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自衛隊ニュース   920号 (2015年12月1日発行)
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平成27年度自衛隊音楽まつり
テーマは「道 ROAD」、出演者約1000名
 11月13〜15日の3日間、東京・千代田区の日本武道館で「平成27年度自衛隊音楽まつり」が開催され、招待・一般の7公演に計3万9600人が来場し約2時間、音と光の饗宴を堪能した。またインターネットのストリーミング配信により、陸自第301映像写真中隊による生中継映像を鑑賞した人数は前年度比2万人以上増の6万3300人に達した。
 今年度も、陸海空自衛隊のセントラルバンドをはじめ、陸海空各地の音楽隊(単独演奏は、一般女性隊員による新規結成・フラッグ隊と共演した陸自東北方面音楽隊、歌や演技を交え『進撃の巨人』で魅せた陸自中部方面音楽隊)、全国の太鼓チーム、競演の演技隊等、陸自第302保安警務中隊、防衛大学校儀仗隊から選抜されたメンバー等が日本中から集結。「自衛隊音楽隊のファン。年に一度のオールスター共演は本当に楽しみで、前夜は眠れませんでした。三自衛隊の制服や色んな地域の太鼓チームが目の前で勢ぞろいした光景を見た時は胸がいっぱいに…感激で思わず涙が出ます」(50代主婦)。
 音楽まつりに限らず中央行事は、全国から部隊が一同に介するが、公演中、各地から集った隊員は出演者だけではない。接遇、警備、輸送、会場設営、広報等多様な任を担う大勢の要員が吹奏楽部の学生等を招いた12日のリハーサルを含め4日間の成功を力強く支えた。公演中にも、大きな楽器や大道具の出し入れを担った陸自東部方面隊の選抜隊員が紹介され、出演者に負けない大きな拍手を浴びていた。
 また今年度は、ゲストバンドとして終戦70周年を記念し自衛隊音楽まつり史上はじめて在日米軍4軍種(在日陸軍・海兵隊第3海兵機動展開部隊、太平洋空軍、海軍第7艦隊)の軍楽・音楽隊が、日韓国交正常化50周年を記念し15年ぶりに韓国海軍軍楽隊が参加した。これには、「日米韓が手に手を取って更に前へ進むきっかけに」(13日招待公演を鑑賞した中谷元防衛大臣冒頭挨拶)という防衛省・自衛隊のメッセージが込められていた。「メキシコ民謡の日米合奏は楽しかった。韓国の伝統演舞と音楽のコラボも良かった」(40代女性・会社員)と好評。ノリ良く明るい演目が多く、中谷大臣と同席した米韓駐日大使も大観衆とともに笑顔で手拍子を送る場面もあった。
今年の音楽まつりも、ハイレベルの演奏で国内外から常に高い評価を受けるセントラルバンドをはじめ各隊は先人の伝統を継ぐ演奏をしっかりと見せた。「何度見てもやっぱりドリル演奏は凄い。痺れました」(30代男性・会社員)。
 一方、初めて着剣状態でサイレントドリルに挑んだ陸自第302保安警務中隊、空自60周年記念曲『蒼き空』を披露した芦屋・入間の太鼓2チームと共演し例年の華麗さに力強さを加味した空自航空中央音楽隊、世間一般が抱く"歌姫"のイメージに留まらず、ステージ狭しと端から端まで唄いながら舞い踊るエネルギッシユさが印象に残った三宅由佳莉3海曹(海自東京音楽隊)etc、挙げればキリがないが、各隊とも意欲的に新境地を試みる場面に多くの拍手が贈られた。
 長年、自衛隊太鼓チームの指導を続けてきた山城三生准陸尉(北海自衛太鼓)は定年退職により今年の音楽まつりがラストステージとなった。声楽科出身隊員のニューフェイスとして注目を集めた入隊2年目の鶫真衣1陸士は音楽まつり初出演だった。伝統を紡いできた先人がいれば、新たな分野に懸ける若人もいる。"これまでも、これからも続く「道」"。道の一文字をテーマに掲げた今年の音楽まつり。伝統を守りつつ、新しい境地を-。今後も関係者の飽くなき挑戦は続いていく。

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