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   2005年1月15日号
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新成人の抱負
<神町>
20普連3中隊  1陸士 上野 晋
 一昨年の3月25日に、私は学生生活に終止符を打ち、まだ肌寒い中でここ神町駐屯地の土を踏んだ。
 これからどんな事が待っているかと、不安と興奮に胸を高ぶらせたあの頃、それは恋に似たような気持ちだった。社会人、公務員、成人、呼び方はいろいろあるが、自分はまだ10代。そう簡単に成人と、ましてや自衛官とは自分では呼びがたい。
 しかし、8月。山形市で花笠を踊り舞う自分たちに、歓喜の声が上がった。
「頑張れ、自衛隊!!」…。
 自分は気づいた。自分に期待、そして必要としている人々のため、自分は頑張るんだということを。
20普連重迫中隊 陸士長 菅原雄太
 早いもので今年20歳となります。いわゆる、ハタチと言うやつでしょうか。もう成人です。
 自衛隊に入隊して、2年になります。入隊した当初18歳でしたが、新隊員前期教育の班の中で、見た目が18歳に見えない事から『18』というわからないあだ名をつけられてから、もう2年が過ぎました。
 ちなみに、何歳に見えるかと同期に質問したら、20代後半から30代後半まで曹長クラスと言う答えまで出ました。確かに自分で書くとむなしくなりますが、自分は20歳と思えない老け顔です。さらに、趣味も少々若者らしくありません。これではかなりいけてない気がします。
 ですから、これからは20歳になるのですし、若者らしく、楽しく素晴らしくそして美しく生きていきたいと思います。
<弘前>
39普連1中隊 陸士長 芦田祐輔
 私は1年間持続走訓練を主として頑張ってきました。毎日、1分1秒でもタイムを縮めて連隊の選手になれるように努力してきました。今年は選手になれる夢はもちろん、チームのために貢献できるように頑張っていきたいと思います。
 また、2005年は、スキー訓練も頑張っていきたいと思います。前回は年を迎える前に選手から外されてしまいとても悔しい思いをしたので今年は荷物を持っても持たない時と同様に滑れるようにしたいと思います。選手に選ばれるように頑張っていきたいです。
<上富良野>
4特群本部中隊 陸士長 前多美那
 入隊当初は、何もかもが初めてのことばかりでとまどいの連続でしたが、ここまでやってこられたのは先輩方の指導のお陰と思っています。訓練時は時には厳しく指導されましたが、いつも優しく分かり易く、色々なことを教えてくれました。
 成人を迎えるにあたって私も大人の仲間入りをするので、今までとは違った「大人としての責任感」を持ち、自分の行動に責任を持ち、先輩方のように後輩の指導が出来るように日々向上心を持ち生活をしていこうと思います。そして日夜勉学にも励み、目標である陸曹を目指して努力して行きたいと思います。
<久留米>
4特連5大13中隊 陸士長 江口賢典
 このたび20歳という年を迎えることが出来たのは今まで育ててくれた親のおかげだと思っています。家庭の経済が厳しい中、習い事や私がしたいことには反対もせずさせてくれたので言葉には表現できないほど感謝の気持ちでいっぱいです。これから成人の一員として、未成年の頃には何事も人に頼りきりのところがあったのでそれをなくしていかなければと思いました。
 それから、仕事面では最初の頃は右も左も分からなかった私に先輩が優しく1から10まで親切に教えてくれたのでとてもうれしく思っています。これも回りの先輩方の暖かい指導があったからこそ今の私がいると思い後輩にも私が受けついだ事を指導して行きたいと思います。
<名寄>
3普連2中隊 1陸士 佐藤一道
 成人を迎えた。だけど20歳になったからといって大人になったとは言い切れない。大人とは自由と責任の領分をきちんと見極めなくてはならない。それを見極めるにはそれ相応の時間がかかると思う。早い人は20歳になる前からそれを見極めてもう大人の人もいる。
 だから僕は、20歳とは今までの延長に過ぎないと思っている。大切なのはいかに自分が成長して、それを上手く見極めるかにかかっていると思う。だからこれから僕たちは、いろんな事を経験して自分を鍛えていくことが大人への近道だと思う。そのためには日々の訓練を真剣に考え、真剣に打ち込むことが大切だ。僕はそのことを忘れず、立派な大人になりたいと思う。そして、そうなったときは同時に立派な陸曹でありたいと思う。
3普連重迫中隊 1陸士 御田村幸宏
 成人の抱負として、まず年齢に見合った人間に成ることです。何故このような抱負にしたかというと、近年になって成人式での成人達による暴動が大きくニュースで取り上げられているからです。そしてどの様な人間が成人と呼ぶにふさわしいかを考えました。 まず、マナーを守れる人間、他人を思える人間だと思います。この二つの事項は、今の僕には出来ていない事でもあります。これから日々精進して、これらが出来る人間になろうと思います。そして、暴動が起きた時に素早く止めに入れる様な人間に成ろうと思います。

<活躍するOBシリーズ>
頑張っています 新しい職場
鹿屋市教育委員会 大姶良地区学習センター 吉田 健
平成15年6月、舞鶴航空基地隊を1海佐で定年退職。56歳
 私は鹿屋市にある大姶良地区学習センターの館長として勤務しています。職員は2人で、仕事の内容は、生涯学習のための各種講座の開設、青少年の健全育成及び明るいまちづくりのための各種事業計画・実施です。2人しかいませんのでお互いに意思の疎通を図り、仕事に漏れがないように注意しています。
 1年目はいろいろとわからないことばかりでしたが、多くの方々に教えていただいたおかげで2年目の今年は、仕事にも慣れ、ある程度余裕をもって対応することができるようになりました。
 勤務する上で一番苦労することは、諸事業を計画する場合に、いかにして人を集まるかということです。学習センターだより等の配布、事業開催案内の手紙の送付、町内放送を使っての呼びかけなどをやっていますが、期待するほどの人が集まりません。個々に電話して参加を呼びかけることもあります。
 うれしいこともあります。講座等に参加した方々が、成果を慶んでくださることです。特に、一年の成果を発表する生涯学習まちづくり大会では、地区の幼稚園・保育園児、小・中学生にも参加してもらっており、地区の方々も楽しみにしておられ、ふれあいの場としての役割っを果たしていることはとても嬉しいことです。
 今後もいろいろな方々のご指導・ご協力を頂きながら、地域に根ざした学習センターとしての役割が果たせるように各種事業に取り込んでまいりたいと考えています。
 鹿屋航空基地に勤務されることがありましたら、大姶良地区学習センターを是非訪ねてください。
 最後に、海上自衛隊退職後は、地域の方々との関わりのなかで働きたいという希望を持っていましたので、その希望がかなえられ、鹿屋航空基地就職援護室の皆様には大変感謝しております。また、海上自衛隊在職中の経験、指導して頂いたこと、防火管理者の資格を取っていたことなどが大変役に立っています。皆様方のご健康とご活躍を、お祈り致します。

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