衛官採用制度に対する理解を促進し学校広報の強化に資することを目的として例年行っており、今年は昨年を上回る30校(短大1校含む)から進路指導担当教諭の参加が得られた。最初に募集採用業務の概要、募集状況、各種募集種目の説明及び航空学生制度の紹介があり、参加した教職員はメモを取りながら説明に熱心に耳を傾けていた。制度説明後、場所を隊員食堂に移し、今年3月に入隊した新隊員を交えた体験喫食が行われた。近況を語る隊員との会話の中から生徒の成長を実感しつつ、楽しい時間を過ごしていた。昼食後は駐屯地史料館等を見学したあと、訓練場に移動し新隊員の戦闘訓練を見学した。厳しい訓練に取り組んでいる教え子の姿を目の当たりにして、改めてその成長ぶりに感心していた。
山形地本では、教職員の自衛隊に対する関心の高さを感じるとともに、より多くの学生が自衛官採用制度の理解が得られるよう学校広報を強化していきたいとしている。
US-1A体験搭乗
《山口地本》
山口地本(本部長・中原茂樹1空佐)は6月16日、海自第31航空群(司令・植月政則海将補)の支援を受けて、US-1A体験搭乗を実施した。
今回の体験搭乗は、山口県東部に位置する岩国、周南、柳井地域事務所の管轄地域から対象者を募って行われ、高校教諭及び募集相談員等41人に対して体験搭乗を行い、自衛隊に対する理解と認識を深めさせるとともに募集効果の向上を図った。
当日は募集説明、基地説明、体験搭乗説明などに続き、午後からは資料館見学、航空機見学、体験搭乗を行った。参加者たちは楽しい時間を過ごしたようで、見学や体験搭乗で感激したとの感想が聞かれた。